『タワーリング・インフェルノ(原題The Towering Inferno)』(1974年/ジョン・ギラーミン監督/アメリカ)を見た。
物語は、「138階建ての超高層ビル"グラスタワー"の落成式が行われる日。地下の予備発電機を始動させた途端に回路がショートし、その影響で81階の配線盤から発火した。ビルのオーナー、ジェームズ・ダンカン(ウィリアム・ホールデン)の娘婿ロジャー・シモンズ(リチャード・チェンバレン)が私腹を肥やすため予算を着服。ダグ・ロバーツ(ポール・ニューマン)の設計を無視し、手抜き工事を行っていたことが原因だった。火は延焼し、そして最初の犠牲者が出た。通報によって駆け付けた消防隊のマイケル・オハラハン隊長(スティーブ・マックイーン)は、約300人の来賓がいる135階の会場にオーナーを訪ね、落成式の会場変更を進言するのだが・・・」という内容。
ハーリー・クレイボーン(フレッド・アステア)という詐欺師が、燃えて黒焦げになっている人に上着を被せる場面があるのだが、そのタキシードはレンタル衣装。
詐欺師といえど最低限の人間性は持ち合わせているように描かれている。
様々な人々の人生が短い時間内に濃縮されて描かれているが、どうやら根っからの悪人はロジャーだけのようだ。
(^_^;)
ただ、悪意が無かったとはいえ、ダグ・ロバーツは大火災が起きている中で(折角使えなくなっていた)エレベーターを起動させてしまう。
災害時だというのに「非常ブレーキを使えば1回だけ降ろすことができる」と、エレベーターを使おうとするだなんて、机上の計算で生きている"設計屋"らしい発想だが、しかしその結果は・・・。
序盤に「パーティーが終わったら礼服を焼いてみせる」というブラックなジョークもあったりして、この物語は悲劇というより喜劇なのかもしれない。
物語は、「138階建ての超高層ビル"グラスタワー"の落成式が行われる日。地下の予備発電機を始動させた途端に回路がショートし、その影響で81階の配線盤から発火した。ビルのオーナー、ジェームズ・ダンカン(ウィリアム・ホールデン)の娘婿ロジャー・シモンズ(リチャード・チェンバレン)が私腹を肥やすため予算を着服。ダグ・ロバーツ(ポール・ニューマン)の設計を無視し、手抜き工事を行っていたことが原因だった。火は延焼し、そして最初の犠牲者が出た。通報によって駆け付けた消防隊のマイケル・オハラハン隊長(スティーブ・マックイーン)は、約300人の来賓がいる135階の会場にオーナーを訪ね、落成式の会場変更を進言するのだが・・・」という内容。
ハーリー・クレイボーン(フレッド・アステア)という詐欺師が、燃えて黒焦げになっている人に上着を被せる場面があるのだが、そのタキシードはレンタル衣装。
詐欺師といえど最低限の人間性は持ち合わせているように描かれている。
様々な人々の人生が短い時間内に濃縮されて描かれているが、どうやら根っからの悪人はロジャーだけのようだ。
(^_^;)
ただ、悪意が無かったとはいえ、ダグ・ロバーツは大火災が起きている中で(折角使えなくなっていた)エレベーターを起動させてしまう。
災害時だというのに「非常ブレーキを使えば1回だけ降ろすことができる」と、エレベーターを使おうとするだなんて、机上の計算で生きている"設計屋"らしい発想だが、しかしその結果は・・・。
序盤に「パーティーが終わったら礼服を焼いてみせる」というブラックなジョークもあったりして、この物語は悲劇というより喜劇なのかもしれない。