オズマの部屋 -バス釣り・政治経済・クルマ等-

「バス釣り日記」が主題。色々な話題を中年オヤジが持論で展開。「真実は孤独なり」を痛感する日々。

【偉人・手塚治虫】著作権料なしでも書きなおす! 己の誇りのために! 国民栄誉賞授与だ!

2013年04月09日 22時27分10秒 | オズマの読書感想文

 現在の日本では,通称「日ビ」(日本ビジュアル著作権連盟;嫌なのでリンクしません)というアコギな団体が,異様に著作権をふりかざしている

 詳細をかくと,彼らは児童文学作家などの「売れない作家集団」であり,そのグルは自民党元総裁という構成。そして目的は「これでもかと著作権を主張し,金銭奪取に執念をかけること」にある

 具体的には,日本標準という教育出版社が典型例だが,教科書に掲載されていた文章を自分の参考書・問題集に転載したところ,「著作権違反だ」と主張した例がある。

 たしかに,教科書や入試問題以外は「事前申請」することになっている。だが,こうした教育出版社が平謝りしても,谷川俊太郎・松谷みよ子といった「売れない」児童文学作家たちは,ひたすら語気を強め,「日ビ」なる強権団体を結社した。

 しかし,そのHPと会員名簿を見る限り,「終わった人ばかり」。編集経験者ならばすぐにわかる「終わった感」アリアリなのだ。自民党の政治家も,とうに終わった海部などが役員になっているレベルである

 

 さて,これら「終わった」連中と比較してはいけないのだろうが,やはり手塚治虫は偉人である。国民栄誉賞を授与してほしいものだ

 この巻では,中国に無断使用されていた件がかかれていた。しかし,手塚治虫は「絵がダメなんですよ!」と,盗作であることなぞ気にせず,品質に己の誇りをかけた。WTO非加盟だった1980年当時の中国に,なんと著作権使用料=原稿料=0で,中国版の「ジャングル大帝」をつくってしまったのだ。

 原稿がかけずに「あの本からネタを引っ張ってこれないだろうか」などという「自称プロ」が跋扈するなかで,手塚治虫は自分の作品の誇りのために,ただそれだけのために行動した。果たして「ブラックジャックによろしく」の作者にこのような芸当ができようか,いやできまい

 

 手塚治虫がなくなって20年以上が経過する。いまでもマンガは売れているだろうが,やはりこの徹底したプロ根性こそが,手塚治虫なのだ

 ちなみに,「日ビ」と対称的なのが「日本文芸家協会」。こちらはまともな人ばかり。対応もオトナである。

 

 さあ,あなたは「ここは俺が見つけたポイントなんだ」「俺の方が先に考えた釣り方なんだ」「俺のポイント独占しやがって」なんてアホな意地を張って自分の価値を下げるか,それとも違う道を行くか。
 
 オズマは,今後も,ニゴイもレンギョもアメナマもライギョも,みんな楽しく釣っていくぞ


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