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Mars&Jupiter

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「エルチェの神秘劇」を聴きながら片倉町から横浜まで歩く

2010-03-09 07:05:03 | 古代・中世・ルネサンス音楽その他の作品編
久しぶりのウォーキングで片倉町から横浜まで歩く。
片倉町から三ツ沢公園まで出て、公園沿いに歩き、
そのあと軽井沢中学校の前を歩いて、
急な坂の階段を下りて駅へ向かう。
この道は大学院の時によく歩いた道だったので懐かしかった。
さてカルミナ・ブラーナの話は前回までで終わりとし、
その他の作品を紹介していくが、今回はというと、
「エルチェの神秘劇(El Misterio de Elche)」をとりあげる。
ドローレス・ペレスのソプラノ、ミラグロス・G・コテーロのハープ、
ヒネス・ロマン指揮、〈ミステリオ・デ・エルチェ〉聖歌隊による演奏である。

スペイン古楽集成として出されたレコードはかつて見た記憶がある。
とにかく「エルチェの神秘劇」というレコードのタイトルには惹かれたが、
高いものであったので、買うことはできなかった。
HISPAVOXの輸入CDが発売された時に、これは買わねばと思って買い、
その中に「エルチェの神秘劇」のCDも入っていた。
スペインのアリカンテ県にあるエルチェで行われる典礼劇は、
長い時代を経て変化していったのだが、
その音楽の部分を昔の形に再現しようと試みたのがこのCDである。
オスカル・エスプラが校訂作業を行い、実現したものである。
聴いてみてどうだったかという点であるが、
まあ、宗教的なところと世俗的なものが混在するという音楽で
ポリフォニック的な部分と単旋律的な歌があり、不思議な感じである。
典礼劇は教会と民衆をつなげる接点となる重要な機会であったから、
音楽についても世俗的なものもいれつつ劇が演じられていったと思われる。
演奏者たちの素朴な歌い方もよく、第二幕からが特に楽しめる。


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