僕には
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/dd/3540593c1149c54ece86ee3652080e80.jpg)
「味噌ラーメン」しか食べなかった時期があります
高校のとき2年半
中華系ラーメン屋で働いたその後数年間は
「醤油ラーメン」を注文することを
損とさえ思っていました
「醤油ラーメン」は
しがないバイトの僕らでも
テボに麺を泳がし
タレと油を入れてスープ注いで
麺を上げ湯きり後トッピング
今の世の様に
ラーメンが複雑じゃなかった時代
バイトが1週間で提供できるラーメンでした
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/29/cb562d8f75e6091b8c0ebf7b0b8b02e0.jpg)
が
「味噌ラーメン」は違った
正社員が野菜を鍋で振るという
決定的な違いがありました
そしてその差 ¥50
あの店では
醤油と味噌には
雑種犬とトップブリードされた犬ぐらいの差があった
そのイメージがあまりに強かった
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/55/cde17ff72259c2d04a72f8adb95343a2.jpg)
そしてその後
今度は「味噌ラーメン」を一切食べなくなった時期が来ました
「どこでも同じ味なんじゃねーの?」と
気づいてしまってからです
ラーメン業界がにわかに活気付き始めるあのころ
どのお店も独自のスープを謳い始める時代
雑誌が大きく特集を組み始めるようになった時代
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/64/d002dfae3b5254a9bdb0b14faeff5972.jpg)
へたすりゃ出汁を取らなくても
そこそこ食せてしまう「味噌ラーメン」は
大切な出汁の違いをも潰す
ということに気づいてしまってからは
今度は
味噌を食すことを損だと感じる
実にスノッブなヤなヤツに変身したものです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/57/d9a760eb47f516938ccd0e2936444983.jpg)
さて今
へたな「味噌」はお店も出せなくなった時代
醤油も味噌も そして もちろん塩も
とっかえひっかえ満喫してはおりますが
濃厚ドロドロ系か辛い系でないかぎり
やっぱり醤油を頼んでしまう自分がいます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/2f/7eed3c09ea2ad1e34d1e973d48973818.jpg)
特にオーソドックス気味の
「札幌ラーメン」
キッカリとラードで炒められた野菜群に注がれる
乳化したかしないかの野菜タプーリスープが鍋を騒がせ
丼に待つ プリプリ黄色く縮れた卵麺に注がれるとき
表面がラードコートされて湯気が出てないぐらいのナミナミスープの下に
半濁した醤油の下に見え隠れするその金髪を
ラードに包ませながら助け出すときに
最も興奮を感じてしまう自分がいるわけです
ああ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/e7/b17658b9bd23a990a9a03b45e657e08b.jpg)
「札幌醤油ラーメン」から野菜を外すなんて
そんな残酷なことを
誰が考えたというのでしょうか
じゃあここで 味噌に戻れるかというと
ここだけは自分で守っておきたい
鉄壁なはずの
「札幌ラーメン醤油派最強論」
ああ この葛藤
味噌ラーメンと同じ作り方さえしてくれれば
どれだけの(オレだけ?)の人間が悲しまなくて済むのかと
これは愛する「味噌や@神保町」にも通ずる
(醤油オロチョンは野菜無しです)
この世の残念
僕は野菜の存在に
もう¥300払って良いとさえ
熱烈に渇望いたします
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/dd/3540593c1149c54ece86ee3652080e80.jpg)
「味噌ラーメン」しか食べなかった時期があります
高校のとき2年半
中華系ラーメン屋で働いたその後数年間は
「醤油ラーメン」を注文することを
損とさえ思っていました
「醤油ラーメン」は
しがないバイトの僕らでも
テボに麺を泳がし
タレと油を入れてスープ注いで
麺を上げ湯きり後トッピング
今の世の様に
ラーメンが複雑じゃなかった時代
バイトが1週間で提供できるラーメンでした
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/29/cb562d8f75e6091b8c0ebf7b0b8b02e0.jpg)
が
「味噌ラーメン」は違った
正社員が野菜を鍋で振るという
決定的な違いがありました
そしてその差 ¥50
あの店では
醤油と味噌には
雑種犬とトップブリードされた犬ぐらいの差があった
そのイメージがあまりに強かった
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/55/cde17ff72259c2d04a72f8adb95343a2.jpg)
そしてその後
今度は「味噌ラーメン」を一切食べなくなった時期が来ました
「どこでも同じ味なんじゃねーの?」と
気づいてしまってからです
ラーメン業界がにわかに活気付き始めるあのころ
どのお店も独自のスープを謳い始める時代
雑誌が大きく特集を組み始めるようになった時代
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/64/d002dfae3b5254a9bdb0b14faeff5972.jpg)
へたすりゃ出汁を取らなくても
そこそこ食せてしまう「味噌ラーメン」は
大切な出汁の違いをも潰す
ということに気づいてしまってからは
今度は
味噌を食すことを損だと感じる
実にスノッブなヤなヤツに変身したものです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/57/d9a760eb47f516938ccd0e2936444983.jpg)
さて今
へたな「味噌」はお店も出せなくなった時代
醤油も味噌も そして もちろん塩も
とっかえひっかえ満喫してはおりますが
濃厚ドロドロ系か辛い系でないかぎり
やっぱり醤油を頼んでしまう自分がいます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/2f/7eed3c09ea2ad1e34d1e973d48973818.jpg)
特にオーソドックス気味の
「札幌ラーメン」
キッカリとラードで炒められた野菜群に注がれる
乳化したかしないかの野菜タプーリスープが鍋を騒がせ
丼に待つ プリプリ黄色く縮れた卵麺に注がれるとき
表面がラードコートされて湯気が出てないぐらいのナミナミスープの下に
半濁した醤油の下に見え隠れするその金髪を
ラードに包ませながら助け出すときに
最も興奮を感じてしまう自分がいるわけです
ああ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/e7/b17658b9bd23a990a9a03b45e657e08b.jpg)
「札幌醤油ラーメン」から野菜を外すなんて
そんな残酷なことを
誰が考えたというのでしょうか
じゃあここで 味噌に戻れるかというと
ここだけは自分で守っておきたい
鉄壁なはずの
「札幌ラーメン醤油派最強論」
ああ この葛藤
味噌ラーメンと同じ作り方さえしてくれれば
どれだけの(オレだけ?)の人間が悲しまなくて済むのかと
これは愛する「味噌や@神保町」にも通ずる
(醤油オロチョンは野菜無しです)
この世の残念
僕は野菜の存在に
もう¥300払って良いとさえ
熱烈に渇望いたします