信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

湯ノ丸高原花便りR3.7

2021年07月31日 | 山野草

湯ノ丸登山道沿いにはたくさんの花が咲き競い、ミヤマホツツジも昆虫を呼びます。


湯ノ丸山から角間峠への道はササがきれいに刈られ、歩きやすくて大助かりです。
正面の山は角間山、登山道の真ん中にはミヤマコウゾリナが咲き始めています。


三方ヶ峰への登山道の入口にエゾカワラナデシコが出迎えです。


山をにぎわすマルバダケブキが咲き始め、いよいよ高原も夏本番です。


今年は、バイケイソウの花の当たり年、あちらこちらで見事な花を咲かせています。
バイケイソウは、花被は緑白色、雄しべは花被片より短、花柱は外に反り返る。
コバイケイソウは、花被は白色、雄しべはは被片より長、花柱は立つ。


コキンレイカまたの名をハクサンオミナエシ、いい名前を二つ持ちます。


高峰山のヒメシャジン、青花に混じってごく稀に白花も見られます。


車坂峠のニッコウキスゲ(ゼンテイカ)が見頃です。


湯ノ丸山のシモツケと高峰山のシモツケソウ、両者は葉が全く異なります。


可愛いクルマユリが開花盛期、ヤナギランやクガイソウも咲き始めました。
昨年はヤナギランの不作年、今年は来山者の期待どおりになりそうです

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ギンバイソウの花開く

2021年07月24日 | 山野草

ギンバイソウの花が開き始めました。
山地のやや湿り気のある沢筋などの樹林内に生える多年草です。
茎は高さ50cm前後で直立し、横枝は出しません。


葉は長さが15cm前後と大きく対生で、縁には粗い鋸歯があります。
葉の先端が二つに裂けるのが特徴ですが、中には裂けない葉もあります。


アジサイ科ギンバイソウ属、梅の花に似ることからの名で「銀梅草」だそうです。
キンポウゲ科のキンバイソウやナス科のキンパイソウと名が紛らわしいです。


茎の先に苞で包まれた丸い蕾がつき、やがて苞が開いて一つずつの蕾が現れます。
一つの花序には10~20個の花が次々と咲きます。


花は両性花と装飾化があり、両性花は5個の萼片と5個の花弁があります。
稀にそれぞれが6個の花も見かけます。


両性花は径が2cmほどで、たくさんの雄しべと、1個の雌しべがあります。
花弁、花糸、葯、花柱は純白で、柱頭はやや紅がさします。


装飾花は萼片が2~3個で、白色からごく淡い紅色です。
目立つ両性花を持つギンバイソウ、装飾花はほんとのお飾りでしょうか。


こちらはヤマアジサイですが、中心の両性花は大変に小さいです。
そこで、周囲を取り巻く装飾花が昆虫を呼ぶ役目を担っているのだそうです。


またギンバイソウですが、中央に両性花が、その周囲に装飾花を配します。
淡紅色の装飾花が四方に明かりを灯しているようにも見えますが?


以前に撮影した8月の花、装飾花は残り、両性花は花弁と雄しべが落ちました。
これからは、秋までかけて実を稔らせます。
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修那羅ニャン石仏案内

2021年07月17日 | 石仏

しょならニャンコ参り、この日もお出迎えをいただきました。


賢い顔立ちのしょならニャンコ様のアップです。


神社裏の石仏巡りの案内をお願いしました。


振り返りながらのガイド、慣れたものです。


ここで、ニャンコ交代、まずはスリスリで参拝者と打ち解けます。


こちらも堂に入ったガイド振りです。


お礼に手がつかれるほど、ナデナデナデでゴロゴロゴロです。


この日の花は、途中で寄った八日堂の見ごろになったハスです。


梅雨も明け、実を結ぶにはいい時期となりました。


めでたい紅白のハスの花です。
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梅雨時の湯ノ丸高原R3

2021年07月10日 | 山野草

三方ヶ峰の登山道入口は、梅雨時に似合うアヤメが満開です。


今年はハクサンシャクナゲの当たり年、どの株も見事です。


連日の大雨で山を訪れる人が少ないせいか、カモシカをよく見かけます。


牧場内の芝生に咲く、ウツボグサとグンバイヅルです。


梅雨時はニッコウキスゲの鮮やかな黄色い花がひときわ目立ちます。


カタツムリもご機嫌です。


クロマメノキがたくさんの水玉をまとっています。


グンバイフウロの大きな花に入り込み、雨宿りでしょうか? 吸蜜でしょうか?


見頃のコマクサですが、訪問者はちらほらです。


標高2000mの鏡池は満水になりました。
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菅平筑波大の樹木園2

2021年07月03日 | 山野草

ナルコユリが白い花をつりさげています。


イロハモミジは、紅葉も美しいですが、紅色の実をつけた緑の若葉もきれいです。


園内の茂みにサイハイラン、花弁は紅紫色で長さが3cmほどの目立つ花です。


観察道路脇にはコケイランがたくさんの花をつけ、今が見頃です。


チドリノキとアズキナシ、並べるとかなり葉の形が違うことが分かります。


オニヒョウタンボクとハナヒョウタンボクも葉の形が違うことに気づきました。


園内の下草は、可愛い小さな白い花のクルマムグラが花盛りです。


スプリングエフェメラルのカタクリはすでに葉を落とし、結実期です。


カタクリの種子拡散戦略は、アリに種子を運んでもらうことです。
アリは好物のエライオソームが欲しくて、種子を巣に運びます。
エライオソームを食べた後の種子は捨てられ、カタクリの作戦が成功します。


日本には長野県だけに生えるツキヌキソウ、センター内に保存されています。
本種はスイカズラ科、葉は対生して基部が合着し、そこを茎がつきぬけます。
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