雪道でのブレーキ操作とABS

2018-01-15 11:38:34 | トラブル対応
 雪に囲まれた屋外の駐車場に車を駐めて置いた翌日など、運転開始直後の雪道でブレーキ操作をすると前輪から「ガリガリッ!」と嫌な音がする事がある。 僕は今までそれはブレーキディスクとブレーキパッドとの間に氷の塊が挟まれて、 押しつぶされる事に依って発生するものと思い込んでいた。なぜって「ブレーキを踏むのを一旦止めて再度踏めば異音は生ぜず、 ブレーキも効いてスピードも落ちて呉れる。 そんな体験を何度もしていたからだ。

 ところが昨年11月の車の定期点検の際にブレーキ周りの部品交換を提案されて、 それをやってもらったのだが、 その際の整備担当者との話で、 僕が異音と感じていたのは 「車のブレーキシステムABSの動作時の音」 だと説明を受けた。

 そして今年の正月二日の夜にヤナバから白馬方向に車を走らせて居た時のこと。 走行中の国道148号線は青木湖を望み、 幾つものトンネルを抜けて佐野坂交差点に出会う事になる。 その交差点の手前の最後のトンネルを抜けた直後に前方の信号が緑から黄色に切り替わったのが眼に入った。

 その時の時速は50km弱のスピードだった。 白馬方向への路面はタイヤが埋もれる事は無いが全面が白く見える状態だった。 軽くブレーキをペダルを踏むと「ガリガリッ」と前輪から音が出た。 いつもの事とて一旦ブレーキを解除、 再度ブレーキペダルを踏んでも異音は続いた。 「こんな事は初めてだな・・・」 そう想いつつも交差点の手前で停止したいからブレーキを踏み続けた。 その間も異音は続き、はかばかしくスピードは落ちてくれない。 ついには停止ラインを越えて動き続け、 赤ランプになっている信号機のポール位置を越えて交差点の中に入ってしまった。

 そのままだったら、 交差点の中央付近で停止することになりそうだった。 そんな交差点の中で停止するよりも交通量の少ない青木湖・湖畔道路に入り込む方が安全だろうと判断して、 左にハンドルを切る操作をしてみた。 幸いにハンドル操作を受け付けてくれる状態にあって、 無事に湖畔道路に入り、 ブレーキ操作で完全に停止出来た。

 こんな体験をした正月休みだったが、 帰宅後にWEB上でABSブレーキシステムの車でのブレーキ操作について調べてみたところ。 

異音がしても力一杯ブレーキを踏み続けろ!! そんな記事に出会いました。 それが正しい操作方法なのか? 今日は定期点検で世話になっているディラーに出かけて、 ABSが作動し始めた後のブレーキ操作はどうするのが正しいのか? 話を聞いて来た。

 対応してくれたのは名札に1級整備士と表示されたYさんでしたが、 WEBの記事と同じ事を話して呉れました。 次には異音がしても、 ブレーキを思い切り踏み込んで見ます。 それでブレーキが壊れる事は無いそうですから。

 ちなみに乗っている車はワゴンRの2WD、スタッドレスタイヤを履いています。 黄色信号を視認したのは交差点よりも50m以上手前だった、 距離的には充分安全に停止できる距離と判断してブレーキ操作を開始した積りでいますが、 本当のところは判りません。 ブレーキ操作を開始してから・・・、 異音を聞きながらブレーキが効くのを待つ時間。 そして停止線を越えて赤に切り替わっている交差点の中へと動き続ける車にかなりのヤバさを感じたものでした。
 
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