僕が雪の結晶撮影に出かける場合の望ましい気象条件は気温が低く風も弱い事。 南岸低気圧の接近で関東地方に降雪予報が出た時はそんな条件が実現する可能性が高いので、 好んで草津に出かける事が多くなって久しい。 それが今回は低温が期待できるとは言え、 強風予報が出ている中を出掛けたのは何故か? 理由は複数有るのだが、 経験的には良い形で撮影に適した雪の結晶を採取出来ないのだが・・・ その悪い形の結晶を意識して撮影して来なかった事への反省もあります。
そこで今回は強風下で採取出来る雪の様子を意識して撮影してUpしました。
夾雑物が無く、 美しい形の一個の結晶を採取するのは風が弱い時に較べたら難しく感じます。 何しろ空気中の水分子同士が原子的な結合力で形作られている雪の結晶、 大きく成長した結晶もお互いが触れ合うチャンスが有ればくっつきあってしまいます。
試料ホルダに舞い降りた結晶を見分けるにもサイズが小さいと難しく感じる事が多いです(Top写真)。
直径が4mm を超える比較的サイズの大きい結晶
久しぶりに出会えたサイズです。
到着した20日、 夜の 9時台の降雪
21日の朝 7時頃の降雪状況 試料ホルダを降雪下に約5秒間露出
これ以降 今回撮影出来た数少ない良型の結晶写真を並べて置きます。