ひびレビ

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「ガンダムビルドファイターズ」を見て

2014-04-04 08:23:51 | 2013年アニメ
「ガンダムビルドファイターズ」が最終回を迎えました。

番組開始当初は、ガンダムの知識が殆どなかったので楽しめるかどうか不安でしたが、いざ蓋をあけてみれば杞憂に過ぎなかったと思い知らされました。とにかく色んなメカが出てくるので楽しかったですし、バトルもBGMもとにかく熱い!数は少ないものの、知っている機体が出てくると嬉しく、また実際に作ったガンプラが活躍しているのを眺めているのも楽しかったですね。
ガンダムではなく、ガンプラバトルだからこそ成り立つ演出も面白かったです。中に綿が入っている、パーツをパージしても、またすぐにくっつけられる、瞬間接着剤の利用、仲間からパーツを受け取っての応急処置などなど・・・

最初は「ガンプラ制作の技術はあるが、操縦が下手」だったセイが、バトルに長けたレイジと共に幾度もの戦いを潜り抜け、遂には自分の手であのユウキ会長と渡り合えるまでになった・・・「ガンダムが好きすぎるから、壊すのを恐れて前に進めない」とはレイジの言葉ですが、最終回はOP2の歌詞とのシンクロっぷりが半端なかったです。特に「「弱さだって君の強さ」と教えてくれたから、僕はまた立ち上がれた」というのが最もしっくりきますね。操縦が下手という弱さは、ガンダムが、ガンプラが好きすぎるからというセイの何よりもの強さ。壊す事を恐れず、前に進む強さをレイジとの戦いの中で身につけていったのでしょう。
そんなセイをずっと支えてきた委員長ことチナちゃん。彼女のベアッガイⅢの、「中に綿が入っている」という自由な発想のおかげで、世界大会用のがんぷらの完成に至りました。1年後の大人びた雰囲気の彼女は、変わらずラルさんと共にセイを見守っていました。卒業したら委員長じゃなくなるから、「委員長」呼びもきっとその時に卒業するはず・・・!もうすっかり彼を支える妻のようでした。

いつだって本気だったレイジ。人が死なないガンプラバトルだからこそ、本気でぶつかり合う事が出来る。そんな戦いの中で、レイジがガンプラを作り、セイがどんな想いで戦っているのかを知るシーンは良かったですね。ビギニングガンダムも作りたかったなぁ。最高のパートナーが、今度は最高のライバルにもなる。成長したセイとレイジのガンプラバトルが見られるのはいつの日か。
そんなレイジの後を追ってアリアン入りを果たしたアイラ。初登場時のクールな印象はどこへやら。感情豊かなキャラクターとして輝いていましたね。セイとチナは互いの感情に気づいているのに、レイジと付き合うにはまだまだ苦労しそうです。

誰から見てもバレバレな変装を果たした3代目メイジンことユウキ・タツヤ。序盤のザクアメイジング対ビルドストライクの、ボロボロになりながらの熱戦、レナード兄弟戦での逆転劇、アメイジングエクシアの「紅蓮を纏え!エクシア!」など、とにかくカッコいいメイジンでした。でもニルスの戦国アストレイへのツッコミには笑いましたw

X好きなのにガロードと打って変わって積極的すぎたためにミサキちゃんに何度も遠ざけられたマオ。ソーラー&サテライトの併せ技はカッコ良かったですし、負けた後ミサキの前では泣かず、誰もいないところで涙を流すシーンが印象的でした。
プラフスキー粒子にしか注目していないように見えて、実はガンプラが好きだったニルス。他のファイターたちとのぶつかり合い、戦う姿を見て熱いものを感じるシーンは、アーリージーニアスとはいえ子供なんだなと感じさせられました。いつの間にやら婚約者も出来ていましたし、キャロラインとは今後も良い関係が続きそうですね。でも、個人的に最終回はキャロラインがチナに負けじと騎士ガンダムの絵を出品するものだとばかりw

伊達男で時々駄目男のフェリーニも、セイ&レイジの決勝進出をかけたバトルでの全力のぶつかり合いは超カッコ良かったです。棚に飾るためではなく、自分のガンプラが1番だと証明するための戦い。最終回でラルさんの本気を見た時の目の輝きっぷりは、まるで憧れの人を見る子供の目でした。キララもまさかレギュラーになるとはなぁ・・・武道館の夢を叶えられたようで何よりです。


この半年間。普段ほとんど作らないガンプラをそこそこ作りました。ガンプラバトルの面白さ、ガンプラを作る事の楽しさ、そして自由な発想。アイラの設定でしんみりした時もありましたが、全体的には明るい雰囲気で、毎回バトルやキャラクターの熱い闘志を楽しめました。私は殆ど気づけませんでしたが、歴代のキャラクターに似た人も出演されていたそうで。

ここまで続きが見たい!と思った作品も久しぶりな気がします。半年間、本当にありがとうございました!
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