ひびレビ

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「名探偵コナン 時計じかけの摩天楼」を見て

2017-04-20 08:13:30 | テレビ・映画・ドラマ
 「名探偵コナン 時計じかけの摩天楼」をひっさびさに視聴しました。WOWOWではコナン映画21作目の公開を記念して、5月5日から過去の映画20作品を放送するとのこと。今回はその前哨戦といったところでしょうか。コナンを金曜ロードショー以外で見るのは何だか新鮮ですね・・・この調子でドラえもん映画とかもやってくれませんかね。
 私はコナン映画は第4作目までは映画館に見に行っていました。それ以降は金曜ロードショーで見たり見なかったりなので、今回の一挙放送はありがたいです。


 ある日、工藤新一宛に建築家・森谷帝二からの招待状が届く。新一=コナンは自分の代わりにと蘭たちに出席を頼むが、その代わりとして新一の誕生日の前日に一緒に映画を見に行くことになってしまう。
 そして約束の日。どうすれば良いのかと悩むコナンだったが、そこへ新一宛に謎の人物からの爆破予告の電話が入る。犯人から指定された場所から次々と見つかる爆弾。事件解決に大勢の人々が奔走する中、ようやく事件も終わりを迎えたかに見えた。しかし、最後の爆弾が何と蘭が新一を待つビルにも仕掛けられていることが発覚し・・・


 そんな感じのコナン映画第1作目。公開してから早20年になりますが、今なお色あせない面白さがありました。コナンの活躍はもちろんのこと、弁償金よりもコナンの無茶な行動を心配する小五郎、爆破回避に向けて奔走する人々の懸命な努力、犯人を逮捕しても最後の一瞬まで気が抜けない展開などなど、面白さがギュッと詰め込まれた95分でした。メインテーマ?に歌がついたのも当時は驚きで、歌がつくと特別感があり、嬉しく感じていたものです。

 改めてみると、たった1日の間にあちこちで爆弾を見つけるというかなりのハードスケジュールをこなしたコナン。犯人が誰かというのは覚えていたので、その点についての驚きは無かったのですが、今回の犯人が放火と爆弾設置を全部1人でやったんですかね・・・だとすればとんでもない行動力なのではないかと気づかされました(苦笑。

 そして何といってもラストシーン!赤と青、どちらのコードを切るかという選択肢を迫られた蘭が切ったのは・・・これまで何度も「ラッキーカラー」や「好きな色」がどちらだったのかが描写されてきたので、結末を知っていながらも緊張するシーンでしたね。どちらを切ったのか最後まで分からないようにモノクロでの演出も見事です。最後の蘭の一言は最高にヒロインしていて、あのひと言で映画が一旦締めくくられるのが本当に印象的で、ずっと心に残り続けている名シーンでした。


 20年前と変わらぬ面白さを感じられたコナン映画。まだ見ぬ作品たちも楽しみです。ちなみに3作品目の「世紀末の魔術師」も放送されていたので見ましたが・・・香坂夏美さん、こんなに良いキャラクターだったのか・・・
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