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デジカメでいろいろ撮ってます 腕が悪いくせにカメラのせいにして買ったカメラが150台超えました

小田原鉄道史

2024年03月08日 | 鉄道 自動車
古くから城下町、東海道の宿場町小田原宿、交通の要所として栄えた小田原市。郷土文化館には鉄道開業当時の様子も展示されていました。狭い館内なので実車はなく、絵葉書、写真だけでしたけど。

まずは東海道本線、新橋ー横浜間の開業から17年、明治22年の国府津ー浜松間の開業で新橋駅から神戸駅までの600.2 kmが鉄路で結ばれました。ただその頃は御殿場ルート、小田原は通っていません。そして大正9年、熱海線の終着駅として小田原駅ができました。



開業直前の小田原駅



当時にしてはモダンな駅



江戸時代は東海道最大の難所、しかし日本有数の温泉観光地、箱根は東海道線のルートから外れてしまいました。そこでその足として明治21年、国府津~小田原~箱根湯本を走る馬車鉄道が誕生しました。現在の箱根登山鉄道です。



後に電化され、小田原電気鉄道に
今の車両に面影がありますね



その頃小田原から熱海までの鉄道は人が押していた豆相人車鉄道。6人乗りの車両を2、3人で押していたそうです。その後、熱海鉄道となり蒸気機関車牽引の軽便鉄道になりました。熱海の駅前に飾ってありましたね。



そして昭和9年、最大の難所に当時日本一長いトンネルができます。それが丹那トンネル、工期は15年3カ月、67名の犠牲を払ってトンネルは完成しました。このトンネルのおかげで、小田原、熱海にも東海道線が通るようになりました。



その頃の地図
東海道線が一直線に横切ります



当時の車内販売のお茶
入れ物の方が高そう



そして新幹線が通り、現在に至ります
小田原城の天守閣が見えます