近年定番となった日曜午後からの釣行
少し早めに着くと、前回ご指導をいただいた方が・・・
その方が定位置にチャランボを打ったところで、こちらからご挨拶
『こんにちは、先日はありがとうございました』
聞けば、最近はイサキが好調で、さらに明るいうちはシマアジが入ることもあるそうだ。
シマアジ!
それを聞いて、ゆっくり準備して・・・と思っていたところから一変、未だ半解凍のコマセをガシガシ崩しにかかる欲深いオヤジ
結局、シマアジはお留守のようで、そのまま夕闇の支配が広がってきた。
いつもならそろそろ本命が来そうな時間帯だが、気配がない。
弱々しい反応で釣れてくるのは、15cm前後の小アジ、出だしこそ放流していたが、どこへ投げても小アジという状況がさらに2時間以上も続き、もしや、このまま小アジしか釣れないのかと思いに焦りを感じ始め・・・・・・
小アジの南蛮漬けも美味しいか・・・
と、キープをすることにした。
1本針の遠投カゴ釣りで小アジ・・・
効率が悪い。
そこへ、先程の方が様子を見に来てくれた。
『潮が止まってしまったね〜、今日はあまり良くないなぁ、でも10数匹出たかなぁ』
『え〜、こっちは小アジ地獄ですよぉ〜』
『そうかい、タナは浅くしてる?・・・じゃ、潮が効くようになったら、あの沖に見える岩の左近くまで流してごらん。・・・』
そうアドバイスを残してくださった。
それでも、自分の過去の結果が呪縛となり、アドバイス通りの攻め方ができずにいると、その呪縛ポイントから・・・
ギュギュルルルッ!
と、竿先を持って行くアタリ!
やっと手応えのあるヤツが来た!
大アジは回遊していることが多いので、同じポイントへ手返し良く投入する。
すぐにアタリは出たが、2尾目は手前まで寄せたところでバレてしまった。
尺アジと呼ばれる30cmを超えてくるヤツは、この釣りでもなかなか出ない。
しかし、今夜は違った。
次の回遊を待ち伏せするように、同じポイントに投入して、あまり誘いを入れずにウキと、ラインを掛けた右人差し指に集中する。
ブシュルルルッ!
オープンベールにしていたリールからラインを指ごと引っ剥がすような勢いのアタリ!
この深夜の干潮前のいっときだったが、30cm超が6尾!
小アジ地獄から大アジ天国に!
更に追加をと意気込んだが、秋の大潮の夜は、潮位がすごく下がる。
トロトロと流れていた潮もついに止まってしまった。
大アジがたくさん釣れたこともあり、上げ始めて潮が動き出すまで、仮眠を取った。
再開は、2時頃から、望外の大アジにほっとしたこともあり、心理的な余裕が生まれた所為もあるが・・・
あの沖に見える岩の左近くまで流してごらん・・・
・・・を思い出し、若干潮流が生まれてきたので、そのラインを攻めてみることにした。
過去に狙ったこともあるので、様子は解っていたつもりだったが、あえて根掛かりのリスクを負わなくても、呪縛ポイントで結果が出ていたので、しばらく捨てていたポイントだった。
んが、しかし!
ジビジビッ・・・・グイッ!
ウキが波間に浮かぶ岩のシルエットにあと数ⅿとなったところでアタリ!
この日、初めてのイサキが上がる!
その後も、毎投ウキに気配が出て、エサ取りもいるようだが、一気にイサキモードに突入!
さらにコマセが効き出したのか、30㎝前後の食べごろサイズが主流となる。
そして、34cmも出て、前半の釣りはなんだったのだろう・・・と、嬉しいのに悩ましい、複雑な感情が湧いてくる。
そんな食べごろサイズのイサキが、クーラーの中で、半ダース尺アジの上に折り重なるという、夢のような釣りは未明の4時前に終了。
帰路、いつもの海ほたるパーキングエリアで休憩、帰宅後に待ち構える大漁時のお約束、『捌き地獄』という延々と続くお魚の下処理を想像して気が重くなり、遠くを見る。
そうそう、ご指導をいただいた方へ、次回必ずお礼をしなくては・・・
海鳥がたくさん飛んでいる・・・
追記
この日、自作一体型カゴ天秤『舞っタナ』の付餌格納タイプのテストだったが、ハリスの長さが仇となったのか、ハリス自体が絡み、気づかないうちに結びこぶができてしまうことが頻発、敢えてそこまでしなくても良いかな〜って感じ
日時:10月24〜25日 大潮
場所:南房某所
釣果:アジ30cm前後〜35cm×7尾、イサキ25〜34cm×13尾、小アジ 13尾、ハタンポ・ウリンボ各1尾
恒例の南房刺身祭りに、小アジの南蛮漬け、カルパッチョなど、見た目は重視してません。
😅