ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

トンガリロ・ネーピア・ギズボーン行:20世紀の夢の跡、21世紀の桃源郷

2016-05-08 | 旅行
ギズボーンは菱形の北島の東端

地図で見るとオークランドとウェリントンのちょうど中間。


しかし、そこまでの足がクルマか飛行機しかないとなったら?
オークランドからもウェリントンからもちょうど6時間
これは移動のほとんどをクルマに頼るNZではかなり遠い
移動だけで1日がかりというわけです。


さらに行った先に特にこれといったものがなかったら?

こぢんまりとした、すべてが古びた街


時計台

修復必須の外観


その奥にあるのはキャプテン・クックのエンデバー号?



マオリの街なのに帆船で、マオリカヌーじゃないのね。



NZの多くの地方都市同様に20世紀初頭に街がピークを迎え

当時とそう変わらない規模の街並みで今の生活が事足り


築100年ぐらいの建物が普通に使われています。

(※入居者募集中でしたが)


(※これも



名前からして第二次大戦前のホテル



当時としてはかなり大型ホテルだったんでしょうが



今はこの通り。

季節労働者か地元の労働者の宿泊施設のよう。


これだけしっかり洗濯物が干してあるということは

家族でアパート代わりにしている人もけっこういそう。


建物の一部は違う色に塗られて弁護士事務所になっていました。



古い建物の説明があるものの、

あまりにアバウトな矢印と当時の写真だけのため


どの建物のことなのかよくわからなかったものも

もったいない


どうやら

コレが


今のコレらしく



一番の繁華街の角地だったコレは



こうなったもよう

ファサードの塔がなくなっていたり、アールデコ風になっているのは
1931年のホークスベイ地震で壊れたのを修復したためでした
ここまでそんなに揺れていたとは、知りませんでした。


通過してきたネーピアでは
地震で壊れていなけりゃエドワーディアン
壊れてたらアールデコやスパニッシュ

と言ってましたが、
ファサードだけ造りかえる手があったか


これはどう見ても建て替えたんであろう映画館

モノなら博物館入り並みの古色蒼然
そのまま現役なのがスゴい
中はどうなっているんだろう?


こ、コレはっ

た、耐震ってこと


とてもデザインの一部には見えない後付のものなので



NZ基準だとこれで耐震OKってことのよう

確か弁護士事務所でした。


路面店でも空き家の店舗が目立ちましたが

ここは建て替えのための立ち退きなのか軒並み空家。
建て替えられたら街に久々の新しいビルになる?
それともテナントがみんな出て行っちゃっただけ


ちょっと歩けばすぐに川

眺めているだけでもいいし


通過してもいいし(笑)



川向こうの珍しい造りの三階建ての木造建築は

ホテルの部屋からもよく見えたこの街のランドマーク


フランス料理のマリーナ・レストラン

ここも夕食の候補だったのですが、USSCoにしました。
(※2日目は日曜日で両方とも休みだったのは残念


結婚式が行われていたキオスク



昨日の華やかさが夢のよう



水と緑の中、20世紀を色濃く残したギズボーン

20世紀の夢の跡?
21世紀の桃源郷?



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(まだ、つづく

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