Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

別宮貞雄の交響曲第2番を聴きながら、片倉町から横浜まで歩く

2011-02-17 05:19:45 | 古典~現代音楽日本編
昨日は、片倉町から横浜駅まで歩きました。
途中聴いたのは、1822年生まれの別宮貞雄の作品。
交響曲第2番は、1975年から1977年にかけて作曲された。
初演は同年山田一雄指揮、NHK交響楽団によりFM放送で行われた。
その後1978年と2004年に改訂された。
聴いたCDは湯浅卓也指揮、アイルランド国立交響楽団の演奏による。
第一楽章アレグロ・リゾルートは、自由なソナタ形式で書かれている。
躍動感あふれる第一主題がユニゾンで示される。
弦楽器により第二主題が登場し、第三主題がフルートにより示され、
これはオーボエやクラリネットにより引き継がれる。
これが終わると第一主題を中心とした短い展開部に入り、
そして再現部に入り第一主題の順から奏されていき、
コーダでは強烈な感じのトッティで終わる。

第二楽章アダージョは、「リタニーのように」という副題が付いている。
弦楽器中心に弱々しく主題が奏されて始まり、オーボエがそれに絡み、
さらにフルートやクラリネットも加わっていく。
途中打楽器が行進曲風のリズムを刻みながら曲が進行し、
中間部ではフルートが美しい旋律を奏で、弦楽器とのやりとりが続き、
金管楽器や打楽器も加わり盛り上がりをみせていく。
その後フルートと弦楽器中心に展開され、最後は静かに終わる。
第三楽章アレグロ・モデラートは、パッサカリア風の楽章。
バス・クラリネットとコントラバスにより示されたパッサカリアの主題は、
他の楽器も加わる中繰り返され、ヴァイオリンも対旋律を奏して加わり、
パッサカリア主題は木琴が受け継いでいき、そのあとコラール風の旋律も現れ、
パッサカリア主題もさまざまな楽器により繰り返されていく。
弦楽器と金管楽器により壮大さを示しながら、最後は静かに終わる。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 諸井誠のピアノのためのαとβ... | トップ | 福士則夫の打楽器とオーケス... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

古典~現代音楽日本編」カテゴリの最新記事