3月28日、宝島の巨大壁画に見送られて早朝に出航です。
隣の小宝島の港を出てまもなく、島から陽が登り始めました。
期せずして「フェリーとしま」の最終航海便に乗り合わせました。
フェリー案内所の中央には、小宝島の子供たちの感謝の記しが飾られています。
十島航路は新型フェリーとしま2 に託し、本船は国外で活躍するそうです。
悪石島につく頃は夜が明け、島の皆さんが最終航海のフェリーと記念撮影です。
画像は昨日の下り便、島を発つ卒業生へ軽快な踊りで感謝と激励です。
岸壁の中央には悪石島の神様「ボゼ」が、航海の無事を見守っています。
平島は平の島かと思っていましたが、標高248mの御岳が中央に位置しています。
フェリー内で下船を待つ親子、花束を抱え、赴任された学校の先生でしょうか。
港には歓迎のプラカードをもった出迎えが、そこにお子さんが向かいました。
火山活動が活発な御岳の煙がたなびく諏訪之瀬島、村では2番目に大きい島です。
島の皆さんが感謝の横断幕を掲げると、船長さんが下船してお礼のご挨拶です。
中之島まで戻ってくると、送迎時に轟かせる、あの「中之島御岳太鼓」です。
今日はお世話になった先輩の旅立ちの日、思いを込めての演奏です。
別れは辛いでしょうが、フェリーが離れ紙テープは切れても絆は切れません。
宝島を出て7時間ほど、十島村の玄関口でもある口之島につきました。
フェリーへの感謝にお礼の下船をした船長、報道関係者がカメラを回します。
七つの島に寄港し、時節柄の旅立ちや異動、そして、フェリーの最終航海便。
感動の場面に接することができた十島村7島の船めぐり、感謝です。
フェリーは十島村を後に、屋久島町の口永良部島や三島村の竹島沖を通過します。
いよいよ鹿児島湾の入り口、霞む開聞岳と高速船「トッピー」です。
19時00分に鹿児島港着岸、ありがとう「フェリーとしま」。