『そろばんずく』(1986年/森田芳光監督)を見た。
物語は、「広告代理店"ト社"勤務の春日野八千男(石橋貴明)と時津風わたる(木梨憲武)の2人は、パブで梅づくしのり子(安田成美)と知り合うが、なんと翌日彼女がト社に入社し、3人でチームを組むことになった。俄然張り切る2人。しかし、ライバル会社"ラ社"の天敵雄(渡辺徹)の横やりで芸能プロダクションの社長が寝返り、進行中の案件"え食品"の広告に予定していた女優を奪われてしまう。その後も桜宮天神(小林薫)の企てにより、"M食品"の契約まで"ラ社"に奪われ、さらには、暴力による営業を仕立てあげられて自宅待機に追い込まれてしまい・・・」という内容。
演出はコメディータッチなのだけれども、内容はエグイ。
「梅づくしのり子は桜宮天神とつきあって妊娠したが、出世願望が強い桜宮天神は"ラ社"の社長令嬢と結婚し、梅づくしのり子は捨てられ、人工妊娠中絶。梅づくしのり子はライバル会社の"ト社"に勤め、復讐のチャンスを狙った」ということなのだが、その復讐劇に巻き込まれてしまうの春日野八千男と時津風わたるは、濡れ衣を着せられ自宅待機にされてしまうのだから、若手社員のこの2人にとっては何とも迷惑な話だ。
(^_^;)
冒頭の天敵雄の登場の仕方は意味不明だったものの、「営業は血だ!!男性社員は仕事の役に立たない相手と結婚するな!!」と言う桜宮天神は分かりやすく強烈なキャラクターだった。
自宅に『姓氏家系辞書』、『種牡馬年鑑』などという本が並んでいたりして、家柄、出身校、財産を第一に考える嫌みな男だが、筋金入り。
天敵雄が「どけよ、邪魔だよ。行け!!行け!!」とひたすら両手を振り回している場面、出席者全員が円の外側を向いて座る不思議な営業会議、社員全員が何故か学生服やセーラー服を着た姿で研修を受けているなど、よく分からない場面が続いたが、ヘンテコな固有名詞を使ったり突飛な演出をしなくても、そこそこ面白くできた物語なのにと、少しもったいない気がした。
演技は下手だが、(当時)人気が出てきた"とんねるず"のイメージを利用したということだったのだろうか。
物語は、「広告代理店"ト社"勤務の春日野八千男(石橋貴明)と時津風わたる(木梨憲武)の2人は、パブで梅づくしのり子(安田成美)と知り合うが、なんと翌日彼女がト社に入社し、3人でチームを組むことになった。俄然張り切る2人。しかし、ライバル会社"ラ社"の天敵雄(渡辺徹)の横やりで芸能プロダクションの社長が寝返り、進行中の案件"え食品"の広告に予定していた女優を奪われてしまう。その後も桜宮天神(小林薫)の企てにより、"M食品"の契約まで"ラ社"に奪われ、さらには、暴力による営業を仕立てあげられて自宅待機に追い込まれてしまい・・・」という内容。
演出はコメディータッチなのだけれども、内容はエグイ。
「梅づくしのり子は桜宮天神とつきあって妊娠したが、出世願望が強い桜宮天神は"ラ社"の社長令嬢と結婚し、梅づくしのり子は捨てられ、人工妊娠中絶。梅づくしのり子はライバル会社の"ト社"に勤め、復讐のチャンスを狙った」ということなのだが、その復讐劇に巻き込まれてしまうの春日野八千男と時津風わたるは、濡れ衣を着せられ自宅待機にされてしまうのだから、若手社員のこの2人にとっては何とも迷惑な話だ。
(^_^;)
冒頭の天敵雄の登場の仕方は意味不明だったものの、「営業は血だ!!男性社員は仕事の役に立たない相手と結婚するな!!」と言う桜宮天神は分かりやすく強烈なキャラクターだった。
自宅に『姓氏家系辞書』、『種牡馬年鑑』などという本が並んでいたりして、家柄、出身校、財産を第一に考える嫌みな男だが、筋金入り。
天敵雄が「どけよ、邪魔だよ。行け!!行け!!」とひたすら両手を振り回している場面、出席者全員が円の外側を向いて座る不思議な営業会議、社員全員が何故か学生服やセーラー服を着た姿で研修を受けているなど、よく分からない場面が続いたが、ヘンテコな固有名詞を使ったり突飛な演出をしなくても、そこそこ面白くできた物語なのにと、少しもったいない気がした。
演技は下手だが、(当時)人気が出てきた"とんねるず"のイメージを利用したということだったのだろうか。