旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

瑞龍寺

2024年05月13日 | 旅 歴史

 岐阜県岐阜市寺町に瑞龍寺(ずいりょうじ)があります。
 金宝山瑞龍寺は臨済宗妙心寺派のお寺で、金華山の峰続きの水道山西麓にあります。応仁元年(1467)、美濃の守護代の斎藤妙椿が奈良時代からこの場所にあった厚見寺を再興し、悟渓国師を招いて瑞龍寺と改めたのが始まりです。
 瑞龍寺は土岐家の菩提寺として名声を得て繁栄し、境内には七堂伽藍が建ち並びました。後花園天皇から金宝山瑞龍寺の勅額を賜り、土御門天皇から綸旨を賜わるなど、美濃における東海派禅門の中心道場として寺運が隆盛しました。
 織田信長の稲葉山城攻めで、瑞龍寺も兵火で焼失、慶長5年(1600)の関が原の戦いで城主織田秀信(幼名・三法師)が西軍に与したため、兵火で再び焼失しました。その後、文化3年(1806)に隠山禅師が再興しましたが、度重なる兵火、地震、戦災などで堂宇を失い、現在の堂宇は昭和29年(1954)に再建された建物です。
 現在でも雲龍院、鶴棲院、臥雲院、天澤院、開善院、雲龍院の6つの塔頭を擁する大寺です。寺宝である絹本著色土岐成頼像と絹本著色悟渓宗頓像が岐阜市指定重要文化財です。また厚見寺跡と土岐成頼墓、悟渓国師墓が岐阜県の史跡に指定されています。

下記のサイトにもお立ち寄りください!
http://www.ueda.ne.jp/~ogino/japan/


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