このアンプジラは、メーターが振れたり振れなかったりする現象と、途中で音が小さくなってしまいピークレベルインジケータ・LEDが点灯してしまう故障で専門家へ修理に出し、今日帰って来ました。
アンプジラは、過大入力や直流入力などにより壊れやすく扱いにくいパワーアンプですが、音は力があり音場の広がりも良く再現し聴きやすく魅力があります。結局処分する気になれず修理しました。
修理内容として、メーターが振れなかった原因は接触不良でした。また音が小さくなってしまいLEDが点灯する原因は、ドライバートランジスターと温度上昇時回路を遮断するサーモスタットの交換でなおりました。
今回の試聴は、デンオンのPRA-2000プリアンプに繋ぎました。このプリアンプは遅延回路が入れてあり電気的に安定してから回路が開となるようになっていてスイッチ投入の順番を間違って操作しても安全と思われます。
自作の球のプリアンプは音は力があり気に入っていますが、電源投入時は不安定で雑音も出ると思われるので当面PRA-2000で聴こうと思います。
今日、アンプジラに数時間通電しましたが安定していますのでひとまず安心です。
この間二台のアンプジラを扱っての体験やネット・ブログの諸氏の提言を参考にビンテージアンプの取り扱い注意事項をまとめました。
1入手時
入手までの動作状況が不明な場合は使用時間を短くして様子を見ながらアンプの状態を確認し通電時間を延ばしていく。
2 電源投入の順番
まずプリアンプの電源を入れ10~30秒後にパワーアンプ電源を入れる。
プリアンプによっては電源ONで突入電流が流れる場合があり注意する。
3電源を切る順番
パワーアンプをOFF後10秒~30秒後にプリの電源を切る。(電源OFF後もコンデンサーに蓄電していて動作することがある。)
4休止時間が長い場合
プリの電源を入れて10分程度置いてからパワーの電源を入れて、しばらしてから音を出す。(休止中に故障などが無いことを確認)
5動作の安定化
ビンテージアンプは毎日電源を入れて安定させる。 毎日短時間でも電源を入れる。
6頻繁なON・OFF禁止
電源OFF直後のON、電源ON直後のOFFは動作不安定のため禁止。
7電源を入れた状態で入出力の接続は"厳禁"
過大入力でトランジスターなど破壊します。
8スピーカーケーブルの短絡は特に注意が必要です。
9タッチテスト禁止
動作状態でのタッチハムテストは厳禁
過大入力でトランジスターなど破壊します。
10保護回路有無について
アメリカのビンテージアンプは上記のような注意事項をユーザーが理解していることを前提にアンプの音を劣化させる保護回路を入れていない。一方日本製はSP端子のショートやオーバーロード時に回路を遮断するなど誰でも安全に扱えるように設計製作されている。
今朝の中日新聞二面の小さな囲み記事は気になりました。
中谷防衛相がこんな発言・やりとりを秘密裏にしている実態が漏れてしまったようです。
安保法制のあいまいさでいかなる条件でも海外へ自衛隊が派遣できる不気味さが読み取れます。本当に心配になります。
すでにブログに書いたこともありますが、ニーナ・シモンの「LITTLE GIRL BLUE-NINA SIMONE」(1957年)が本当にお気に入りです。
久しぶりにLPで再生しています。
ベツレヘム・レコードのデビュー作「LITTLE GIRL BLUE-NINA SIMONE」は、録音が左にヴォーカル右にピアノ他インストという配置になったりラストのセントラル・パーク・ブルースは左にベース、右にニーナが弾くピアノという配置になります。音も現代のピュアな感じではなく力強く存在感がしっかりでるものです。曲は、ムード・インディゴからはじまりベットで煙草はよくないわと名曲が続きます。なかなかこれだけ歌え弾ける歌手は出てこないですね。
いずれにしてもデビュー作ということでニーナ・シモンは力を注いで録音に臨んだと思われます。
https://www.youtube.com/watch?t=20&v=5euaoFlU87g