パース日本語キリスト教会

オーストラリア西オーストラリア州パースに有る日本語キリスト教会の活動報告を掲載いたします。

日曜礼拝 2022年5月1日

2022-05-03 16:05:32 | 日曜礼拝
礼拝音声

聖書箇所:イザヤ 42:14 - 20
説教題:良い知らせは悪い知らせと共に

導入)
  イザヤ書42章は、主のしもべ、メシア到来の預言が記されていることで知られています。構成としては、1節から9節まで、神の言葉として、メシア到来の良い知らせ、10節から13節までイザヤの賛美の勧め、14節から20節まで、再び神の言葉による救いと断罪の宣告、23節から25節まで、イザヤのまとめ、というものになっています。
  朗読した14節から20節までの神の言葉に記された良い知らせと悪い知らせを確認し、神の御心を求めてみましょう。

本論)
14節 神は新しい救いの道をもたらす情熱を持っていらっしゃる。だから、ダビデに約束したメシアの到来を、約250年後、再びイザヤを通して預言しました。
15節 神は、愛する者の敵を罰し、滅ぼされる。
16節 主のしもべ、メシアがもたらす救いの道は、今まで誰も知らなかったものだ。イエスが神の子であり、メシアである。十字架にかかって人々の罪の贖いをし、三日目によみがえって救いを成就する。これらは、誰にも想像のつかない神のみが計画できる内容です。
17節 神以外のものに頼るのは偶像礼拝であり、それがユダヤ人の敵であろうと、ユダヤ人であろうと、退けられ、恥を見ることになります。
18節‐20節 実際には、メシアを必要としているユダの民は、霊的に盲目で耳の聞こえない存在でした。神の方から、聞き従うことを強く求められていましたが、それを心に留めようとしていませんでした。ですから、結局は退けられて、恥を見るのです。70年のエルサレム陥落は、その成就と言えるでしょう。


まとめ)
  良い知らせは、条件が付いていました。神に聞き従うことです。それが無ければ、先に示されたメシアの到来の良い知らせは、ユダの民のものとはならないのでした。この箇所に見出される良い知らせと悪い知らせを確認します。

1)良い知らせ1:神は私たちを救うことに情熱を持っておられる
  産婦の例えが用いられています。生まれて来る子供に期待して頑張るように、神には、新しく救われる民を見る期待と情熱が有ります。それが私たちにも届きました。

2)良い知らせ2:神は私たちを敵から救い出してくださる
  後にユダの民がバビロン捕囚から帰還したように、神は敵の縄目から信じる者を救い出してくださいます。私たちの敵は、悪魔や死です。

3)悪い知らせ:聞き従わなければ、救いと解放は与えられない
  20節には、「心に留める」という表現が用いられています。また、聞くと訳された語は、「注意を払って聞く」という意味が有ります。そして、その結果は、神の命令や指示に従うということになります。それが良い知らせの内容を自分のものにするための条件です。繰り返し悔い改めて、神のみ言葉に聞き従う歩みをしましょう。
コメント
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