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リヒャルト・シュトラウスの組曲「町人貴族」作品60を聴く

2014-01-20 06:11:36 | リヒャルト・シュトラウスの作品
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのはリヒャルト・シュトラウスの管弦楽曲で、
1912年に作曲された組曲「町人貴族」作品60である。
1917年に改訂され、組曲版は1919年に完成した。
聴いたCDはルドルフ・ケンペ指揮、
シュターツカペレ・ドレスデンによる演奏。
第1幕への序曲は、軽快な旋律が弦楽器により奏でられていく。
後半は対照的にゆったりとした旋律で、牧歌的である。
メヌエットは、フルートが旋律を奏でて活躍するところである。
剣術の先生の場面は、トランペットとピアノが活躍する軽快な曲。
仕立て屋の入場と踊りは、ポロネーズに基づくものだが、
独奏ヴァイオリンが活躍し、華やかな曲である。
木管楽器など他の楽器も絡みながら優雅である。
リュリのメヌエット(第2幕への前奏曲)は、
木管楽器群中心に始まり、やがて独奏ヴァイオリンが絡んでいく。
ゆったりとした音楽だが、旋律はシュトラウス自身が作曲したののである。
クーラントは、古典的な舞曲風ではあり、短い曲である。

クレオントの登場は、リュリの音楽によるものである。
弦楽器によりやさしくおごそかに奏でられていく旋律で始まる。
中間部は木管楽器などが活躍し、軽快で華やかであり対照的である。
再びゆったりとした旋律となり、行進曲風に奏でられていくが、
打楽器が鳴るところがオスマン風を示している。
間奏曲は、軽快な旋律が木管楽器中心に奏でられていく。
その旋律を中間部で弦楽器が引き継ぎ、室内楽風に奏でていき、
再び木管楽器と弦楽器で奏でていき、最後は静かに終わる。
宴会は、打楽器と金管楽器を中心に華やかな旋律を奏でて始まる。
行進曲風に進行して、にぎやかな宴会の場面が描写されていく。
途中は木管楽器や独奏ヴァイオリンが奏でる舞踏の場面になり、
ハープも加わり、フルートなど木管楽器とともに優雅さを示していく。
そして、華やかな舞踏が繰り返されていき、盛り上がりをみせていき、
トランペットや打楽器が加わり、最後は華やかな感じで終わる。

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