波と風、空と雲 ver.3.0

自分に正直でいよう! 生きている限り、人生を大いに楽しもう!
そうだよな・・・フレディ

小アジ地獄のち捌き地獄

2021年10月25日 | 2021年釣行記

近年定番となった日曜午後からの釣行

少し早めに着くと、前回ご指導をいただいた方が・・・
 
その方が定位置にチャランボを打ったところで、こちらからご挨拶
 
『こんにちは、先日はありがとうございました』
 
聞けば、最近はイサキが好調で、さらに明るいうちはシマアジが入ることもあるそうだ。
 
シマアジ!
 
それを聞いて、ゆっくり準備して・・・と思っていたところから一変、未だ半解凍のコマセをガシガシ崩しにかかる欲深いオヤジ
 
結局、シマアジはお留守のようで、そのまま夕闇の支配が広がってきた。
 


いつもならそろそろ本命が来そうな時間帯だが、気配がない。
 
弱々しい反応で釣れてくるのは、15cm前後の小アジ、出だしこそ放流していたが、どこへ投げても小アジという状況がさらに2時間以上も続き、もしや、このまま小アジしか釣れないのかと思いに焦りを感じ始め・・・・・・
 
小アジの南蛮漬けも美味しいか・・・
 
と、キープをすることにした。
1本針の遠投カゴ釣りで小アジ・・・
効率が悪い。
 
そこへ、先程の方が様子を見に来てくれた。
 
『潮が止まってしまったね〜、今日はあまり良くないなぁ、でも10数匹出たかなぁ』
 
『え〜、こっちは小アジ地獄ですよぉ〜』
 
『そうかい、タナは浅くしてる?・・・じゃ、潮が効くようになったら、あの沖に見える岩の左近くまで流してごらん。・・・』
 
そうアドバイスを残してくださった。
 
それでも、自分の過去の結果が呪縛となり、アドバイス通りの攻め方ができずにいると、その呪縛ポイントから・・・
 
 
ギュギュルルルッ!
 
 
と、竿先を持って行くアタリ!
 
やっと手応えのあるヤツが来た!
 
 
大アジは回遊していることが多いので、同じポイントへ手返し良く投入する。
すぐにアタリは出たが、2尾目は手前まで寄せたところでバレてしまった。
 
尺アジと呼ばれる30cmを超えてくるヤツは、この釣りでもなかなか出ない。
しかし、今夜は違った。
 
次の回遊を待ち伏せするように、同じポイントに投入して、あまり誘いを入れずにウキと、ラインを掛けた右人差し指に集中する。
 
ブシュルルルッ!
 
オープンベールにしていたリールからラインを指ごと引っ剥がすような勢いのアタリ!
 
この深夜の干潮前のいっときだったが、30cm超が6尾!
 
小アジ地獄から大アジ天国に!
 


更に追加をと意気込んだが、秋の大潮の夜は、潮位がすごく下がる。
トロトロと流れていた潮もついに止まってしまった。
 
大アジがたくさん釣れたこともあり、上げ始めて潮が動き出すまで、仮眠を取った。
 
再開は、2時頃から、望外の大アジにほっとしたこともあり、心理的な余裕が生まれた所為もあるが・・・
 
あの沖に見える岩の左近くまで流してごらん・・・
 
・・・を思い出し、若干潮流が生まれてきたので、そのラインを攻めてみることにした。
過去に狙ったこともあるので、様子は解っていたつもりだったが、あえて根掛かりのリスクを負わなくても、呪縛ポイントで結果が出ていたので、しばらく捨てていたポイントだった。
 
んが、しかし!
 
ジビジビッ・・・・グイッ!
 
ウキが波間に浮かぶ岩のシルエットにあと数ⅿとなったところでアタリ!
 
この日、初めてのイサキが上がる!
 
その後も、毎投ウキに気配が出て、エサ取りもいるようだが、一気にイサキモードに突入!
 


さらにコマセが効き出したのか、30㎝前後の食べごろサイズが主流となる。
 


そして、34cmも出て、前半の釣りはなんだったのだろう・・・と、嬉しいのに悩ましい、複雑な感情が湧いてくる。
 
そんな食べごろサイズのイサキが、クーラーの中で、半ダース尺アジの上に折り重なるという、夢のような釣りは未明の4時前に終了。
 


帰路、いつもの海ほたるパーキングエリアで休憩、帰宅後に待ち構える大漁時のお約束、『捌き地獄』という延々と続くお魚の下処理を想像して気が重くなり、遠くを見る。
そうそう、ご指導をいただいた方へ、次回必ずお礼をしなくては・・・
 
海鳥がたくさん飛んでいる・・・
 
追記
この日、自作一体型カゴ天秤『舞っタナ』の付餌格納タイプのテストだったが、ハリスの長さが仇となったのか、ハリス自体が絡み、気づかないうちに結びこぶができてしまうことが頻発、敢えてそこまでしなくても良いかな〜って感じ
 
日時:10月24〜25日 大潮
場所:南房某所
釣果:アジ30cm前後〜35cm×7尾、イサキ25〜34cm×13尾、小アジ 13尾、ハタンポ・ウリンボ各1尾
 






恒例の南房刺身祭りに、小アジの南蛮漬け、カルパッチョなど、見た目は重視してません。
😅
 



移動制限解除で、釣り人もお魚もうわずり気味?

2021年10月05日 | 2021年釣行記
県をまたぐ移動制限が解除になり、ようやく気兼ねなく?出かけられるようになった。

そんな10月3日(日)、南房へ



久しぶりのアクアラインも、市街地の道路も、県外ナンバーが多く見られ、また直前に房総半島をベロンとなめて北上した台風の影響も移動中に見た範囲では、大きな被害は無さそうで、ホッとする。

16時過ぎに到着、いつもの『石鯛を抱えた恵比寿様』とは別の石鯛師さんが居られて、挨拶して横に荷物を置く、ここに来る石鯛師さんは気さくで、いろいろ教えてくださるので楽しい。

そして・・・

『あっ、こんにちは! お久しぶりです!』

『こんにちは、今日は来るかもな〜って思ってました ハハハ』

と、快活な笑顔でボブさん!

『そうそう、前回は竿を救ってくれてありがとうございました ちゃんとお礼言えて無かった気がして、へへへ』

ボブさんは、前回、ワシの竿を救ってくれたのだ。
投入動作に入った瞬間に3番からバンッという音と共に折れ、ビックリして落としてしまった。
打ち寄せる波に揉まれる無惨な姿のタックルを、危険を冒して波打ち際まで降りて確保してくれた。

そんな事もあり、まだ数えるほどしかお会いしていないのだが、長年の友人のように感じるのは、同じ趣味のせいか、それとも既に一夜を共にしているせいか?

前置きはこの辺で

17時過ぎ、夕陽が彼方の雲に隠れる頃から開始

小メジナの猛襲からスタート

タナはカゴまで一ヒロ、ハリスも一ヒロ、標準的なところから始めてみた。

月はなく、闇夜で凪、風も穏やかで、釣りをする条件は最高、だが、潮が流れない。

やはり、餌取りだけは活発で、毎投アタリが出ないまま付餌が取られてくる。

この頃に、地元の方?が、やや離れた足場の狭い所へ入った。
更にお一人、我々の様子を見て、ご一緒に始めた方と、日曜日の夜にしては盛況だ。

10月の夕暮れは早く、18時にはすっかり暗くなる。
まずは小ぶりのイサキから始まり・・・

『そろそろかな?』

と思った投入直後・・・

風に吹けたラインを落ち着かせようとしたひとあおりしたとき!

ギュギュッッ・・・!

竿先を引き戻すようなアタリ!

産卵後のようでスレンダーだが、本命のアジ!



その後、25cm前後のイサキが、15cmも無い小アジやウリンボやハタンポを挟みながら、ポツリポツリと釣れてくるが、ボブさんも似たような状況、もう一人の方は、この場所がほぼ初めてらしく、攻め方が掴めないようで、バラシや仕掛けのトラブルでなかなか釣果が伸びないご様子・・・

そんな中、ボブさんから、大きな溝の向こう側の、やや離れた足場の狭い所へ入った方が絶好調!との報告が!

ちょうど、ボブさんの立ち位置からその方の様子が見えているそうで、ウキの動きからして、ほぼ毎投アタリがあり、しかも大型ばかり上げているとのこと!

たまたまその方が、釣果をクーラーに移すため引き上げてきた時にお話しを伺うことができたのだが・・・

『タナは一ヒロ、ハリスを含めてね。カゴはコレ、後はアタリが無ければどんどん打ち返すこと・・・』

要約するとこういう事なのだが、ほかにもいろいろと肝となる攻め方、コマセの扱い方、我々の釣り座からみたポイントなど惜しげもなくご教授いただいた。
ありがたし
m(_ _)m

残念ながら、かと言って全く同じ様にはいかないので、タナを浅くして、打ち返すテンポを上げてみる・・・

ジワジワッ・・・ジワジワッ・・・ジワワッ・・・

『ありゃ?またハタンポかな?』

と思い雑に回収に入ると・・・

ゴクンッ・ゴクン・・・

と重めに首を振りながら抵抗する感触!

『おおっ!やっとそこそこデカいのが来た!』



やはりタナだったのだ!

その後も、同じ攻め方を続けたのだが、名人の様にはいかず、小物の合間にポツリポツリモードとなり、課題を残す釣行となった。

いつも、終わってから気がつく事が多いのだが、アジもイサキもかなりうわずり気味だった。
ウキに出るアタリが

ジワジワしたまま・・・

のように、今まであまり経験のない出かただったり

アタリがウキに出ない=居食い

のように、回収に入ったら釣れていた事もありで、ほぼ表層狙いでよかったのでは?
と思い返しているところだ。

おそらく、過去釣行でも同じ状況なのに、深いタナにこだわってチャンスを逸してきたのかもしれない。

まだまだ修行が足りないって事ですな。

そんなわけで、未明のうちにコマセが無くなり、ボブさんに挨拶して帰路についたが、海ほたるパーキングエリアで休憩中のときも、寝不足の頭の中は、名人の攻め方をどう自分の釣法に応用するかでうわずりっぱなし・・・



日時:10月3〜4日 中潮
場所:南房某所
釣果:イサキ25〜34cm×10尾、アジ33cm× 1尾、ムラソイ?×1尾、ハタンポ、ムツなど



久しぶりの南房刺身まつりは、イサキとソイの刺身、アジはタタキで♪

ハタンポとムツは塩焼きでいただきましたとさ





おしまい