Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

私がお勧めするスピーカー

2016年08月13日 | ピュアオーディオ
クラシックで有ろうとJAZZで有ろうと、「良いスピーカー」はどちらもハイレベルで再生出来る。「音色」はケーブル類やアンプ類、ソース機器で付ければ良い。出来るだけ性能の高いユニットを選択するべきだと思う。それは「潜在能力」の高いSPの事を云っている。メーカーオリジナルのSPでもそこそこ良い音のするSPで有って、「内部配線」で「伝送ロス」を極小化すれば「大化け」してくれるSPだ。ユニットに潜在能力が無ければ「大化け」はしない。

「生演奏の再現」と云う事を除けば、30㎝ウーハー以下のサイズで十分に音楽が密度を持って楽しめる。ALTEC・タンノイのユニットも使って来たが、イマイチ「潜在能力」と云う観点では物足りない。私の経験で云えば「JBLのアルニコユニット」が凄い。対策すればその予想の上のサウンドが出て来る。



そう云う訳で、その第一のお勧めSPは「サンスイ:SP-LE8T」と云う箱とユニット。20㎝のフルレンジユニットなのでこれだけで素晴らしいバランスのサウンドを出してくれる。箱内配線とSPケーブルさえ優秀なケーブルに交換してやれば、38㎝クラスと聴き間違えるほどスケールの大きな再生音が出せる。出来ればユニットは16Ω仕様がベスト。シングルコーンなので、配線も非常にシンプルで済み、サイズ的にも「ブックシェルフ型」と呼ばれる扱いやすいサイズだ。良いアンプとケーブルを使えば、3ウェイのシステムより素晴らしいバランスで鳴ってくれる。ツィーターを加えるて見るのもまた面白い。



第二番目のお勧めSPは、これもJBLのSPでプロ用「#4311」コントロールモニター。「#4311」には「#4311A」や「#4311B」等の後継機が有るが、敢えて「#4311」のファースト機に限定したい。コンシュマー型ならL-100(センチュリー」になります。どちらも同じユニットを搭載した30㎝ウーハーを使った3ウェイ方式のSPになります。とにかくこのSPの低域の再現能力の高さは群を抜いている。低域がフルレンジで鳴る様に使われており、中高域ともとてもバランスが良い。一般的にはウーハーを下にして使った方が良い。(メーカ―設定は80㎝ぐらいの高さの有る設置を基本にしているので、中高音が耳の高さに来るように天地逆の仕様となっている)

昨年、このSPの内部配線をハイグレードなケーブルに交換したら、予想以上のサウンドが出て来た。3.6㎝のコーン型ツィーターの伸びきった音と、シンバル音の響き方等は同社の高級仕様のホーン型に近い鳴り方であった。

ただどちらのSPも40年以上前のものになりますので、ユニットのメンテをしっかりして使う必要があります。メンテは主にエッジ交換とボイスコイルの心出しになります。ウレタンエッジは使いたくないですね。(寿命と強度の面で物足りない)



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2 コメント

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ほぼ同じ (かべ)
2016-08-13 10:58:29
いつも楽しく拝読しております。ほぼ同じです。安心してお勧め出来るスピーカー。私なら後同じJBLでハークネスを加えます。大きさも適当です。強いてJBL以外を上げるなら…オールラウンドと言う条件なら無いかな?
無難なSPであってスペシャルなSP (しき(トレイル))
2016-08-13 11:12:03
かべ様 コメントありがとうございます。

ハークネスはサイズ的にチョッと大きい事と、このサイズなら生演奏再現を求めたくなります。

3番目のお勧めSPはJBL L-101です。これをうまく鳴らせる様になれば、スキルは付いたと見なせます。