鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

冷水病?

2008-07-14 22:01:34 | 広瀬川

 昨日の続きです;

 昨日のブログで、午後3時過ぎに帰宅しました、と書きましたが、正しくは2時過ぎでした。 早かったのです。 高価なオトリ(@600/円)を購入してから帰宅しました。

 

 奥さんからは、ビックリされました。「早いねえ」とのひとこと。厳しい一言です。決勝に進めなかったことが分かっているのです。 でも、楽しんで?来たのですから、じっと我慢です。

 

 それからは、一旦しまった濡れたブリーフ・タイツ・シャツ等を出して着用し、まだ半乾きのウエットタイツを履きました。 幸い暑いくらいのというか暑さはまだまだ真っ盛りのときです、気持ちいい感じもしないでもなかったです。やせ我慢?少しでも奥さんの洗濯の手間を減らそうという親心ならぬ夫心です。

 

 竿も同じ「輝石」 水中糸はホクエツの複合メタル「尺鮎0.2号」にしました。ハナカン周りはノーマル仕掛け。

 

 家から一番近い平瀬から深瀬になる岩盤底の、堤防からは見えない秘密の場所。といっても今は除草してあるので、そこを歩くとこの秘密の場所の上に出ます。

 川に入って竿を伸ばしていると、一人の釣り師がオトリ缶も持ってやってきました。話しをすると広瀬川の上流域に入ってきたのですが、釣れなかったとのこと。何でも松ヶ丘団地の方の広瀬川に入ってきたようです。解禁日はそこそこ釣れたけど、今は渋いですよ、と。また、ハミ跡の多さにビックリしていたようなので、ハミ跡は多くても釣れませんから、魚がいないのではないか、というようなことも話しました。

 私の下流の方に入らせてもらいますといわれたので、遠路はるばるからきたので、どうぞと快くOKしました。(考えて見ると私のほうが小国川帰りですので遠いといえます) 

 

 午後2時50分に釣り開始。数分後瀬頭の手前側ですぐに当りがあり、オトリがひきまわされます。無事取り込み、よし!もしかして今日は釣れるかもと内心喜んだのですが・・・。その後が続きません。前に入った彼氏も釣れてません。

 二人とも左岸側から竿を出していたのですが、私は彼を追い抜くことは止めて、右岸側に渡り、竿を出すことにしました。 こういうときには渇水状態は助かります。

 右岸の岩盤の上に立って、中央付近の深みのあるところを攻めてみるのですが例によって掛かりません。 仕方がないので、下ります。今日は2時間くらいで止めておこうと決めていたので、見切りも早いものです。 あっという間に先行者の彼を追い越しました。

 解禁日や6日に割りと掛かった岩盤の溝を探りながら釣り下ると、下流から一人釣りあがって来ました。根がかりしたらしく、針をはずそうと川の中央に入っていきましたが、少ししたら竿を畳み始めました。釣れないから納竿ということのようです。

 

 やはり釣れません。ようやく2匹目が、忘れかけた頃に掛かりました。

 それからは、いままでほとんど釣れてなかった美術館下の岩盤の深い瀬に、ダメもとでオトリを入れてみました。そしたら底の方から1匹、さらに下流の急瀬からはオモリを使って1匹掛かりました。

 でもオトリを代えて、更にこれから釣ってやるぞと思ったのに、根がかりです。 ここの根がかりは入っていって取り外すというわけにはいきません。根がかりしたら、ハイそれまでよ!です。でも、上手いことに下のつけ糸から切れてくれたので、複合メタル自体は無傷でした。すぐに下のつけ糸とハナカン周りをセットして、オトリを送り込みます。

 

 掛からなかったので、さらに少し下って岩盤の下の瀬にオトリを入れたところ、今夏初めてとなりますか、ここで掛かりました。計3匹。でもまたもや根がかりです。時間も5時、納竿にするには丁度いいかと思い、やめることにしました。

 ここの瀬で3匹も掛かったのは珍しい。 その上流部からここまでで5匹掛けて取り込んだことになります。(根がかりが2回というのはいただけませんが。) これからここにいるアユが追い出すのかと思いたいのですが、どうでしょうか。

 

 結局は、約2時間で7匹を掛け、取り込んだのですが、根がかりで2匹を失い、キープは5匹ということになりました。

 

 

 いよいよここからが本題です。

 下の写真を見てください。今日釣った7匹のうちの2匹です。根がかりしたアユは普通のアユでした。

 このアユの症状は冷水病ではありませんか!?特に下のアユは誰が見ても冷水病でしょう。

 上のアユは背びれの下の傷状のものが、これからえぐられて穴状になっていくのではないかと思います。

  

 

 7匹のうち2匹ということは、約30%の確率ということになります。 高いです。

 これがアユを減少させた原因かもしれません。 冷水病が蔓延すると、あっという間にアユは川からいなくなるというではありませんか。

 この確率から言うと、もう蔓延は防げないでしょう。 悲観的になってしまいますが、アユの放流に少しは関わった者としては残念です。

 

 もっともこういうことは過去にもありました。以前にも釣れたことはあります。だからといって、全滅ということにはならなかったように記憶しています。

 それで数多い中には冷水病になるアユもいるということ、大多数のアユは逞しく育っていき、成魚として抱卵し、新しい子孫を残して一生を終える、そうあって欲しいと切に切に願うものです。

 

 釣り人の皆さん、こういうアユは釣っていませんか?健常なアユばかりですか? 下流での釣りはどうなのでしょうか? 上流部は大丈夫でしょうか? 何にしても”要注意”です。警戒警報発令です。

 

 皆さん、一度釣ったアユはもちろんオトリアユも、別の川でオトリとして使うことを止めるのはもちろん、使ったり釣ったアユは持ち帰りましょう!!大きくても、小さくても釣ったアユは持ち帰って、食べてしまいましょう。

 そして、使った用具一式は消毒するというところまでいけばいいのでしょう。 とりあえずは、皆さん一人一人ができることから始めようではありませんか。

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1 コメント

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冷水病 (yodakinbo)
2008-07-15 08:28:28
おっしゃる通りです。

釣りに行ったアトはタイツ、タビなど必ず水道水で洗って陰干しをします。

冷水病でアユがいなくなるのは御免です。

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