ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

雷が鳴ったら

2008-08-24 | 私事・リタイア・人生
今週末は善(11歳)のラグビーに付き合った以外は体調今ひとつなこともあり、ずっと引きこもって仕事をしてました。(休養ではなくTT)

88歳の友人ベットに会いに行きたいのはやまやまだったのですが、けっきょく会わずじまい。
「電話ぐらいしなきゃな~」
と思いつつ、仕事をしているとさっきまで晴れていた空が急に曇りだし、遠くでかすかにゴロゴロゴロ・・・・遠雷の音。

思わずニヤニヤしつつ、それでもひつこく仕事を続けていると、
ゴロゴロがどんどん近づいてきました。ニヤニヤはほとんどニタニタになり、観念して受話器を取りベットに電話を入れました。

彼女は大の雷嫌い。
稲妻は構わないらしいのですが、とにかく雷の音が恐くて恐くて仕方なく、雷が鳴ると猫を抱いてベッドに潜りこみ1人と1匹でブルブルしてるんだそうで、どういう88歳なんでしょ; ̄▽ ̄?

「父のせいなのよ。雷が鳴ると父が、
サンダー、サンダー、アンダー・ザ・ベッド!
と言って、子どもたちにベッドの下に潜るように言ったの。だからその頃から雷が恐くてねぇ。」

「地震じゃあるまいし。」
と笑い飛ばすと、
「笑ってもいいわよ。でも私には笑い事じゃないの。ねえ、雷が鳴ったら悪いけど電話をくれない?」
と頼まれたことがあり、
「この春雷は最近ごぶさた気味の私への、ベットの引き寄せ、
いいえ、誘き寄せかも!
と思うと、笑いが止まりませんでした。

「サンダー、サンダー、アンダー・ザ・ベッド!」
といきなり言って、2人で弾けたように大笑い。

年齢が倍くらい違うのに、移民してきてからの私にとっての一番の友だちって、 
「ひょっとして彼女かも!」
と思いました。明日こそ、会いに行ってきましょう。

電話を切ったとたんに、今度は空に穴が開いたかのような大雨。

あたり一面真っ白に。おまけにひょうまで降ったのになんとも生暖かい陽気でオークランドはすっかり春です。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする