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ユリ科キバナノ・チシマアマナ属

2024年03月09日 | 自然

ユリ科キバナノアマナ属のキバナノアマナ(黄花の甘菜)です。
根出葉は1個、花茎には2個の苞葉がつきます。
花期は4-5月で、花茎の先に4-10個の黄色い花を散形状につけます。


ユリ科キバナノアマナ属のヒメアマナ(姫甘菜)です。
キバナノアマナに似ますが、非常に繊細で弱々しく見えます。


ユリ科チシマアマナ属のホソバノアマナ(細葉の甘菜)です。
根出葉は1-2個、花茎には披針形の茎葉が2-3個、互生します。
花期は4-6月で、花茎の先に1-5個の白色の花を総状につけます。


ユリ科には「アマナ」の名をもつ植物は3属あり、名も草姿も似ます。
また、他の科にも似た植物があり整理してみました。


キバナノアマナ属は花序軸が非常に短く、花序は散形状に見えます。


キバナアマナ属のヒメアマナはとても小さく、気を付けないと見落とします。


ヒメアマナとキバナノアマナの見分けです。


ホソバノアマナは茎葉が地上茎に互生し、花序軸は明瞭で総状花序です。


ホソバノアマナの花被片の基部には腺体がなく、緑色の脈があります。
チシマアマナは腺体を有し、淡赤紫色の脈があります。


アマナ属のアマナとヒロハノアマナの見分け方です。


ヒガンバナ科ハナニラ属のハナニラ(別名:セイヨウアマナ)です。
原産地はアルゼンチン、観賞用の庭花などが逸出して野生化しています。


キジカクシ科オオアマナ属のオオアマナです。
原産地はヨーロッパ、観賞用の庭花などが逸出して野生化しています。
オオアマナとホソバオオアマナの見分けは、子房の陵や鱗茎の小球です。
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