信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

R2年 年の瀬の景色

2020年12月26日 | 風景

昨年は雪が少なく嘆きが聞こえたスキー場も、今年はたっぷりの雪に恵まれました。


里では、朝こそ薄っすらと白めですが、日中は快調にノルディックウオークです。


今朝7時の気温はー0.2℃、寒じめホーレンソウの糖度が上がってきました。


柿や植木などの剪定を年内に終わらせ、枝を燃やて安納芋のたき火焼きです。


 ”電飾の森” に今年も行ってきました。


赤い屋根は「Cafe珈琲はうす」です。


店内からの景色です。


コヒーをいただき温まったところで再び森へ、赤富士、青富士です。


サンタさんに招かれて室内に入ると、まばゆいクリスマスツリーです。


漆黒の空には満天の天の川、そして、今年の森にはクジラが出現しました。
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マルバアサガオ

2020年12月19日 | 山野草

3回目はマルバアサガオ(丸葉朝顔)、熱帯アメリカ原産のつる性一年草です。
江戸時代に観賞用として持ち込まれたそうですが、今でも栽培株を見かけます。
画像は、道端のフェンスに繁茂した野生株、たくさんの花を咲かせて見事です。


花は白色や赤紫色など様々で、空き地や土手など、あちらこちらを賑わせます。
7月から霜が降りる11月まで花を咲かせ、秋の花は夕方まで閉じません。


花の径は5-8cm、上から見るとほぼ円形、最近までアサガオだと思っていました。
雄しべの基部には白色の長毛が密生します。


見分けの一つは萼裂片で、基部の幅は長さの1/3ほどとアサガオより幅広です。
萼の下半部には、いぼ状の突起を有し、突起には白色の開出毛が生えます。


茎や葉柄には開出毛や下向きの毛が、若い花序柄には伏毛が目立ちます。


花序柄と葉柄の長さの比は一定ではないようです。


葉は名のとおり丸い葉で、アサガオ(丸い品種もあり)との見分けポイントです。
葉の質はやや厚く、表面は葉脈に沿って縮緬状に凹み、葉の先端は急に尖ります。


葉の表も裏も、白毛が散生します。


花が咲き終わると花柄(果柄)は下向きに曲がります。
アサガオとの見分けは、この特徴と丸葉が最も分かり易いポイントです。


果実(さく果)は3室で、各室に種子が2個ずつあり、計6個の種子が入ります。
種子は長さが5mmほどで幅が4mmほど、黒色に熟し、毛は目立ちません。
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マメアサガオ

2020年12月12日 | 山野草

2回目はマメアサガオ(豆朝顔)、北アメリカ原産のつる性一年草です。
輸入穀物に混入して入ったとか、この辺りでは道端などで稀に見られます。


花は白色で径2cm以下、上から見ると星形に5浅裂し、裂片の先は尖ります。
夏から秋にかけ、清楚な可愛い花を咲かせますが見逃しがちです。


純白の花を彩る葯の明るい紫色が可愛さを増します。


花序は1-2個の花をつけ、萼には白色の長毛が散生します。
花柄には陵があり、いぼ状突起が密生します。


茎などには長さ2mm前後の白毛がわずかに見られます。
花序柄は葉柄より短く、似たホシアサガオとの見分けポイントになります。


葉は互生で長い柄があり、葉の先の尖ったハート形です。
普通は全縁ですが、時に浅く3裂するなどの変化もみられます。


葉の表も裏も、やや長い白毛が散生します。


別名のヒラミホシアサガオのとおり、果実(さく果)はやや扁平な球形です。
果実の先には長毛が散生し、果柄は花後も上向き、熟すほど萼が平開します。


果実は4分割した形で4個の種子が入っています。


種子は肥厚し、長さが約4mm、表面は平滑で光沢があり、熟すと黒色になります。
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マルバルコウ

2020年12月05日 | 山野草

近所のアサガオの仲間(ヒルガオ科、サツマイモ属)を種類ごとにまとめました。
1回目はマルバルコウ(丸葉縷紅)、北アメリカ原産のつる性一年草です。
観賞用として入ったそうですが、今では道端や空き地でよく見られます(8-10月)。


花は朱赤色で上から見ると5角形、径は2cm以下と小さく長い筒を持ちます。


雌しべは1個で雄しべは5個、柱頭は白色でサツマイモ属の特徴の球状です。


朱赤の筒部から真っ白な雌しべと雄しべが飛び出ます。
この特徴はルコウソウ(栽培種)も同様ですが、花の色が異なります。


葉腋から出る花序は2-5個の花をつけ、萼は無毛で萼裂片は細く先は鋭く尖ります。


花序柄は葉柄より長いかほぼ同長です。


茎、葉柄、花序柄とも無毛です。


葉は互生で長い柄があり、長さ3-7cm、幅1.5-5cmの卵形で無毛です。
葉の縁は全縁や突起を持つもの、基部も心形や張り出すものなど変異が見られます。
近縁のルコウソウの葉に対しての丸葉が名の由来になったとのことです。


花後の花柄(果柄)は下向きになります。


果実(さく果)は球形で無毛、先端に花柱が残り、熟すと萼裂片が反転します。
径は5-8mmで、1個の果実に4個の種子を含み、種子には細かい毛が密生します。

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