『スラップ・ショット(原題Slap Shot)』(1977年/ジョージ・ロイ・ヒル監督/アメリカ)を見た。
物語は、「プロのアイスホッケーリーグに所属しているチャールズタウン・チーフスはマイナーリーグの弱小チーム。マネージャーのジョー・マグラス(ストローザー・マーティン)は、コーチ兼任のレジー・ダンロップ(ポール・ニューマン)やネッド・ブレイドン(マイケル・オントキーン)等の選手をテレビ局やラジオ局の番組に出演させたり、モデルとしてファッションショーに無理矢理引っ張り出したり、ファン獲得に余念がないのだが、選手たちには不評だった。そんな折、地元企業が従業員1万人を解雇し、工場を閉鎖するとした。観客動員が見込めなくなったチームも今シーズン限りでの解散を発表し・・・」という内容。
地元の工場閉鎖は晴天の霹靂だった。
オーナーの意向を聞いたジョーは備品購入の注文を取り消し、反対にスケートの研磨機、マッサージ台、移動用のバス等の処分を始めなければならなかったし、選手も、移籍が出来ればいいが、出来なければ引退して就職先を探さなければならない。
それは選手もマネージャーも一緒だ。
しかし、そんな中に新しく加わったハンソン兄弟は強烈なインパクトを与えた。
まるで三つ児のようなその三人の荒々しいプレースタイルが観客を沸かせ、チームの人気が急上昇するのだが、それは、将来が見えなくなったチャールズタウンの人々の鬱憤を彼らが代わりに晴らしてくれていたからなのだろう。
(^_^;)
冒頭の場面で、「美味しい天然水をご自宅までお届けします」とのテレビCMの音声が流れていたが、水道水以外の水を買うだなんて、アメリカはともかく、本作公開当時の日本では考えられないことだったのではないかと思う。
お笑いコンビ、タカアンドトシの「欧米か!!」ではないが、何十年もかけて、日本はどんどん欧米化していってるんだろうなぁと、本筋と無関係なところで妙に感心してしまったのだった。
それにしても、ハンソン兄弟の存在感は圧倒的だった。
彼等のような、子供じみているのだけれど、実はとてつもない過激な行動をしてしまう存在というのも、リアル社会に登場して久しいのかもしれない。
妙な所がいろいろ気になった作品で、面白かった。
物語は、「プロのアイスホッケーリーグに所属しているチャールズタウン・チーフスはマイナーリーグの弱小チーム。マネージャーのジョー・マグラス(ストローザー・マーティン)は、コーチ兼任のレジー・ダンロップ(ポール・ニューマン)やネッド・ブレイドン(マイケル・オントキーン)等の選手をテレビ局やラジオ局の番組に出演させたり、モデルとしてファッションショーに無理矢理引っ張り出したり、ファン獲得に余念がないのだが、選手たちには不評だった。そんな折、地元企業が従業員1万人を解雇し、工場を閉鎖するとした。観客動員が見込めなくなったチームも今シーズン限りでの解散を発表し・・・」という内容。
地元の工場閉鎖は晴天の霹靂だった。
オーナーの意向を聞いたジョーは備品購入の注文を取り消し、反対にスケートの研磨機、マッサージ台、移動用のバス等の処分を始めなければならなかったし、選手も、移籍が出来ればいいが、出来なければ引退して就職先を探さなければならない。
それは選手もマネージャーも一緒だ。
しかし、そんな中に新しく加わったハンソン兄弟は強烈なインパクトを与えた。
まるで三つ児のようなその三人の荒々しいプレースタイルが観客を沸かせ、チームの人気が急上昇するのだが、それは、将来が見えなくなったチャールズタウンの人々の鬱憤を彼らが代わりに晴らしてくれていたからなのだろう。
(^_^;)
冒頭の場面で、「美味しい天然水をご自宅までお届けします」とのテレビCMの音声が流れていたが、水道水以外の水を買うだなんて、アメリカはともかく、本作公開当時の日本では考えられないことだったのではないかと思う。
お笑いコンビ、タカアンドトシの「欧米か!!」ではないが、何十年もかけて、日本はどんどん欧米化していってるんだろうなぁと、本筋と無関係なところで妙に感心してしまったのだった。
それにしても、ハンソン兄弟の存在感は圧倒的だった。
彼等のような、子供じみているのだけれど、実はとてつもない過激な行動をしてしまう存在というのも、リアル社会に登場して久しいのかもしれない。
妙な所がいろいろ気になった作品で、面白かった。