流山本町を散策して来ました。庭の薔薇などが綺麗な杜のアトリエ黎明と、石や松、竹などの日本庭園がしっとりした雰囲気を醸している一茶双樹記念館です。
一茶双樹記念館の事務所で両施設の案内をいただいてきました
端午の節句のつるし飾り展が4月29日(祝)から、流山市流山6丁目の一茶双樹記念館と杜のアトリエ黎明で開かれているというので、カメラ片手に初夏のような陽気に誘われてふらっと…。
子どもやキジ、米俵、鯉のぼり、ねずみ…さまざまなものが吊るされた飾り、そのひとつひとつに子どもの健やかな成長を願う気持ちが込められているのでしょうね
主催されていらっしゃるのは、市民グループ「つるし飾りちくちくの会」の皆さん。先日読んだ千葉日報には、つるし飾りちくちくの会の皆さんは、流山市や松戸市の会員16名で活動されていらっしゃると報じられていました。
一茶双樹記念館の和室の床の間には端午の節句の鎧兜なども飾られていました
使わなくなった着物の古布などを材料にしたつるし飾りを制作し、ひな祭りと端午の節句の時期に作品展を開いてきました。今回はこいのぼりのつるし飾りや、えとの牛の飾り物など作品約60点を展示されています。
子どもや動物、鯉のぼりなどの表情がひとつひとつ違って可愛い
昨年は新型コロナウイルスの影響で端午の節句展を自粛し、替わりに、当時品不足に陥っていたマスク1500個を会員の皆さんが手づくりして市内の小学校などに贈られたそうです。
五月人形や着物なども効果的に展示されています
展示会は、5月12日(水)まで(10日休館)入場無料。午前9時~午後4時(最終日は1時)まで。
流山市流山6丁目670−1、04-7150-5750
一茶双樹記念館は、漂泊の俳人・小林一茶と流山の商家・秋元三左衛門(俳号・双樹)の交流の場。一茶はたびたびここを訪れ、流山は一茶の「第二のふるさと」とも言われているそうです。流山市は、この「小林一茶寄寓の地」を市指定記念物(史跡)に定め、庭園や建物を整備して、一茶双樹記念館として開放しているそうです。
流山市流山6丁目562−2、04-7150-5750(一茶双樹記念館管理事務所)
杜のアトリエ黎明の土地とアトリエは、洋画家笹岡了一氏、同じく画家で歌人でもあった秋元松子氏が「L・T・S笹岡絵画研究所」として開設し、自らの創作活動とともに、後進の指導に当たった場所なのだそうです。そのご遺族・秋元由美子氏から、「社会教育に役立てて欲しい」と流山市に寄贈されたものとのことです。
杜のアトリエ黎明の庭に咲いていた小さな薔薇にも癒されました
杜のアトリエ黎明で、紅茶を飲みながら少しゆっくりしようと考えていたのですが…。大型連休に県外に行くのは不要不急でなければ自粛しようとキャンペーンがあって意識していたのですが、市内をブラリと散策する気軽さからすっかり忘れていました。新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため公共施設での飲食は禁止でした。帰ってから珈琲でも淹れましょう。