ぽぉぽぉたんのお部屋

季節の移ろい、道ばたの草花、美味しい食べ物、映画や友人のこと、想いがいっぱいの毎日をお話します

「メッセージ」

2017-07-09 | 映画のお話


観たのはもうずいぶん前のこと

SF物は好みではないのだが

娘との思い出のシーンが織り交ぜられ
言語学者の主人公がとてつもない仕事を抱えて
気づいてゆくメッセージ
というような

ちょっと不思議な感触の紹介が心に止まって
観に行こうと思ったのだった

う~ん
なかなかいい映画なのだが
すっきりとした気分は未だ中途半端で
どんなふうにこの靄を解明したらいいのか悩んでしまう

哲学的すぎで私にはやはり時間の概念はちょっと難しかった


世界への皮肉と言おうか警告なのか
宇宙船が降りてきた12カ所の中のマイナーな国には
すぐ核保有国だなという印象があった
作品からの現代社会へのメッセージと思わせられた・・・

はじまりの場面や
宇宙人からのメッセージを読み解く毎日の中で
織り交ぜられる娘との思い出

不治の病で亡くなった娘とのやり取りが
たどり着けそうもない難解な作業の中で
気づきやきっかけになっていく

遅々として進まない果てしない作業の中で
観ている私も心がよどんでくる
飽きてしまいそうになる中で
時折現れる娘とのシーンに救われたような気がする

だた私には
最後の言葉の中国語風の格言はよくわからないままで
それでも奇跡のように攻撃はとりやめになり
 
人はたったひとつのことばで動かせる事もあるのだと
そうしてひとり動かせれば、国を動かし、地球を救えるものらしい
そんなことが未来にあるのだろうか

ことばと時間と過去と未来と
当たり前のように思っていたそれらの関係を
どんな概念で図ったらいいのわからないまま
この映画を漠然とした思いで観終えた

3000年後に起こることのために
地球にやってきた宇宙人たち

その頃、現実の地球はどうなっているのだろう

過去があって未来があり
原因があって結果があるのだとずっと信じていたが
輪廻とはまたちがう流れがあるのだろうか

それより、離婚することも、子供が死ぬこともわかっていて
結婚したり、子供を持ったりできるのかしら

現実的に考えてしまう私にもうロマンはないのかもしれない





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「この暑さに・・・」

2017-07-09 | きょうのできごと
あれこれと用事が続いて、
高温と蒸し暑さもあって
週末は疲れ果ててしまった。

以前はなかなか眠れない日もあったのに
暑さで体力の消耗が激しいのか、
ワイン一杯が瞬く間にまわり、
眠くて仕方がないほどだ。

今日も晴れ渡り、気温もうなぎのぼり。

実家の両親を訪ねればそれなりに安心だが
自分の体の方が持ちそうもないので
とうとう実家にはいかず電話をした。

元気な声の母がでた~

「暑いから熱中症にならないように水分をとってね!」
とお願いすると・・・

「今となりに行ってきた所だけど、暑かったかしら?」
と、のたまう。

「まさか、この暑いのに、厚手の下着を着こんでいないでしょうね・・・」
と続けると

「あ~着てたかもね」とのんびりしたものだ。

この暑いのに、暑さの感覚もなく、
熱中症で倒れたらどうしようかと
こちらの方が暑さと焦りで倒れ込んでしまいそう~

だが、案外平気な様子なのは長生きしてきた所以だろう

昨年もたまりかねて、麦茶とボトルを持っていって
毎日作って飲んでねとおいてきたのだが
「冷たいものは飲まないから・・・」とかで
澱のできたボトルがずっとそのまま置いてあったくらいだ

新しもの好きだった母

娘たちのどの家よりも
いち早く夏支度をしていた母だった

実家のこざっぱりした光景が浮かぶ

もう昔の話だ・・・


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