ましけ映画サークル3月例会は、長○企画の『下妻物語』(2004年/中島哲也監督)だった。
物語は、「茨城県の下妻市に住んでいる竜ヶ崎桃子(深田恭子)は、ロリータ・ファッションをこよなく愛する高校生。収入を得るために父(宮迫博之)が扱っていた偽ブランド品を販売しようとする。売れないだろうという予想に反して女子高生・白百合イチゴ(土屋アンナ)というレディース(暴走族)の一員が興味を示し・・・」という内容。
桃子はマイペースを崩さない、徹底した個人主義者。
父と母(篠原涼子)の離婚の際には、医者(阿部サダヲ)と再婚して裕福な暮らしになった母親よりも、「一緒にいた方がきっと面白い」という理由から、ヤクザの父に着いて行くことを決めたほどに、独特で面白い基準の持ち主だ。
それゆえに茨城の田舎でも徹底したロリータファッションでいられるのだろう。
桃子の祖母(樹木希林)は、桃子の唯一の理解者といってもよい存在だが、昔は相当なヤンキーだったらしく、桃子とは何か通じるものがあるのだろう。
公開年の春には、カンヌ国際映画祭のフィルムマーケットで『Kamikaze Girls』と題して上映され、世界7か国でも公開されたそうだし、その後、フランスでは日本映画としては過去最大約100館での公開ということになったらしい。
なかなか面白い日本文化が紹介されたようだ。
これも "COOL JAPAN" か。
(^_^)
さて、例会終了後は転出する長○氏の送別会。
見知らぬ環境で寂しくもあるだろうが、新しい場所で頑張っていただきたく思うのである。
『超高速!参勤交代』(2014年/本木克英監督)を見た。
物語は、「享保20(1735)年。磐城国(いわきのくに)湯長谷藩の4代目藩主・内藤政醇(ないとうまさあつ/佐々木蔵之介)は、1年間の江戸での勤めを終えて帰国したばかりだったが、江戸幕府老中・松平信祝(まつだいらのぶとき/陣内孝則)により、"5日以内の再度の参勤交代"を命じられる。通常でも8日の日程を要するうえ、湯長谷藩は徳川将軍へ沢庵を献上するほどに逼迫した財政状況であったため、到底実行不可能な要求なのであったが政醇はこれを受入れざるを得ず、家老・相馬兼嗣(そうまかねつぐ/西村雅彦)に解決策を求めた。家臣随一の智恵者であるとされる兼嗣は、"少人数で山中を走り抜け、幕府の役人の監視がある宿場のみ日雇い中間(ちゅうげん)を揃えて大名行列を組む"という提案をし、政醇もこれを了承。かつては東国一と言われた抜け忍・雲隠段蔵(くもがくれだんぞう/伊原剛志)を山中の案内役に雇い、総勢8人で江戸に向けて出発したのだが・・・」という物語。
いかに無理難題であったとしても、一小藩が幕府の命令に逆らうことなど到底出来なかったのだろう。
相手は、豊臣家をも滅ぼしてしまった徳川家である。
決定前であれば何とかなったのかもしれないが、一度決定してしまった事項が覆るはずもなく、逆らえばお取り潰しの沙汰が待ってるだけだ。
湯長谷藩の藩主・内藤政醇は何ともざっくばらんな性格の持ち主なのか、馴染みのない人間ともすぐに打ち解けてしまうようで、それは、自国の百姓はもちろん、自ら売り込んできた胡散臭い抜け忍・段蔵には褒美として家宝の短刀を渡してしまったり、途中の宿場で出会った飯盛女・お咲(深田恭子)には幼少時の境遇を重ね合わせて助けたりもする。
どうやら、「情けは人のためならず」というのがこの物語のテーマのひとつなようで、分かりやすい物語なだけにそれなりに楽しめたのではあるが、何度か出てくる"ワイヤーアクション"を使った場面がショボ過ぎて、その辺りには幾分ガッカリしたのだった。
(^_^;)
物語は、「享保20(1735)年。磐城国(いわきのくに)湯長谷藩の4代目藩主・内藤政醇(ないとうまさあつ/佐々木蔵之介)は、1年間の江戸での勤めを終えて帰国したばかりだったが、江戸幕府老中・松平信祝(まつだいらのぶとき/陣内孝則)により、"5日以内の再度の参勤交代"を命じられる。通常でも8日の日程を要するうえ、湯長谷藩は徳川将軍へ沢庵を献上するほどに逼迫した財政状況であったため、到底実行不可能な要求なのであったが政醇はこれを受入れざるを得ず、家老・相馬兼嗣(そうまかねつぐ/西村雅彦)に解決策を求めた。家臣随一の智恵者であるとされる兼嗣は、"少人数で山中を走り抜け、幕府の役人の監視がある宿場のみ日雇い中間(ちゅうげん)を揃えて大名行列を組む"という提案をし、政醇もこれを了承。かつては東国一と言われた抜け忍・雲隠段蔵(くもがくれだんぞう/伊原剛志)を山中の案内役に雇い、総勢8人で江戸に向けて出発したのだが・・・」という物語。
いかに無理難題であったとしても、一小藩が幕府の命令に逆らうことなど到底出来なかったのだろう。
相手は、豊臣家をも滅ぼしてしまった徳川家である。
決定前であれば何とかなったのかもしれないが、一度決定してしまった事項が覆るはずもなく、逆らえばお取り潰しの沙汰が待ってるだけだ。
湯長谷藩の藩主・内藤政醇は何ともざっくばらんな性格の持ち主なのか、馴染みのない人間ともすぐに打ち解けてしまうようで、それは、自国の百姓はもちろん、自ら売り込んできた胡散臭い抜け忍・段蔵には褒美として家宝の短刀を渡してしまったり、途中の宿場で出会った飯盛女・お咲(深田恭子)には幼少時の境遇を重ね合わせて助けたりもする。
どうやら、「情けは人のためならず」というのがこの物語のテーマのひとつなようで、分かりやすい物語なだけにそれなりに楽しめたのではあるが、何度か出てくる"ワイヤーアクション"を使った場面がショボ過ぎて、その辺りには幾分ガッカリしたのだった。
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