ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

固い頭には酢? ‐ 10月がきた

2016年10月01日 | 季節/暦

 余人は知らず、疲れた時など、結構、酸っぱいものが食べたくなる。
 会社法務を担当していた頃、センシティブ、機微に触れる案件を扱った時など、何となく寿司が食べたくなったように憶えている。

 彼女 から週末に、「何かリクエストがある?」と訊かれた折には、内心、太巻き、これが結構手間が掛かるらしい。が、食べたいなあと思ったものだった。
 教室を週に五箇所抱えた彼女には、土・日と雖も準備で忙しいことは分かり、口には出さなかったけれど。

 独りになって、気持ちが欲しがる時は、売り場に並ぶものを利用するが、どうも甘くて頂けない。
 それでという訳じゃないが、太巻きは論外として、何を血迷ったか手巻き寿司なら何とか・・・と、思わない時もないじゃない。
 が、炊飯器が炊いた “ すしめし ” を、冷ましつつ酢を打つ、なんて考えたら、そこまでしてと気が萎える。

 そんな折、晩酌の肴を求めてCO-OPをうろついていたら、海苔売り場に “ 酢海苔 ” なるものが並んでいた。
 この海苔屋さん、“ おにぎらず ” なる塩海苔を販売したメーカで、それに類するものらしい。

 固い頭じゃ思いつかぬ発想、そうか、待ち人来たらずならこっちから行きゃいいンだ・・・と、ちょっと違うか?
 とまれ、食欲の秋とやらを満喫、それも鱈腹と思う、術後症による過食反動は暫し打っちゃっておいて。

 そんなこんなで神無月・十月、結構に高層のわが埴生の宿、窓を開けると秋風に乗って、居座った秋雨前線の隙間(9/30)を縫って運動会の練習だろうか、スピーカーの声が何処からか届く。
 花屋さんの店先には、清(すが)しい真綿色、どんな色なんだかそれって? したシクラメンも並び始めた。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.1192

コメント (1)
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