「60歳の誕生日の3ヶ月前に年金請求書が届く」と1ヶ月ほど前に相談に行った際、
社会保険事務所から聞いていましたが、2月18日にそれが届きました。
それにしても何度説明を受けても次々に分からない所が出てくる複雑な仕組みです。
頭の良い多くのお役人が、膨大な時間をかけて作り上げたのでしょうが
あまり複雑にすると“支払いもれ”が出てくることを自動車保険で見ています。
つまり、自動車保険の自由化の際、外資系の安い保険への対抗手段として
国内損保会社は価格はそのままにして「特約」を増やして内容の充実を計り
価格が高いイイワケにしました。
その結果、「特約」に対して保険金の未払いが発生したのでした。
生保でも同じことが起こり、マスコミにも大きく取り上げら改善を
当局から求められたことはまだ記憶に新しいことです。
あまりにも面倒な内容にしたから現場がついていけなかったのでしょう。
プロでさえこうなのです。
年金も複雑だから“払い忘れ”、つまりこっちからは
“もらい忘れ”が起きて当然だと思います。
「請求しないともらえない」のだから、しっかりと勉強して
確実に請求しないともらえません。
請求する国民の側に全ての責任ある、という制度ですから
“知らなかった”がそのまま老後の生活費に反映されてしまうのです。
ここ数ヶ月の経験から気が付いたことがあります。
それは、社会保険事務所の説明だけでは不十分だということです。
税理士、労務士、銀行そして実際の受給者等
全ての思いつく人に聞いてみることです。
「え、そうなの?」と思うことが必ず1つは出てきますので
これは絶対にそうした方がいいです!
社会保険事務所で受付表をもらって一人何分かの時間内で
全てを説明してくれるはずもありませんし、説明されても多分忘れてしまうでしょう。
基本的な部分だけでもいろいろなケースがあるのですから。