波と風、空と雲 ver.3.0

自分に正直でいよう! 生きている限り、人生を大いに楽しもう!
そうだよな・・・フレディ

絶滅危惧種?

2021年12月06日 | 2021年釣行記
所属するサヨサヨ水産の年末報告会(オフ会)に出席するため、珍しく朝5時に自宅を出て、アクアラインを目指す。

環八は流れていて快適に浮島まで来たものの、近場の行楽客の車で既に渋滞中、それでも報告会は昼からなので、金田に新しくできた釣具店でアカイソメを少しだけ買ってアイナメを狙って木更津の岸壁へ



コロナ禍で入れなかっただけでなく、ここになかなか足が向かなかった訳は、家も遠くなり、釣行機会が減ったりして・・・
でも本当の理由は単純

釣れなくなったから

昔の話をしたらキリがないけど、東京湾のカレイやアイナメは絶滅に向かっているとしか思えない。

なので、今日みたいなついでの時しか・・・的な釣行となる。

既に8時過ぎ、基本的に立入禁止なのだが、日曜日の午前中、作業も離着岸する船も無いようで、釣り人がチラホラ見える。

根魚は、だいたい着き場が決まっているから、誰かに先回りされない限り、可能性が高くなる。

そんなポイントを、短竿に軽い錘と針だけの探り釣りで攻めていく

そして、最初のポイント
活性が高い?魚影が濃いときは、着底前にハッキリとアタリが出るが、あっさりと底まで到達・・・

ありゃ?日曜日だし、先回りされたかな?

他の釣り人に気をつけながら、二、三歩歩いて落とすを繰り返していると、理由が判った!

タコ釣りの方が数名いるのだ

狙いは違えど、ほぼ同じ岸壁の側をタコエギで探っていくので、アイナメが居たとしても驚いて出てってしまうかもしれない。

でも、久しぶりに短竿を持つので、釣れなくても楽しい。

偶にアタリが有るとフグ

係留船と岸壁の間まで来て、フワフワッと竿先を押さえるらしいアタリ!

可愛らしい首振りダンスで、小型ながら久しぶりの本命!

この時期のアイナメは、同居している事が多いので、すぐに同じポイントに落とすと、先ほどより大きなフワフワッとに聞き合わせる・・・

ズズッ・・・

魚の重さが乗った!

・・・が、抜けた〜

一瞬、大きく首を振る感触を感じたが、次の瞬間、針がすっぽ抜けてしまった。
大きなフグの可能性もあるけど、逃した魚は大きい・・・ってやつか・・・😅

その後、実績場を探り回るがフグが多くて餌が底まで持たない。

少し幅を持って移動して、壁面にアクセントのある所で元気よく竿先を絞り込んだのは、ようやくカイズと呼べそうな黒鯛・・・



そんなわけで、久しぶりのアイナメは顔を見た程度と、なんとか釣りは成立。
気がつけば10時過ぎとなり、会合のある本社に向かうと、既にCEOを含め重鎮らが集合していた。

コロナ禍で会えなかった分、話しが弾む。
思いを馳せれば、20年近く?の付き合いのメンバーもいる。



インターネットの通信料が、ようやく定額制になろうとしていた頃に、当時珍しかった釣りのHPから始まった千葉を中心とした釣り仲間の輪。



来るもの拒まず、去るもの追わず、干渉し過ぎない距離感が心地良い。
SNSやYouTubeの時代に、我々もある意味で絶滅危惧種かもしれない。

日時:12月5日 大潮
場所:木更津某所
釣果:アイナメ20cm、カイズ25cm

まだまだ、南房は海水温が下がり切っていないようで、可能性はありそうだが、気温は急降下、西系の季節風が安定して吹き始めてしまうと、自分的には終了モードだ。
オフ会の帰り際、keiさんに

『これで冬眠かなぁ・・・んじゃ、また来年、GW明けたらね』

では、皆様良い釣りを!



11月になったら・・・

2021年11月04日 | 2021年釣行記

国内の新型コロナウィルスは、どうやら自滅モード?に入ったらしくて、新規感染者が激減!

世間は、アレやこれやの規制が緩和され、堰を切ったように人流が生まれ、南房を含めた観光地はどこも大混雑となった文化の日。
 
その前夜から、実に1年振りとなるkeiさんとの釣行は、仕事のこと、車のことなど近況報告から始まり、それぞれ最近の釣行のこと、話すことが沢山、さて釣果は如何に・・・
😅
 
17時頃現地入り、既に地元の方らしき方が2人いらしたので、挨拶して少し離れたところに釣り座をとる。
 
『あららっ・・・』
 
ここでスマホが低電力モードになっている事に気づく、緊急時の連絡を優先して、釣果の撮影を断念することに・・・
 
keiさんは、声が届く程度の距離で釣り座を確保、すっかり暗くなった18時頃から開始した。
 
開始直後から潮が動かず苦戦、ただ波間に漂うLEDを見つめるだけの時間が続く。
偶に小アジが食ってくる・・・という前回と似たパターンから始まった。
 
19時頃になり、地元の方お二人が帰られたので、keiさんがこちらの釣り座に合流、同じポイントを共有してコマセを集中させる作戦だ。
 
そんな時、予備の電池とタオルを車に忘れてきたことに気づき、一時釣り座を離れて戻ると、keiさんがチカメキントキ系?のお魚を釣っていて、画像を撮っているところだった。
 
そんなふうに、潮も活性もマッタリと始まったが、20時頃だったろうか、ようやくLEDを弾くように持っていくアタリがあり、30cm程のアジが上がる!
 
小アジが邪魔するが、合間を縫ってアタリがポツポツとあり・・・というか、30〜40分に一度、回遊があるようで、そこを外すと数が伸びない・・・と言ったパターンか?
 
ただ、来れば大アジ!
 
3号竿を絞り込むアタリと引きは素晴らしい!
 
keiさんは、最初の1尾が遠かったが、パターンを掴んでからはコンスタントに回遊を拾えるようになり、こちらが煽られる。
 
そうそう・・・この感じ😊
 
11月の夜、北風が吹き出すと真冬並に冷えてくる。
またまた忘れ物〜貼るカイロ〜を取りに車まで戻って帰って来ると・・・
 
『たった今、釣れたよ〜』
 
 
良く太った尺メバル!
画像はkeiさんから拝借しました。
 
そういえば、先程のチカメキントキといい、ワシが釣り座を離れると何かが起こるというパターンが、keiさんとの釣行では頻発している気がする。
 
以前にも、居ない間にデカいイサキを上げていたりして・・・
ワシが居るとやり辛いのかな?
 
まぁ、良いか😅
 
そんなふうに、少ないチャンスを交互に活かすような感じで、大アジを拾い釣り。
 
日付を跨いで、寒さと睡魔に負けて、休憩を挟み、午前3時頃から再開。
 
前回はこの時間からイサキが連発したので、気負い込んで前回ポイントを集中して叩く、しかし月明かりの弱い夜なので、岩が見えない上に、風が前回と逆のせいか、仕掛けがうまくポイントに収まらない。
 
その間に、横ではkeiさんが、着実に回遊大アジのパターンを拾って、前半の差を詰めて来る・・・
 
そっちが気になるし、イサキは釣りたいしで落ち着かない。
 
4時過ぎ、残り時間が気になりかけた頃から、ようやく潮がいい感じで効き始めた。
前回ポイントの岩の前を通過して、沖へ向かう反転流に乗りかけたLEDが・・・
 
スパッ!   ズリュリュッ!
 
ドンドンッと首を振る感触でイサキだと確信した。
今夜は貴重なイサキだと、大事に玉網入れをkeiさんにお願いして上がったのは、よく太った33cmのイサキ。
さらに、同じポイントから大アジを追加したが、その後は小アジに支配されてしまい終了。
 
水温はまだ高いのに、イサキが減ったなぁ〜と思ったが、後で昨年同時期の釣行を確認すると、やはり似たような釣果だった。
何のためにブログを書いているのか・・・要するにあまり深く考えて無いって事ですな。
 
帰路、立ち寄ったのは、団子釣りでよく通った内房の某港
 
『最近また賑やかになったね〜』
 


水揚げのおこぼれで満腹なのか、食休み中?の鳥たち・・・
暇そうに雑談をしている。
 
日時:11月2〜3日 中潮
場所:南房某所
釣果:アジ30cm前後×10尾、イサキ33cm×1尾、小アジ・ハタンポ
 




イサキが少ない分、尾数的には前回程ではないにしろ、大アジ10尾は中々の迫力だ。
今回は、定番の刺身・タタキ・カルパッチョの他に、サンガ焼き、大アジの半身を3等分したアジフライも、アジフライがサクサク&フワフワで美味しい♪
さらには、小アジとハタンポは、南蛮漬け&骨せんべいで
 




 


さて、今年は回数は行けなかったけど、釣果は良い方だった。
少し早い総括だけど、これから少し公私共に忙しくなるので・・・
年内は、チャンスがあれば・・・
ということで

小アジ地獄のち捌き地獄

2021年10月25日 | 2021年釣行記

近年定番となった日曜午後からの釣行

少し早めに着くと、前回ご指導をいただいた方が・・・
 
その方が定位置にチャランボを打ったところで、こちらからご挨拶
 
『こんにちは、先日はありがとうございました』
 
聞けば、最近はイサキが好調で、さらに明るいうちはシマアジが入ることもあるそうだ。
 
シマアジ!
 
それを聞いて、ゆっくり準備して・・・と思っていたところから一変、未だ半解凍のコマセをガシガシ崩しにかかる欲深いオヤジ
 
結局、シマアジはお留守のようで、そのまま夕闇の支配が広がってきた。
 


いつもならそろそろ本命が来そうな時間帯だが、気配がない。
 
弱々しい反応で釣れてくるのは、15cm前後の小アジ、出だしこそ放流していたが、どこへ投げても小アジという状況がさらに2時間以上も続き、もしや、このまま小アジしか釣れないのかと思いに焦りを感じ始め・・・・・・
 
小アジの南蛮漬けも美味しいか・・・
 
と、キープをすることにした。
1本針の遠投カゴ釣りで小アジ・・・
効率が悪い。
 
そこへ、先程の方が様子を見に来てくれた。
 
『潮が止まってしまったね〜、今日はあまり良くないなぁ、でも10数匹出たかなぁ』
 
『え〜、こっちは小アジ地獄ですよぉ〜』
 
『そうかい、タナは浅くしてる?・・・じゃ、潮が効くようになったら、あの沖に見える岩の左近くまで流してごらん。・・・』
 
そうアドバイスを残してくださった。
 
それでも、自分の過去の結果が呪縛となり、アドバイス通りの攻め方ができずにいると、その呪縛ポイントから・・・
 
 
ギュギュルルルッ!
 
 
と、竿先を持って行くアタリ!
 
やっと手応えのあるヤツが来た!
 
 
大アジは回遊していることが多いので、同じポイントへ手返し良く投入する。
すぐにアタリは出たが、2尾目は手前まで寄せたところでバレてしまった。
 
尺アジと呼ばれる30cmを超えてくるヤツは、この釣りでもなかなか出ない。
しかし、今夜は違った。
 
次の回遊を待ち伏せするように、同じポイントに投入して、あまり誘いを入れずにウキと、ラインを掛けた右人差し指に集中する。
 
ブシュルルルッ!
 
オープンベールにしていたリールからラインを指ごと引っ剥がすような勢いのアタリ!
 
この深夜の干潮前のいっときだったが、30cm超が6尾!
 
小アジ地獄から大アジ天国に!
 


更に追加をと意気込んだが、秋の大潮の夜は、潮位がすごく下がる。
トロトロと流れていた潮もついに止まってしまった。
 
大アジがたくさん釣れたこともあり、上げ始めて潮が動き出すまで、仮眠を取った。
 
再開は、2時頃から、望外の大アジにほっとしたこともあり、心理的な余裕が生まれた所為もあるが・・・
 
あの沖に見える岩の左近くまで流してごらん・・・
 
・・・を思い出し、若干潮流が生まれてきたので、そのラインを攻めてみることにした。
過去に狙ったこともあるので、様子は解っていたつもりだったが、あえて根掛かりのリスクを負わなくても、呪縛ポイントで結果が出ていたので、しばらく捨てていたポイントだった。
 
んが、しかし!
 
ジビジビッ・・・・グイッ!
 
ウキが波間に浮かぶ岩のシルエットにあと数ⅿとなったところでアタリ!
 
この日、初めてのイサキが上がる!
 
その後も、毎投ウキに気配が出て、エサ取りもいるようだが、一気にイサキモードに突入!
 


さらにコマセが効き出したのか、30㎝前後の食べごろサイズが主流となる。
 


そして、34cmも出て、前半の釣りはなんだったのだろう・・・と、嬉しいのに悩ましい、複雑な感情が湧いてくる。
 
そんな食べごろサイズのイサキが、クーラーの中で、半ダース尺アジの上に折り重なるという、夢のような釣りは未明の4時前に終了。
 


帰路、いつもの海ほたるパーキングエリアで休憩、帰宅後に待ち構える大漁時のお約束、『捌き地獄』という延々と続くお魚の下処理を想像して気が重くなり、遠くを見る。
そうそう、ご指導をいただいた方へ、次回必ずお礼をしなくては・・・
 
海鳥がたくさん飛んでいる・・・
 
追記
この日、自作一体型カゴ天秤『舞っタナ』の付餌格納タイプのテストだったが、ハリスの長さが仇となったのか、ハリス自体が絡み、気づかないうちに結びこぶができてしまうことが頻発、敢えてそこまでしなくても良いかな〜って感じ
 
日時:10月24〜25日 大潮
場所:南房某所
釣果:アジ30cm前後〜35cm×7尾、イサキ25〜34cm×13尾、小アジ 13尾、ハタンポ・ウリンボ各1尾
 






恒例の南房刺身祭りに、小アジの南蛮漬け、カルパッチョなど、見た目は重視してません。
😅
 



移動制限解除で、釣り人もお魚もうわずり気味?

2021年10月05日 | 2021年釣行記
県をまたぐ移動制限が解除になり、ようやく気兼ねなく?出かけられるようになった。

そんな10月3日(日)、南房へ



久しぶりのアクアラインも、市街地の道路も、県外ナンバーが多く見られ、また直前に房総半島をベロンとなめて北上した台風の影響も移動中に見た範囲では、大きな被害は無さそうで、ホッとする。

16時過ぎに到着、いつもの『石鯛を抱えた恵比寿様』とは別の石鯛師さんが居られて、挨拶して横に荷物を置く、ここに来る石鯛師さんは気さくで、いろいろ教えてくださるので楽しい。

そして・・・

『あっ、こんにちは! お久しぶりです!』

『こんにちは、今日は来るかもな〜って思ってました ハハハ』

と、快活な笑顔でボブさん!

『そうそう、前回は竿を救ってくれてありがとうございました ちゃんとお礼言えて無かった気がして、へへへ』

ボブさんは、前回、ワシの竿を救ってくれたのだ。
投入動作に入った瞬間に3番からバンッという音と共に折れ、ビックリして落としてしまった。
打ち寄せる波に揉まれる無惨な姿のタックルを、危険を冒して波打ち際まで降りて確保してくれた。

そんな事もあり、まだ数えるほどしかお会いしていないのだが、長年の友人のように感じるのは、同じ趣味のせいか、それとも既に一夜を共にしているせいか?

前置きはこの辺で

17時過ぎ、夕陽が彼方の雲に隠れる頃から開始

小メジナの猛襲からスタート

タナはカゴまで一ヒロ、ハリスも一ヒロ、標準的なところから始めてみた。

月はなく、闇夜で凪、風も穏やかで、釣りをする条件は最高、だが、潮が流れない。

やはり、餌取りだけは活発で、毎投アタリが出ないまま付餌が取られてくる。

この頃に、地元の方?が、やや離れた足場の狭い所へ入った。
更にお一人、我々の様子を見て、ご一緒に始めた方と、日曜日の夜にしては盛況だ。

10月の夕暮れは早く、18時にはすっかり暗くなる。
まずは小ぶりのイサキから始まり・・・

『そろそろかな?』

と思った投入直後・・・

風に吹けたラインを落ち着かせようとしたひとあおりしたとき!

ギュギュッッ・・・!

竿先を引き戻すようなアタリ!

産卵後のようでスレンダーだが、本命のアジ!



その後、25cm前後のイサキが、15cmも無い小アジやウリンボやハタンポを挟みながら、ポツリポツリと釣れてくるが、ボブさんも似たような状況、もう一人の方は、この場所がほぼ初めてらしく、攻め方が掴めないようで、バラシや仕掛けのトラブルでなかなか釣果が伸びないご様子・・・

そんな中、ボブさんから、大きな溝の向こう側の、やや離れた足場の狭い所へ入った方が絶好調!との報告が!

ちょうど、ボブさんの立ち位置からその方の様子が見えているそうで、ウキの動きからして、ほぼ毎投アタリがあり、しかも大型ばかり上げているとのこと!

たまたまその方が、釣果をクーラーに移すため引き上げてきた時にお話しを伺うことができたのだが・・・

『タナは一ヒロ、ハリスを含めてね。カゴはコレ、後はアタリが無ければどんどん打ち返すこと・・・』

要約するとこういう事なのだが、ほかにもいろいろと肝となる攻め方、コマセの扱い方、我々の釣り座からみたポイントなど惜しげもなくご教授いただいた。
ありがたし
m(_ _)m

残念ながら、かと言って全く同じ様にはいかないので、タナを浅くして、打ち返すテンポを上げてみる・・・

ジワジワッ・・・ジワジワッ・・・ジワワッ・・・

『ありゃ?またハタンポかな?』

と思い雑に回収に入ると・・・

ゴクンッ・ゴクン・・・

と重めに首を振りながら抵抗する感触!

『おおっ!やっとそこそこデカいのが来た!』



やはりタナだったのだ!

その後も、同じ攻め方を続けたのだが、名人の様にはいかず、小物の合間にポツリポツリモードとなり、課題を残す釣行となった。

いつも、終わってから気がつく事が多いのだが、アジもイサキもかなりうわずり気味だった。
ウキに出るアタリが

ジワジワしたまま・・・

のように、今まであまり経験のない出かただったり

アタリがウキに出ない=居食い

のように、回収に入ったら釣れていた事もありで、ほぼ表層狙いでよかったのでは?
と思い返しているところだ。

おそらく、過去釣行でも同じ状況なのに、深いタナにこだわってチャンスを逸してきたのかもしれない。

まだまだ修行が足りないって事ですな。

そんなわけで、未明のうちにコマセが無くなり、ボブさんに挨拶して帰路についたが、海ほたるパーキングエリアで休憩中のときも、寝不足の頭の中は、名人の攻め方をどう自分の釣法に応用するかでうわずりっぱなし・・・



日時:10月3〜4日 中潮
場所:南房某所
釣果:イサキ25〜34cm×10尾、アジ33cm× 1尾、ムラソイ?×1尾、ハタンポ、ムツなど



久しぶりの南房刺身まつりは、イサキとソイの刺身、アジはタタキで♪

ハタンポとムツは塩焼きでいただきましたとさ





おしまい

大怪我からのぉ〜大鯵?

2021年06月22日 | 2021年釣行記

今年もそろそろ・・・

と思いつつ、緊急なんたらで気が引けていたり、天気予報が悪かったりで・・・
それでもなんとか、天気予報と休みの折り合いをつけて南房へ
 
以前は、荒れ気味なら内房にカイズを狙って団子投げ、程よく風が吹けばサヨリと、釣行回数が多かった分、あれこれ手を出していたが、近年は南房のカゴ釣りばかりになった。
 
だがしかし! 本編に入る前後=日没までや日の出後のバリエーションを増やそうと、コロナ禍の冬眠中に、サヨサヨ水産アジング部門の重鎮の意見を取り入れて、アジングタックルを発注したが・・・
 
『遠投竿を振り回している凡庸なジジィに、アジングのような繊細なタックルが扱えるのか?』
 
という疑問で会議が紛糾することしばし・・・また、予約したリールがリコール対象になったり、ようやく届いたと思ったら、巻きたいエステルのラインが欠品していたりで、今回は間に合わず、結局カゴ釣りオンリーの釣行となった。
 


現地に着くと、ほぼ毎回ようにお会いする石鯛師さん、この方にお会いできた日は釣果が良いので、
 
<石鯛を抱えた恵比寿様>
 
・・・と、ここではリスペクトを込めて呼ばせていただいている。
 
『もう一人、来てるよ』
 
その指差す方を見ると、カゴウキの端が覗いたバケツ?が・・・
 
『こんにちは、ん? お会いしたことありますよね?』
 
『えーと、・・・ブログ書いてますか?・・・pingさん?』
 
『あっ、Y・中村さんのお友達の人(ボブさん)?』
 
『そうです!』
 
『ごめんなさい、明るいうちはサングラスしてたり、夜は暗くてお顔が見辛かったりで、お顔の印象が掴みにくくて、へへへ・・・』
 
『えへへへへ・・・』
 
やはり、南房でカゴ釣りをする人は同じ事考えているからかな?
これから、高確率でお会いしそうな感じだ。
 
暗くなり始めて、石鯛師さんが終わりモードに入った頃、さらにもう一方来て3人になった。
 
keiさんが都合つかなくて、単独を覚悟してたので、声の届く距離に釣友がいることは心強い。
この後の顛末にもかかわることだが、昼間はなんでもない場所でも、夜になると、特に磯での行動は危険だらけになる。
 
そんなこんなで、17時過ぎからコマセを入れ始めて数投、そろそろアタリが有ってもいい頃・・・と、少し多めのコマセを背負った仕掛けを風上に・・・と、投入動作に入った時
 
バンッッ!
 
頭上で、経験したことのない爆発音!
ビックリしてしまい、目を閉じてタックルから手を離してしまった!
 
事態を悟り目を開くと、トラウマになりそうな残酷な光景が眼下に!
 
3番から真っ二つに折れたプレッサドライ3号が波間に漂っている
 
茫然自失とはこういうときの事か・・・と、どこか俯瞰的に観ている自分がいる・・・
いやいやいや、こうしている場合じゃない!
竿は仕方ないが、リールを救わなくては!
慌てて玉網を伸ばして、リールの付いた元竿側はすぐに回収できたが、竿先側が引っかかるところが無くて四苦八苦していると、ボブさんが危険を顧みず、波の被る低い所まで降り、掴んで救助してくれた!
 
半ば諦めてしまったところだったので、ありがたい、感謝しか無い。
その時は、気が動転してちゃんとお礼を言えてなかった気がする。
この場を借りて、改めまして
 
『ありがとうございました!』
m(_ _)m
 
そんなわけで、まだ何もできていないうちから大怪我!
予備竿の遠投EV3号SIを車に取りに行って、再開した時は、すっかり暗くなっていた。
 
「う~~~~む・・・プレッサドライは気が付かないうちに傷が入っていたのかもしれない・・・」
 
アタリが無い時間が続き、少し冷静に考えられるようになったが、それくらいアタリが無い。
・・・っていうか、本命のアタリが無いだけで、フグの猛襲が続いていた。
 
ワシだけでなく、他のお二人も同様のようで、苦戦している。
この日は風向きが良ない上に強くて、ワシの立ち位置が辛うじてまともに竿が振れる状況だった。
 
そんな中、20時近くなって、ようやく手前の根際から本命のアタリ!

25㎝程のイサキだった。
 
この時間帯から、時々付けエサが残るようになり、カゴ迄のウキ下を上げ下げしてアタリの出やすいタナを探ると・・・
1ヒロ(1.5m)強のところで、LEDをジワリと滲ませるアタリ!
 
ここで本日最大の33㎝のイサキ!
 


『やっと来た!・・・久しぶりだね~』
 
思わず、お魚に声をかける。

始まったかと思えば、またしばらく沈黙・・・最近のこの感じは昨年の同時期も同じだった気がするが、風の強さと向きが違うので安定してポイントに投入できない。

両軸リール使いのボブさんは、向かい風の位置なのでさらに苦戦しているようだったが・・・
 
『お? ちょっと・・・大きいかも・・・』
 
その声に振り返ると、闇夜の中で玉網を伸ばそうとするボブさんの影!
足場が高いところだったので、駆け寄って玉網を受け取り構える!
ヘッドランプの光で足元のサラシの中に浮かび上がったのは、幅の広い魚影!
サラシに揉まれながらも、なんとか玉網係の役目を果たしキャッチしたのは、40㎝強の綺麗なメジナ!
 
『いいメジナだね~』
 
おそらく、ご自身で玉網入れまで完結するスキルは身につけられていたのだと思うけど、プレッサドライをレスキューして下さったお礼というか・・・(でも、ワシの玉網入れがグズグズしていてバラしていたら・・・怖)

まあとにかく、良いメジナからのぉ〜良い笑顔! ってことで、めでたしめでたし
 
しかし、意地悪な風はさらに強くなり、ワシのところでポツリッ・・・と偶にアタリが出る感じ・・・ウキは入るが針がかりしないこともあり、久しぶりであることと、強風の中でのストレスで集中力が奪われていく・・・
 
そんな中、いつもならベールを返して、スプールに指を押しあて、急な引き込みに備える体制で待っているのだが、風の抵抗を嫌い、ベールを戻してぼんやりとLEDを眺めていたのが災いした・・・
 
スパッ!・・・一瞬で消えるLED!
 
グンンッ!・・・ミリリッッ!
 
反射的に竿を起こそうとしたが上がらない・・・
 
『えっ?・・・竿が上がらない・・・』
 
アタリの直後の疾走でドラグを一瞬引き出された!
 
この、一連の動きがほんの一瞬に起きた・・・そして、手応えを失った。
 
<ハリス切れ>
 
大きくは二つの失策、
その1 ドラグ調整がいいかげんだった(きつ過ぎた)
その2 ベールを返していなかった(油断)
 
仕方がないが恥ずかしい・・・、なので・・・ボブさんには話さなかった。
 
フグに咬み跡つけられていたとはいえ、フロロの3号を引きちぎっていく輩とは何者だろう・・・
 
またここに忘れ物を作ってしまった。
 
更に付け加えると、その後アジだと思うが、40cm近い魚体を抜き上げで落としていて、大きなチャンスを二度逸するおマヌケを展開、そんなことがあったなんて、その場では悔しくてとても言えない。
 
そんな器の小さなワシにも、釣りの神様はお土産を用意してくれていた。
 
やはり仕掛けが手前の根の近くまで流れたとき、誘いを入れた直後・・・
 
ストンッ・・・と入るLED、重いけど走らない、足下で海藻帯に入ったがなんとか引きずり出したのは、30cm近いメバル!
 


『メバルだ〜嬉しい〜』
 
アジ・イサキ狙いの他魚待ち・・・が、ワシの釣りのコンセプトなので、外道ではなくて、これも本命という、欲張りな釣り方だ。
 
更にこの後、待望の大鯵!
 
 
この日はアジのタナが分からず、ここまでイサキ中心だったので、また、重いだけであまり走らなかったので、抜き上げるまでアジだと思わなかった。
 
実は、この少し前から、風が弱くなり大分釣りやすくなっていた。
しかし、ボブさんの所はなかなかアタリが出ない上に、風のせいでラインを根に取られたりで、散々だったようなので、夜明けまでの残り時間は僅かだが、釣り座を交代する。
 
すると、立て続けにイサキ、アジと連発!
ハマれば釣る人、さすがだ。
 
ワシはその後、風が更に弱くなってから、30cm近いアジを一尾追加してその後夜明けまでアタリが無くて終了。
 
前回から半年以上感覚の開いた今年の初釣行、すったもんだした割には上々の釣果だった。
大怪我と大きな忘れ物はあったけど 😅
 
翌朝、駐車スペースに戻ると、明らかに釣り人が捨てていったと思われるゴミが視界に入る・・・実は来た時から気になっていたのだが、弁当、ビール空き缶、ペットボトル、オキアミの空箱など・・・分別されずに3袋、3人分ということか。
並んで置いてあるということは確信犯か?
 
コロナ禍の中、リスクも感じたが、車が置けなくなるのは嫌なので、後始末(持ち帰って処理)してきた。
・・・ったく・・・愚かな奴らだ。
この問題を語り出すと長文になるので、また改めて
 
とにかく、久しぶりの釣りはやっぱり楽しかった!
 
『ありがとうございました、またよろしくお願いします!』
 
『こちらこそ、また(楽しく)やりましょう!』
 
気持ちの良い声が、朝の雲に吸い込まれてゆく
 
日時:6月20〜21日
場所:南房某所
釣果:イサキ25〜34cm×6尾、アジ28・36cm各1尾、メバル29cm×1尾
 


翌日の夕飯は、久しぶりの南房刺身祭りでした