活性汚泥

2016-03-13 10:17:35 | 日記
長時間空気を吹き込み(曝気)十分な酸素を供給し、好気微生物群を人為的に加え、排水中に存在する有機物を酸化分解・凝集・吸着・沈殿分離する最も代表的な排水・下水処理法を活性汚泥法という。この好気微生物群を汚泥あるいは活性汚泥と総称する。
活性汚泥は好気性の細菌類、原生動物などの微生物や有機性および無機性物質から構成されており、最終生成物は黒色ないし茶褐色の、部分的に分解した粒状、凝集体状のもので、新しい間は土壌性のにおいがする。曝気槽内の活性汚泥は最終沈殿池で沈降し、集められ、一部曝気槽へ返送され(返送汚泥)、他の汚泥(余剰汚泥)は最初沈殿池の生汚泥と共に汚泥濃縮槽で濃縮・脱水して汚泥処分される。

重金属

2016-03-13 10:15:27 | 日記
アルミなどの軽金属に対し、金、白金、銀、水銀、クロム、カドミウム、鉛、鉄など、比重が4~5以上の金属を重金属という。
重金属は毒性が強いものが多く、それらは微量であっても繰り返し摂取した場合、体内で蓄積され、人体に有害である。公害病として知られている水俣病は有機水銀中毒、また、イタイイタイ病はカドミウム中毒が原因である。
日本では、昭和40年代から重金属や有害化学物質については、環境基準の健康項目の対象として水質測定及び排水規制が実施されてきた。

遺伝子

2016-03-13 10:14:02 | 日記
親から子に伝えられる形質を決めるもの。
生物が世代交代する時に、「形質」(各個体のもつさまざまな性質)が親から子へと伝えられる現象を「遺伝」という。形質を決める「因子」は、生殖細胞を通じて親から子に伝えられる。この因子のことを遺伝子という。
遺伝子の実体は、4種類(A・G・C・T)の塩基の配列により構成されるDNA(デオキシリボ核酸)という物質である。生物の進化・発生・行動をはじめとした生物学全般において、遺伝子の機能と構造についての研究が進められており、近年は人為的に遺伝子を操作することも行われている。