旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

大矢田神社

2024年03月11日 | 旅 歴史

 岐阜県美濃市大矢田に大矢田神社(おやだじんじゃ)があります。
 大矢田神社は天王山の中腹にある古社です。孝霊天皇の御代(BC290-215)、建速須佐之男命(すさのうのみこと)と天若日子命(あめのわかひこのみこと)の分霊を勧請したのが始まりと伝えられています。天若日子命は真木倉神社の祭神・天稚彦命と同じ人で喪山伝説の中心人物です。
   <喪山伝説とは天稚彦が不審な雉を矢で射ると、その矢が天から戻って来てその返し矢に当たって亡くなったという伝説です。>
 その後、大矢田神社は養老年間(712-723)に泰澄大師によって開基されたと伝えられています。
 弘治2年(1556)、戦乱で大矢田神社は灰燼に帰しました。塔頭7坊のうち、極楽坊と常泉坊の2坊だけは後に再建されました。明治3年(1870)、神仏分離・廃仏毀釈により牛頭天王を建速須佐之男命に戻し、牛頭天王社を大矢田神社に改称しました。この時、極楽坊の社僧であった真清氏が神官となったそうです。
 本殿は江戸中期の寛文12年(1672)、拝殿はそれよりも少し早く再建された豪華、華麗な社殿です。ともに国の重要文化財に指定されています。また、楼門は享保8年(1723)の再建で、美濃市指定文化財です。神仏習合が残り、たくさんの古社や祠が建てられています。
下記のサイトにもお立ち寄りください!
http://www.ueda.ne.jp/~ogino/japan/


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