保護猫と暮らす隠居爺の“自然農法”野菜作りとスキーの日記

5~11月は自然農法による自給用野菜作りと冬に備えた体力作り、12~4月はスキーに明け暮れ、保護猫活動は1年中無休です。

左膝のMRI検査

2014年07月28日 | 変形性膝関節症など

この夏は、夫婦揃って“死なない程度”の
病気に見舞われる年回りのようで、今日もそんな話題が続きます。

3週間前、定期的なヒアルロン酸注射をしてもらった
その日の夜のソフトバレーで左膝に激痛が走り、翌朝急遽、再度I 先生の下に
駆け込んだ際に左膝のMRI検査を2週間後に受けることになっていました

右は8年前の発症時に受けていますが左は今回が初めてです。

この歩けないほどの激痛も膏薬を貼ったら1、2日で
その前の状態に戻りましたし、どうせ言われることは判っているので
2週間も先の検査など止めようかとも思いましたが
一応、確認のため受けてみることにしました。 


(「磁気データが消失するので離れて撮って」
と彼女に言われました)

MRI(磁気共鳴画像)検査とは
X線撮影やCTのようにX線を使うことなく、その代わりに
強い磁石と電波を使い体内の状態を断面像として描写する検査です。

具体的には上の画像のような電磁石が埋め込まれた大きなトンネルの中に入り
FMラジオに用いられる電波を身体に当て、体内の水素原子が持つ弱い磁気を
強力な磁場でゆさぶり、
放出される信号を受け取って
それをコンピューターで計算することで

体内の様子を画像で表わすことが出来るのです。

様々な病巣を発見することができますが、特に脳や卵巣、前立腺等の下腹部
脊椎、四肢などの病巣に関しては
圧倒的な検査能力を持っています。

この検査、とにかくビックリすることは最初から最後まで
「グァァ~ン、グァァ~ン、グァァ~ン」と繰り返す器械の騒音です。

なんでも高圧電流が流れる電磁石の音とか…。

8年前と違い今のモノは音楽が流れるヘッドホーンを当てられ
少しでもこれが聞こえないようにしているのですが
むしろ2つの音が重なって雑音になってしまうのですから全く効果なし。

若い女性技師に「30分くらいかかりますので眠ってもいいですよ」
と優しいことを言われ、そうしようと思っても
喧しくてとても眠れるわけがないのですから
もしかしたら「眠れるものなら眠ってご覧!」という意味だったのかも…。

なにはともあれ、何かの都合で予約時間が送れること1時間
I 先生から聞かされた診断結果は
「やはり半月板の一部がヒビ割れて白っぽく写っています」

そして「年齢の割には損傷が少ないです」とも。

つまりは8年前の右膝と同じ内容のことを繰り返されたわけで
要は元の健康な状態に戻ることはあり得ないので定期的な
ヒアルロン酸注射を続けて誤魔化ながら付き合っていくしかないという
全く予想通りの結果に終わったのでした

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女房が「腸閉塞」で緊急入院…⑥10日目に無事退院

2014年07月27日 | 病気一般の話題

あまりに突然の予期せぬ出来事だったため
退院の際の会計の時に初めて、日にちが1日ズレていることに気付く始末
つまり腹痛を起こしたのは16日夜のことで、日付をまたいで診察を受け
そのまま緊急入院になったのは17日のことだったようです。

そして、その日の午後には鼻からイレウス管が挿入され
痛みが消えた4日後の21日夕方までこの状態が続いたことになります。

翌22日の食事は重湯、同時に続けられていた
点滴による栄養補給もこの日のうちに外されて
23日から3日に渡ってお粥を徐々に普通食に近づけて行くとともに
シャワーも許されて、空調が完備された環境での“上げ膳据え膳”の快適生活
退院する昨日の朝食は10日ぶりにまともな食事も口に出来たそうです。


(可愛い娘が多かったという看護婦さんともお別れ)

結局、最終的な請求額(定価)は外来医療1日48000円、入院治療は10日423000円
その30%、さらに「自己負担限度額認定証」を提出した上での
実質自己負担額は10万円をほんの僅か切る程度となりました。

そして、加入している彼女の医療保険2本から11万円程度が後日
支払われて来ますので、少しお小遣いが残る程度の“儲け”になることでしょう。

私が経験した尿管結石の激痛の時と同じく
まさに「ノド元過ぎれば熱さを忘れる」の言葉通り、我家の女房様は
エアコンのない真夏の暑さに「ちょっとふらつく」などと言いながらも
退院したその日の午後から、まるで何事もなかったかのように炊事、洗濯、掃除
そして自分が育てる観葉植物の世話に汗を流しているのでした。


(野菜に比べたら過保護なくらいちゃんと毎日水やりをしていました!)

 

 

 

 

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女房が「腸閉塞」で緊急入院…⑤(2日目)鼻からウンコを吸引 !?

2014年07月25日 | 病気一般の話題

消化が進んで溜まっている内容物が自然に
流れ始めることを期待された初期治療の結果が知りたくて
早朝から病院に行ってくれている長女に続いて早目に病院に出向き
病室に入って目にしたのは、腕の数本の点滴に加えて
ビニール管を鼻から入れられた女房の痛々しい姿でした

「そうか、やはり管が挿入されてしまったんだ…」とちょっとばかり落胆。

こうなると4~7日間はこの状態、管が抜けた後も点滴→重湯→お粥と
徐々に普通食に近づけて行くのに必要な5日は退院できないはずで
最低でも9日間は入院することになってしまいます。

長女から聞いた話では、二女が一日目の夜に駈けつけてくれた時には
すでにこの可哀そうな状態になっていたそうです。

この「イレウス管」の“説明書”に私が署名したことはなく
また伝えてある私のケータイに特に連絡がないまま
彼女が一人で説明を受け署名したのが初日夕方のことだったそうですので
この点は正直、ちょっとばかり不満がないわけではありません。

まあ、それはともくとして、嘔吐は昨日夕方からの薬で治まっているものの
この状態になっても未だ「痛ァァァ~!」のままです。

よく観察すると管の中を
“何か”が吸い上げられる度に苦痛の声を上げているようです。

そして流れて行く管の先の方を見るとこの器械が…。

この左端の容器の黒っぽい中身が噂に聞く
詰まって“ウンコ”に成りつつある小腸の内容物なのでしょう

もちろん臭いを確認することは出来ませんしする気もない、否
ちょっと嗅いでみたいような…。

なお、先生から私が直接聞いたわけではないのですが、これが黒っぽい理由は
炎症を起こしている部分から出血しているからだそうです。

それにしても、担ぎ込まれてもう丸1日以上が経っているのに
女性に寄っては「陣痛の時と同じくらい」と言われる
この激痛と格闘しなければならないのですからタイヘンな病気です。

医学が進歩したこの時代に、敢えてこの痛みを抑えないのには
何か理由があるに違いなく、いずれ機会を見て訊いてみようと思います。

そしてそれに加えて、このイレウス管自体が常に当たる部分のノドも痛いと
言い出しているのですからなんともはや…。

こうして、上からガスやウンコに成りかけの詰まり物を吸引して
腸の膨張を抑え、かつその部分が炎症を引き起こすので抗生物質等を投与され
一切の飲食を禁止された状態はその後“予定通り”やはり4日間も続きました。

胃で食べ物が消化される時間は、食べ物の種類にもよりますが
1.5~4時間程度かかります。
小腸では3~6時間、6~7mという長さの割に意外と通過時間は短く
この間に消化・吸収がおこなわれます。
なお、生きている間は筋肉の働きで
2~3mの長さに縮められてお腹に納まっています。
大腸は長さは1.5~2mと短いですが8~10時間以上消化物が留まります。
つまり、口から入った食物が完全なウンコになる時間は
ほぼ12.5~20時間という計算になります。
 

正直なところ、ほぼ毎日顔を出していましたので、前後関係や
日にちと曜日の感覚もマヒしてしまい記憶が定かではないのですが
挿入する時も引き抜く時もかなり痛くて苦痛というこの管が外されたのは
確か入院6日目の午後辺りだったはずで
まだ1本だけ腕に刺さっている点滴の針は別にして
ようやく全ての痛みから解放されることになったのでした。

(続く)

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女房が「腸閉塞」で緊急入院…④(1日目)とにかく長かった…

2014年07月24日 | 病気一般の話題

(検査と診断)

 腸閉塞状態にあることは比較的容易に判断できますが
手術が必要かそうでないのかの判断は必ずしも容易ではなく
X線、超音波、CT検査等、いくつかの検査を行ない
総合的に治療方針を決めることになります。

 特に腸だけでなく腸間膜も圧迫されたりねじれたりする絞扼性腸閉塞と
区別することが大切ですが、この区別も時に困難で
その疑いが晴れなければ手術に踏み切ります。 

(その他)

自然に治ることはないので、早めに病院の外科を受診する必要があります。
がまんして様子をみて、夜間や休日になってから病院を受診しても
適切な治療を受けられないこともありますので症状が激しければ救急車を要請します。
 おなかの手術後の癒着による腸閉塞では
体調がすぐれない時には食事内容を軟らかい消化のよいものにするなどの
工夫は必要ですが完全に予防する方法や注意点はありません。

 

夜11時にT病院へ駆け込んで日付の変わった午前2時過ぎにとりあえず病名が判明し
午前3時には緊急入院、早朝に再度検査をして腸閉塞と確定されましたので
呼ばれていた午前9時はまだ1日目ということになります。
 
そこでN先生から症状や治療方法の説明を大雑把に受け
詳しくは担当看護師さんから聞きました。

“手術不要”の場合でも入院期間は最低で1週間に及ぶことは
来月下旬に同じこの病院で予定されている
私自身の胃の内視鏡手術の予定表から容易に推測できました。

たかが直径1cm、胃の粘膜を切除するだけなのに
翌日は栄養液の点滴、3日目は重湯
その後お粥を4日間かけて普通の食事に近づけて行くので
都合8日間も入院しなければならない予定になっているからです。

午前9時からの説明を受けてまた帰宅
来月に控える自分の入院の準備品の予行演習のつもりで
必要な物を取り揃えて午前中に三度(みたび)病院へ。

この時点でもまだ女房の激痛と吐気は続いたままですが
ここまで来たら私的には一安心、後は“看護婦”さんとN先生お任せするしかありません。

ちなみに最近の「看護師」という呼び名は、少なくても男にとっては
何とも色気も素っ気もなく嫌いという人が多いに違いありませんし
好き嫌いは別にしても、男女を問わず年配者の患者の多くはこの呼びなれた
「看護婦さん」とつい呼んでしまうことは病院内にいるとはっきり分かります。

全くの個人的な意見で言わせていいただければ、「看護婦」はそのままで
男性は「看護士」、総称を「看護師」とすれば良かったのにと思えてなりません。

言うなれば「主婦」と「主夫」の違いのようなもので
「かんごし」の発音が同一でも使われる状況で容易に判断は付くはずです。

*婦…夫のある女。 成人した女。 職業・資格を持つ女。
*士…成人した男。学識・徳行のあるりっぱな男。
さむらい。
特別の資格・技術を身につけた人。

*師…兵士の集団。学問・技芸を教授する人(先生)。
(接尾語)技術・技芸などを表す語に付いて
その技術の専門家であることを表す

僧侶・神父などの姓氏に付けて尊敬の意を表す。

 

こうして午前11時前には自宅に戻り、少し早かったのですが
冷凍保存されているご飯を解凍し生玉子をぶっかけて昼食、長い昼寝の後
宅配食材の来週分をキャンセルしたり、今が盛りの夏野菜を収穫したり
溜まっていた洗濯をしたりしていたらあっと言う間に夕方になってしまいました。

晩飯は久しぶりに「くるまや」の味噌ラーメンで済ませて風呂の準備
夜には近くに住む二女夫婦がお見舞いに行ったようで、夜遅くには遠方に住む長女が
急遽クルマで駈けつけてくれてクソ長かった一日がようやく終わったのでした。

 

 

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女房が「腸閉塞」で緊急入院…③なんとも痛そうな病気

2014年07月22日 | 病気一般の話題

 過去の私の尿管結石での経験のように
日赤が今でもとりあえず痛み止めの錠剤を手渡すだけで
「朝になったらきちんと治療を受けなさい」とその日は帰してしまう“緊急”での対応が
今でもそのまま続いているのか知る由もありませんし、今後知る必要もありません。

今回このT病院の夜間・休日での対応を知りましたので
もう2度と少なくても自ら進んで緊急で日赤に駆け込むことはないはずですから。

(腸閉塞の症状の現れ方)

多くの場合、腸が詰まった瞬間に
突然発症し激しい腹痛と吐き気・嘔吐が起こります。

腹痛は、きりきりと強い痛みが起こり、しばらくすると少し和らぎ
これを繰り返す「疝痛(せんつう)発作」と呼ばれる特徴的なものです。

 嘔吐の吐物は、最初は胃液(白色から透明で酸っぱい)や胆汁(黄色で苦い)ですが
進行すると腸の奥(小腸や大腸)から逆流してきた腸の内容物となり
下痢便のような色合いで便臭を伴うようになり吐糞症(とふんしょう)と呼ばれます。

嘔吐の直後は、いったん腹痛や吐き気が軽くなることが多いようです。

 腸間膜も圧迫されたり、ねじれたりする絞扼性(こうやくせい)腸閉塞では
激しい腹痛が休まることはなく、時間とともに顔面蒼白、冷汗、冷感もみられ
脈や呼吸も弱く速くなり、ショック状態になります。

 

突然の疝痛と呼ばれる激痛に襲われ、その原因が腸閉塞と診断されて
入院病棟の北棟〇55号室に運び込まれた時には
すでに丑三つ時の午前3時を回っていました。

一段落したところで居眠り運転しそうになりながらとりあえず家に帰り
倒れ込むようにベッドに入り昏睡した、と思ったらケータイの呼び出し音

まだ3時間も経っていない朝の6時、まさか“容態の急変”では…。

が、それも取り越し苦労で
二人の娘から立て続けに母を心配する電話だったのです。

再度検査をしてその結果と治療の説明を改めてするので午前9時に来るように、と
N先生から言われていたので、睡眠不足で意識朦朧のまま
いつものようにトースト2枚の朝食を取り、再度クルマで15分足らずの病院へ。

 

孫世代とスキーのイントラで顔を合わせる中高生
そして日常生活で交流の多い60から上の世代の年齢は何となく判るのですが
世の中を背負っている肝心な20~50代世代の年齢を
見た目で判別出来なくなっていてこのN先生の年齢もよく判りません。

30代かな?と思ったTシャツ姿と打って変わり
白衣に着替えて表れた姿を見るとゆうに40歳は過ぎているかも…。

いずれにしろ、見た目で信頼感が大いに増したことは確かです。

そして受けた説明は下記のようなものでした。

(病気の原因)

腹部を切る開腹手術を受けたことのある患者さんでは
腸と腹壁、腸同士の癒着が必ず起こりますが
癒着の部分を中心に腸が折れ曲がったり、ねじれたり
癒着部分でほかの腸が圧迫されたりして腸が詰まる場合が最も一般的です。

彼女も過去に開腹手術の経験があり
小腸の下の方に一部細い個所があり、そこに消化が悪い今が旬の
野菜等の繊維質が何かの拍子に詰まってしまったものと思われます。

(治療の方法)

腸がねじれたりする絞扼性(こうやくせい)腸閉塞ではないので
80%は手術しない保存的治療で治ります。

まず食事や飲水を中止し、胃腸を休め、十分な補液を行い様子を見ます。

それでも詰まった物が流れず、病状が進行して腸の張りが強くなった場合は
鼻から胃や腸まで
管を入れ嘔吐の元となる胃や腸の内容物を体の外に吸い出します。

腸の張りが少なくなれば、腸から吸収され出し快方に向かいます。

 おならや便が出れば、腸の通過障害は一応治ったことになりますが
腸が詰まった原因、つまり癒着や腸がはまり込んだ
おなかのくぼみ等は治らないため、再発の危険は残ります。

 手術的治療は、おなかを切ることで新しい癒着を作ることになり
腸閉塞にいっそうなり易くしてしまうため、避けるのが一般的ですが
保存的治療を4~7日続けてもよくならない場合は手術が必要となります。

いずれにしろ、治療時期を逸すると生命の危険があるため
迅速で慎重な判断が要求されます。

  

ベッドの上の女房は点滴の2本の針が腕に刺さったまま
朝になった今でも「痛ァァァ~ィ」と「ウェ~」を繰り返していました。

ふらついてトイレにも行かれないので
ベッド脇にはポータブルトイレが持ち込まれていて
ここでオシッコをするそうですが、もちろんウンコは出ないそうです。

まずは消化が進んで自然に詰まりが解消することを期待する初期治療とは言え
せめて痛みだけでも解消させる方法はないのかと正直、思えてしまいます。

後日女房から聞いた話ですが、N先生が言うには
病院の先生間では「腸閉塞にだけはなりたくないよね!」と囁かれているそうです。

もしかしたら、鎮痛剤の点滴さえ効かないこの激痛と
後にお話しする“鼻から管を挿入し〇〇を吸引する”ことになるからなのかもしれません。

(続く)

 

 

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女房が「腸閉塞」で緊急入院…②病名確定に4時間

2014年07月20日 | 病気一般の話題

2年前に義母が肺炎で息を引き取ったのもこのT病院で
その際、何度か付き添いのためここで夜を過ごしたことがあり
昼間の喧騒とは一変したガランとした夜の風景も見慣れていました。

 
(翌日の昼間に撮影)

ガードマンが警備する専用の「夜間・休日出入口」を通り受付を済ませて
すぐ左にある内科の待合室で激痛で悶絶する女房を隣りに待つこと十数分
8番の診察室に呼ばれて中に入ると若いK女医が待っていました。

かつて日赤の“緊急”には私自身の風邪と尿管結石の時に駆け込んだことがあり
風邪などは解熱と鎮痛などの薬を1~2日分よこすだけでお茶を濁し
「The King of Pain」と呼ばれる尿管結石の時でさえ
当初は鎮痛剤を出すだけで帰そうとされたことを不安に思い
その場で服用してみても案の定全く効かず、それどころか嘔吐までする始末
次に鎮痛剤の点滴をされてもこれも全然効果なし
結局、3時間も激痛に苦しんだ後に“先生様”がようやく登場して
鎮痛剤の注射とX線撮影という治療らしい治療をしてもらい
さらに正式な治療は翌朝でないと受けられなかった経験があるので
ここも同じ様な対応になるのでは、と勘ぐっていたことは確かです。

問診、触診、そしてまずは鎮痛薬の点滴をされすぐにCT(コンピューター断層撮影)室へ。

この時点で日赤とは対応が違うことが分かりまずは一安心したためか
普段はベッドに入るか、またはうつらうつらしている時間なので
その後何をされてそれがどんな順番だったのかははっきりした記憶がありません。

もしかしたら、栄養補給の点滴もされていたかもしれませんし
CTはもう1回、さらにX線撮影もあったかもしれません。

ただ、点滴での鎮痛薬が全く効かなかったことは確かで
嘔吐を繰り返し唸り声を上げ続ける女房はカーテンで仕切られたベッドの上で
数人のオバサン看護士が入れ替わり立ち替わり、ずっと介抱されていました。

そしてほぼ2時間後の午前1時過ぎ
とりあえずこのK女医から出された病名は「腸閉塞かと思われます」

腸閉塞?

もちろん耳にしたことはありますが、まさかこれほど身近で聞くことになるとは…。

「念のため、外科の先生に来てもらいますので痛いでしょうが、もうしばらく頑張ってください」

「内科でなく外科?つまり手術?」

内心で心配しつつも、さすがこの総合病院は
外科にも当直の先生がいるんだと思ったのは私の誤解のようで
1時間近くも経ってから姿を見せたのは、急遽呼び出された感が見え見えの
バックパックを背負ったTシャツ姿の若い男性のN先生でした。
(ちなみにそのまま現在も担当医になっています)

ウロウロしていては邪魔になるに違いないし、特に何も出来ることもなく
空いていたベッドテーブルに突っ伏して半分寝ている私の傍らで
モニターを見ながら最初に診てくれたK女医と話し合い
N先生から言い渡された結論は「やはり腸閉塞に間違いなく緊急入院が必要です」

「・・・」

この病気と女房の症状の説明、入院に関する書類の説明と記入をし
すでに壁掛け時計の針が午前2時30分を回っている頃
それまで寝かされていたキャスター付きベッドのまま入院病棟に運び込まれたのでした。

腸閉塞(イレウス)とはどんな病気か

口から摂取した飲食物は、一方通行で胃~小腸~大腸を流れ消化・吸収され
最小限の不要物のみが便となって肛門から排泄されます。
また、唾液(1日1~1.5ℓ)や胃液(1日2ℓ)を始めとする大量の消化液が
胃腸の中に分泌されますが、これも小腸や大腸で吸収されて
残りは便とともに排泄されます。

 これらの食べ物や消化液の流れが小腸や大腸で滞った状態
すなわち内容物が腸に詰まった状態が腸閉塞です。

腸が拡張して張ってくるため、おなかが痛くなり、肛門の方向へ
進めなくなった腸の内容物が口の方向に逆流して
吐き気を催し嘔吐します。
嘔吐は閉塞した部位により程度が異なり上部の閉塞ほど
気持ち悪さや吐き気が強い傾向があります。


嘔吐物は閉塞個所が下流に向かうにつれ

胃液、胆汁、食物の残りかす、便汁と変化していきます。
また、消化液が貯まったまま再吸収されないため、
脱水と
電解質異常(ナトリウムや塩素、カリウムなどのバランスが崩れる)が現われます。


腸閉塞は吐き気・嘔吐を伴う腹痛が現れる最も代表的で一般的な
急性疾患の一つですが、
中には急激に状態が悪化して
ショック状態や意識障害を起こすこともあるため

早期に適切な処置が必要となる恐い病気です。 

(続く)


 

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女房が「腸閉塞」で緊急入院!…①コトの始まり

2014年07月17日 | 病気一般の話題

ウチでは朝食が6時頃、昼食が11時半~12時
夕食は5時~5時半という、報道特番で見る“刑務所”のような
規則正しい生活を毎日を繰り返しています。

一昨日の夜のこと、いつものように6時前には晩飯を終え
夕方のニュース番組を視ている時に女房が
「友人に送りたい物があるのでちょっと郵便局に行って来る」と
で出かけて行きました。

夕食の準備をする前に何やらガサゴソやっていたのは
どうやらこれを用意していたようです。

この時間は市内に2つある主要局でしかゆうパックは扱っていないので
クルマでも15分ほどの距離にあるそのうちの一つに行き
戻ってきたのが7時半過ぎのことで
「お腹が少し痛い。冷たい物を飲み過ぎて冷えたのかもしれない」
と言い出したのです。

「温めれば治るかも」と風呂に入り、上がった後も「まだ痛い

そして常備薬の〇〇百草丸を飲み出したので
「素人判断は止めて病院へ行った方がいいよ」と言うのに
「薬が効けば治る」と言い張ります。

自分の身体のことは本人が一番知っているはずで、行く行かないで
喧嘩をしてお互いイヤな思いをしてもしょうがないのでそれ以上は言いませんでしたが
10時からのニュース番組「報道ステーション」が始まる頃には「痛ァァァ~!」を連発。

ようやく私の運転で我家のかかり付け医、来月には私も入院予定になっている
T病院の“緊急”に駆け込むことになったのでした。

(続く)

 

 

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また失敗!スイカの収穫が早過ぎた…

2014年07月16日 | 自然農法による自給用野菜作り

3株植えたスイカ(縞王)の苗でした。

・雌花が親づるや子づるに5~7節おきに付くので芽掻きをせず放任・無整枝で育てる
・最初の一番花は小さいうちに摘果し、次の1~2果の着果を確認したら
以降の果実は摘果し残した果実に養分を集中させる

これが私が主に参考にしている本「自然菜園」によるスイカの育て方ですが
一番花がどれなのか判らなくなってしまい
全く何もせず放任、これまで5個の果実が大きく育っていました。

スイカは収穫の後に追熟はあまりしないので収穫のタイミングが重要と
されているのにその判断をする方法を知りません。

・品種によって差はあるものの花が咲いてから35~40日ほどで
実の付け根の巻きづるが枯れてきたら収穫時期

昨年も待ち切れずに早く収穫し過ぎてしまったので、今年は花が咲いたら
日付を記入した荷札などを付けておこうと思っていたのについ失念
結局、「巻きづるが枯れる」と、世間でよく言う
「叩いて音で判断する」の2つしか方法がないようです。

一応、その両方を自分なりにやってみた上で一番大きく育っていた1個を
割ってみたら、まだ一部がようやくピンク色になりかけたばかり

“枯れる”はといってもどの程度枯れればよいのか
また“音で判断”といっても八百屋に買いに行ったこともないのですから
熟すとどんな音がするのか、肝心な正確な知識を
持ち得ていなっかことを今さら後悔しても「後の祭り」。


(無理して食べましたがこの青臭さが私はダメ。ちっとも甘くないし…)

その後、“表面の色がくすんで若々しくなくなる”なんて
素人には余計に難しい話も聞きましたが
ヤフー知恵袋で同様の質問があり下記の回答を見つけました。

収穫時期は実が付いている茎の側から出ている巻きヒゲが教えてくれます。
・巻きヒゲが緑色→種は白い
・巻きヒゲが半枯れ色(茶色)→種が茶色
・巻きヒゲが完全枯れ色(黒っぽい)→種が黒い

そうだったのか、黒くなるまで枯れてからなんだ…。

今年もまた1個、せっかくここまで育ったスイカに申し訳ないことをしてしまいました。

 

 

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変形性膝関節症の豆知識(追加版)

2014年07月13日 | 変形性膝関節症など

膝関節症を普通、口頭では膝(ひざ)関節症と言いますが
正確な読み方は膝(しつ)関節症です。

日本国内の患者数は約700万人というありふれた疾患であり
歳だからと諦めたり、我慢しているケースが多いのもこの病気の特徴で
行動が制限されがちになるため適切なケアが望れています。

通常、膝関節(しつかんせつ)の表面は軟骨で覆われており
この軟骨と膝関節の間隙(かんげき)を囲うように存在する半月板とが
外的衝撃を和らげ関節の動きを滑らかにする働きをしています。

また、ヒアルロン酸を含み関節間を満たしている関節液が
潤滑と栄養補給の役割を果たしています。

そして関節の骨と骨をつないで安定させているのが靭帯です。

この病気の初期段階は軟骨のみの摩耗ですが、やがて障害範囲が
半月板の断裂、靱帯の障害などを含んだものへと進行することによって
症状は人によって差異が見られるものの一般的には
膝のこわばり感や歩き始め、階段の昇降、長時間の歩行、立ち仕事の後などに
痛みが起こったり、正座やしゃがむ姿勢がツラクなります。

また、関節炎により過剰な関節液が溜まる「膝関節水症」を引き起こし
関節が腫れて膝を曲げたときに強い痛みを伴うこともあります。

変形が進行するにつれて正座や膝を完全に伸ばすことができなくなり
痛みや歩行障害も加わって徐々に日常生活の動きが制限されて来ます。

O脚やX脚といった変形が進行することもあり、やがて大腿骨と脛骨(けいこつ)が
直接擦れることで激しい痛みが生じ、ついには歩行困難となります。

ちなみに、40歳以上の男女の6割が罹患しているというデータもあり
どの年代でも女性が男性に比べて1.5~2倍多く
かつ加齢に比例して発症し易くなるため
高齢者では女性が男性の4倍とも言われています。

このように、変形性膝関節症は半月板・軟骨が変性劣化し
クッション機能を失った時の症状ですが、最初は痛くありません。

理由は半月板・軟骨には神経がなく、酷使し損傷しても痛みを感じないからであり
痛みを訴えるのはかなり症状が進んだごく一部の患者に限られます。

骨折や脱臼などの外傷、痛風や化膿性関節炎などの炎症によるものは別にして
この病気の原因ははっきりせず、長年の使用や繰り返される負担によって
関節の軟骨がすり減ったり骨の変形が生じたりする“加齢に伴う病気”とされています。

ただO脚の人は膝の内側(ないそく)に体重が集中してかかるために
内側半月板、内側軟骨に負担がかかり
また肥満の人も体重が膝への負担を増すので発症し易くなります。

それ以外にも、中高年から急に始める運動も発症の原因と考えられています。

これは加齢によって進む大腿四頭筋(だいたいしとうきん)の筋力低下
軟骨・半月板のクッション能力の低下にもかかわ らず
若者と同じような運動をすることに起因します。

【治療方法】

保存的治療…まずは
痛みに対して安静、膝サポーター、湿布、塗り薬
痛み止めの内服薬などを用います。大腿四頭筋をはじめ
膝周囲の筋力トレーニングは関節の安定性を良くし
関節の腫れを改善するのに有効です。

関節注射…膝の関節に関節液がたまって痛みの原因になっている場合には
関節液を注射器で除去します。なお、一度関節液を取り除いても炎症が続いている間は
関節内の滑膜という組織から関節液が過剰に作られるので、再度関節液が溜まってきます。

痛みがある場合はヒアルロン酸の注射が有効な場合があります。
または炎症と痛みを和らげるため局所麻酔薬とステロイド薬の注射を行う場合もあります。
ただし、頻回のステロイド薬の注射は細菌感染や関節破壊を生じる危険を伴います。

手術…変形が比較的軽い場合には炎症を生じた関節内の滑膜(かつまく)切除や
半月板損傷、関節内遊離体ベーカー嚢腫に対する手術を行うことで
一定の効果が期待でき、関節鏡を用いる手術も増えています。
比較的若い患者では、関節形成術(骨切り手術)により
関節のバランスと機能を改善することも可能です。

重度の変形があり日常生活に支障がある場合には人工膝関節手術が行われます。
満足度の高い手術ですが、人工関節の感染や特に活動性が高く若い患者では
人工関節のゆるみや破損が問題になる場合があります

(ウィキペディア他より抜粋、編集)

今では冬はスキー場に年70日程度通い
さらに週5日はソフトバレーを楽しむ私ですが
痛みを感じ出したのは現役で仕事をしていた頃のことですので
「中高年から急に始めた運動」が発症原因ではありません(念のため)。

ただし、緊急に病院に駆け込む羽目になる時は
「大腿四頭筋の筋力低下にも拘わらず若者と同じような運動をすることに起因」と
指摘されたら正にその通りで返す言葉は見つかりません

治療は両膝に3カ月毎のヒアルロン酸局部注射をずっと現在も継続中です。

湿布(貼り薬)は昨年から
腰痛にも使えるのでこちらからお願いして処方箋を頂いています。

また膝サポーター(&腰用)は自分で選んで積極的に装着し始めました。

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痛!左膝に激痛が…

2014年07月10日 | 変形性膝関節症など

3日前の月曜日夜のソフトバレーの時
フロント左のポジションで大きく流れたセッターからのトスを
上体を右に捻りかろうじてアタックして着地した際
左膝に激痛が走ったのです

午前中にヒアルロン酸注射を打ってもらったばかりなのに
これはマズイことになったかも…。

それでも右脚だけで何とか最後までプレーしましたが
自宅へ戻る時には階段はおろか歩くことさえままならず、急遽
I 病院に翌朝一番で再度、アポ(予約)なしで駆け込む羽目になりました。

ところで、知人のO君に紹介されて初めてこの病院を訪れたのは8年前で
以前から右膝に痛みは感じていたのですが
友人の通夜に行った際に全く正座できないことに気付いたからです。

実はこの病院に来る前にこの辺りでは評判が良いA整骨院も訪れていて
X線の撮影結果は“加齢による半月板損傷”ということで
ベッドにうつ伏せにされその脚を掴んだ姿勢で痛みに耐えベッドがズレルほど
先生が無理やり両脚を引っ張る治療を受けていたのです。

その際、子供の頃以来のいわゆる“骨接ぎ”と呼ばれる整骨院では
こうした力任せの治療が未だに行なわれることに
正直「嘘だろ!」と、とても驚き腰が引けたことをよく覚えています。

直後は痛みが消えたのですが、結局2、3日後にまた痛み出した時には
もう2度と行く勇気が湧いては来ませんでした。

こうした経緯から予約で3カ月も待たされた末に
ようやく看てもらえることになった整形外科のI 先生はスポーツドクターとしての
評判が高く、いつも混み合っているのだと聞かされていました。

そして改めてX線撮影、さらにMRI検査を受けての診断結果は
同じく“加齢による半月板損傷”、つまり正式には「変形性膝(しつ)関節症」

説明で使われる模型

黄(骨)・・・上部が大腿骨(だいたいこつ) 下部が脛骨(けいこつ)
 緑(軟骨)…上下の隙間に半月板が挟まっていて関節液が満たされている
 ピンク(靭帯)…骨を繋ぐ強靭な長いコラーゲンの結合組織 

摩耗してヒビ割れているかもしれない半月板がササクレ立っていて
それが軟骨に触れると痛むと説明された記憶があり
この病気は完治することはなく、潤滑油であるヒアルロン酸を注射で注入し
それで痛みが引くのであれば現状を維持するため
1カ月毎にヒアルロン酸の局部注射をする“保存”療法と決まったのでした。

なお、これでも痛む場合は“手術”療法しかないとも聞きました。

幸いにも注射が効いて徐々に痛みは退き、正座もかろうじて可能になったものの
2年くらい後に今度は左膝も痛み出し、結局、両膝に注射を打つことになり
その後3カ月毎に間隔が延びた定期的治療が現在も続いています。

ただ、今まで左膝の突然の痛みで2回、緊急に駆け込んだことがあり
1回は水が溜まりそれを抜いてもらい、他の1回は臨時に
ヒアルロン酸を注入してもらったら数日後に痛みが退いたことがありました。

*水が溜まる…関節液や滑液とも呼ばれる体液が関節内外で
過剰に分泌されて溜まったもののことで、炎症を起こした部位を防ごうとする
生体の防御反応の1つであり、それ自身は症状ではあっても病気ではない。
もともと適正量は関節包内にあり栄養補給と潤滑の助けとなっていて
ヒアルロン酸が含まれている。

つまり、アポなしでの緊急は今回が3回目ということになるのです。

I病院には朝8時半に到着、いつもは予約患者で混み合っている待合所なのに
意外にも2人しか見当たらず、午前中一杯かかることを覚悟していたので
ちょっと拍子抜け、そして30分も待たずに名前が呼ばれて今度はビックリ。

なにはともあれ、I 先生に事情を説明するとまずはベッドに横にさせられ
左膝を手のひらで抑えられて脚を伸ばされても「痛くな~い」

で、次に曲げられたら「イタァァァ~!!」

かくして、久しぶりに両膝のX線撮影と相成ったのでした。

結果は当初と特に症状が進んでいる様子は見られず
ただ、一応念のため、MRI検査も8年振りにすることになったのですが
2週間後に予約を入れてもらっただけで診察が終わりそうな雰囲気に…。

私 「えっ、2週間後?今痛いのはどうすれば…」

I 先生 「前日に注射をしていますのでとりあえず様子を見てMRI検査の結果で
再度検討しましょう。それまで痛み止を処方しましょうか?」

薬を飲んで痛みを消しても様子見にはならない気がしたのでお断りしましたが
要は日常生活に支障があるような慢性的な痛みの場合の手術以外に
もう完治することがない病気、と言うか、身体の衰えなのですから
こうして誤魔化しながら付き合っていくしかないということなのでしょう。

ちなみに、無理やり両脚を引っ張ってでも関節内の軟骨の隙間を広げて
触れないようにすることで痛みを取る接骨院の治療も理屈上は間違いではないと思われ
私の経験のように数日間の“痛み止”としての利用価値はあるわけで
多くのお年寄りが週1~2日接骨院に通う理由がここにあるのかもしれません。

つまり整骨院にしても整形外科にしても
死ぬまで治らない加齢が主原因の病気のせめて現状維持を図るために
定期的に通う患者で溢れかえっているのですから、上手いとは評判が良いとかは
あまり関係がないのでは、とさえ思えてしまいます。

その後、幸いにもかなり痛みは退いて階段の上り下りや歩行などに
支障はなくなりましたので今回もヤレヤレというものです

つまり歳を取るとはこういうことなので、それを補うために大腿四頭筋を中心に
筋力アップを図らなければならない必要性を改めて強く感じ
昨日から自宅で出来るストレッチを少しずつやり始めたところです。 

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正直な感想は「まあ、こんなもんか…」

2014年07月07日 | 日々の暮らし

「やっぱ、家(ウチ)がいい!」

これは例え外泊ではなくても長時間の外出後に自宅に戻った時に
必ず感じることなのですから不思議なものです。

2日に渡る“サントリー・ドライ漬け”の旅も
梅雨の谷間の晴天に恵まれ無事終了しました。



まず一日目の最初の訪問地は酒処新潟の有名酒造メーカー(らしい)H酒造。

日本酒があまり好みでなくほとんどメーカー&ブランド名は知らず
「金賞受賞」と言われても味の違いが全く判らないのですから
まさに“猫に小判”、お土産も試飲で一番美味いと感じた
甘酒(商品名:あまさけ)になってしまったのです。


地震で壊れ最新設備に生まれ変わったという工場は
あまりに無機質で、これなら昔ながらの大樽が並ぶ
地元須坂の遠藤酒造所の方が“らしさ”があります

次に訪れたのは海岸の岩場を遊覧船で巡る「笹川流れ」。

この歳になるとこれ以上の岩場の景色はあちこちの海沿いの観光地で
何度もお目に掛かったことがあり、パンフレットで謳う“感動の景観”は看板倒れかも…。


“流れ”はもちろん潮の流れがキツイことに由来
ここに写っていない人は目下トイレ中

これらのサモナイ時間潰しの後、私としては楽しみにしていた旅館、萬国屋へ。

3つ4つある大浴場はさすがにどれも露天風呂付きで大きく立派でしたが
所詮コンクリート造り、また信州の近間の温泉と言えばほとんどが硫黄泉で
その匂いと上がった後のツルツル肌がいかにも、と思わせてくれるのですが
泉質のためかそんなこともなく、何か物足りませんでした。

また、宴会での夕食は魚中心のよくある御膳で特別に舌鼓を打つ料理もなく
かつ当然のようにほとんどが冷めた料理なのですから
むしろ翌朝の普通のビュッフェスタイルの方がはるかに美味かったです。


一日目昼食。旅館の宴会御前もほとんど同じようなもので
私はこれが二食続くと「もう、いいや!」になってしまいます

そもそもこうした個々の御膳による宴会スタイルは
美味いものをその場で味わうにはどうも向いていないのではと思います。

理由は明白、固形燃料を利用する陶板焼きや鍋物、そして吸い物などの汁物以外
天ぷらも焼き魚も煮物もほとんど冷めていることが多いからです。

多人数分を調理する作る側の事情はあるにしろ
また個室または団体毎に仕切った空間で行なう日本的な宴席が
酒中心になりがちであるにしろ、やはり暖かい料理は一味も二味も違うのですから
例えば真ん中にビュッフェスタイルの屋台を配置したり
回転寿司方式を上手く利用したりして、暖かい好きな料理の作り立てを
その場で提供できるようにした上で、さらに個々の騒がしさは遮断される等
画期的な工夫が何かないものかと思えてなりません。

いずれにしても「全国7位」に大きな期待を事前に持ち過ぎていたためか
特に「これは素晴らしい!」と感じた点るもなく、結論からすると
8畳間に5人・1泊2食付き15000円(税別)ではこの程度ということなのでしょう。

そして2日目午前中の出羽三山・修験道の神社詣にしたところで
山伏姿の案内人と吹き鳴らすホラ貝がちょっと物珍しかっただけで
山国信州から同じような山岳信仰の場所への観光では
特別な感慨が湧くことはありませんでした。


日本人は神と仏を、よくもまあ
こうもごちゃ混ぜにして
崇められるものですね

帰る心配のない泊りがけで酒を浴びて交流を深める意義は認めるものの
月1回は飲み会を催している上でさらに、今ではほとんど廃れている
“強引なお酌”が残るジジイ達の宴会がメインの旅行に少しばかり疑問を持つと同時に
この「無尽」の目的である肝心な年1回の旅行が一泊二日では
いくら高速道路網が発達したとは言っても行ける距離はせいぜい片道600㌔
所詮「まあ、こんなもんか…」と思うしかしょうがないのかもしれません。

かように辛口の批判を口にしてはいても、今からすでに来年が楽しみなのですから
“それなり”に充分楽しかったことは付け加えておかなければなりません。

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イザ、温泉へ!

2014年07月05日 | 日々の暮らし

今は朝の7時、とりあえず止んで空が明るくなってきてはいますが
昨日から梅雨前線が北上しこの時期らしい雨が時々降りしきっていた天候の中
年に一度の定例旅行に出かける準備中です。

  

一昨年の夏に誘われて、旅行と月一の飲み会が目的のこの「無尽」に入りましたので
昨年の二泊三日、飛行機での屋久島・種子島が初めてだったことになります。

やはりこの時期、豪雨によるフェリーの欠航と道路の通行止の隙間を
幸運にもすり抜けて来られたと後で聞きました。

今年は一泊二日、山形県の「あつみ温泉と出羽三山」へのバス旅行で
この歳にして初めて新潟市の先の北方に行くことに加え、特に楽しみなのは
全国7位にランクされたという老舗旅館の萬国屋(ばんこくや)です。

貸切中型バスに乗りっ放し、10数人のジジイだけですので
どうせまた、走り出すとすぐにツマミと酒が登場し
アルコール漬けの2日間になることでしょう。

では、そろそろ行って来ま~す

 

 

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流行りのハットの雰囲気を簡単に変える方法

2014年07月02日 | 世の中のあんなコト、こんな事

麦わら帽やJAマーク入りキャップ等の
オジサン達の実用品は別次元の話として
紫外線を遮る効果を期待する側面があるとは言え
オシャレで帽子をかぶる人が増えました。

カジュアルなキャップ型は何年も前から若者を中心に楽しまれていましたが
山ガール御用達、ツバの広いハット型はここ数年前から
ずいぶん町でも見かけるようになりました。

そして今年はストローのハット型が流行っているのでしょうか
少し前から帽子専門店でのパートを始めた二女に
先々月の誕生日にプレゼントされたのもこれでした。


(今の時代、この中折れハットが6000円もするんですねぇ。ありがとう

20~30歳台にハンティング型にハマったことがあり
それもてっぺん(天)が平らなものでなく、ヨーロッパで文字通り
狩猟の際にかぶる8枚張りのタイプです。

頭が大きくて(60cm超!)なかなか思うようなものが見つからず
2千円程度で買えた当時に、気に入った布を持ちこんで5千円以上はする
オーダーメイドしていたほどで、ピーク時には革・デニム・チェック柄など
7、8個は持っていたはずです。


(今残っているのは一番のお気に入りだったこれ1個)

他にフォーマル用としてストローとフェルトのハット型も数個持っていましたが
結局、あまりかぶることなく、ストローは麦わら帽子の代わりになり
フェルトは鏡の前でたまにかぶり持っている満足を楽しんだだけで
その後、帽子そのものへの熱が冷めてしまいましたので
こちらはすでに手許には一つも残っていません。

改めて興味を持ちだしたのはつい3年前のことで
スキーをまたやり出し、ヤフオクやリサイクルショップで
中古品を購入するために必要な価格、流行などの情報を入手するために
「スーパースポーツゼビオ」を頻繁に訪れるようになってからのことです。

その際、種目別のコーナーに分散されてはいても
街の路面専門店よりはるかに多種類の帽子を扱っていることを知り
“眠っていた虫”が再び目を覚ましてしまったのでした。

スポーツ用の場合、基本的に持ち運びし易いよう
たためる柔らかい素材を使っているものが多いことも
気に入った大きな理由の一つでした。

そして現在、野良仕事用キャップと5個のスキー用ニット帽は別にして
“マイブーム”の「天」が平らなキャップ型をすでに4個持ち
今回このハットが加わったことでシーンと服装に合わせる選択肢が広がり
ファッションの一部として大いに楽しんでいるのですから、帽子に関しては
今でもちょっとばかりウルサイ爺ということになるのかもしれません。

そんな私が思いついた既製品ハットにちょっと手を加えるだけで
それも僅か数百円の出費で
見た目の雰囲気をガラッと変えることが出来る方法を紹介します。


クラウンとつばの縫い目を隠すベルト
そして
ベルトのつなぎ目を隠す帯を利用しますので
これが付いている帽子には対応できます。

①クラウン下部の「ベルト」一周の長さを測る

②手芸店に行き、したい雰囲気のリボンを買う
・幅1cm以下のもの。これより広いと
装着時に上端が浮いてしまう
・幅が1cmより広いものは折りたたんでプレス
または接着し厚いこちら側
を上にする
・1m300円程度の測り売りなので
ベルト長+予備5cmでよい

③普段は捨てている包装用プラスティックを
「帯」の中に納まる大きさに2枚切り出す
・この帽子の場合の参考寸法
横15mm×縦18mm

・挿入し易いよう外側の角2ヶ所
さらに後から引き抜く片方は
4カ所の角全てを
ちょっと切り取っておくと
「帯」の中で引っかからない
(④の画像参照)

④リボンを現物合わせして適当な長さに切り
両端に③のプラスティックをボンドで貼る
・事前にプラスティックに
千枚通しなどでキズを付けておくと
接着力を強くできる

 
(1枚は角2ヶ所、もう1枚は角4ヶ所)

⑤「帯」の中にプラスティック部を
両側から押し込と完成

*「帯」と「ベルト」は通常
接着されていないはずですが
もし接着されていて隙間がない場合は
この方法は使えません。

*滑り易い布製リボンは
靴下がずれ落ちるのを防ぐ
「ソックタッチ」等を使うと位置がズレません。

 
 締めて1000円足らずの出費で完成した4種類はこんな感じで
僅か2、3分で交換でき、ノーマルと合わせて5つの雰囲気が楽しめます

    
チェック                  波模様

  
    漫画                  チロリアン     

 

 

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