普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

菅政権の郵政改革法案取り扱いの功罪

2010-06-12 11:10:06 | 菅内閣

 私は9日の「菅政権と国民新党」のブログに、いずれにしても郵政改革法案の取り扱いが、菅さんの最初の腕の見せ所になるような気がしますし、それが参院選の結果に繋がってくるかも判りません。と書きました。
 そして結果的には、
 民主党はこの日の国民新党との幹事長・国会対策委員長会談などで、今国会は会期末の16日か、1日延長した17日に閉じる方針を示した。そのうえで、参院選後、速やかに臨時国会を召集し、郵政改革法案を成立させるなどとした覚書を交わす案を提示した。
 これを受け、国民新党は両院議員総会で対応を協議し、亀井氏の閣僚辞任と連立の維持を決めた。この後、両党は、今国会に提出した郵政改革法案と同一の法案を臨時国会に提出し、成立させることを確認した。
読売新聞
より)
と言う事に成りました。

[民主党・国民新党・日本にとって郵政改革法案取り扱いの功罪]
 それでこの取り扱いにおける両党と日本に取っての損得を考えて見ました。
民主党
プラス
・急上昇した内閣と党の支持率をキープしたまま参院選を入ることが出来る。
・なんとか連立を保つことができる。
・亀井さんの退陣で国民新党の政権への影響力を減り今までよりフリーな政権運営ができる
マイナス
国民新党との「早期成立」申し合わせ違反への批判
・自民党よりの3党首自爆の批判
・荒井国家戦略相の事務所費問題が発覚、小沢さんの資金管理団体による土地購入疑惑などで、小沢氏の証人喚問を要求の追及を避けると思われ、民主党は「疑惑隠し」との批判、「クリーンな政治」も看板倒れに終わる。(読売社説

・参院選後何かと評判の悪い郵政改革法案を国民新党との約束で通さねばならない。
国民新党
プラス

・改革法案の成立への民主党の援助を確約させた。
・連立政権への党の政策を反映できる。
・参院選前に改革法案通過により生ずる党の支持母体の支援体制の弛みを引き締めることが出来る(テレビの某コメンテーターの意見)
マイナス
・亀井さんの辞任で政権への影響力が減る
・参院選前通過により党の支持母体の支援体制の確保の作戦が外れた(亀井さんの意見)
・参院選後の国会では改革法案の審議期間がたっぷり取れるので、強行採決をする理由が出来なくなるので、新党側の主張する政策が変更されるかも知れない。   
日本:
プラス
・消費税含む税制改革・法人税下げなど、国民に不人気な割合に真面目で現実的な政策を持つ管政権が勝利し、もしこのまま小沢さん側の巻き返しがなければ、そしてもし菅さんが真面目な公約を実行すれば良い事もある。
もし民主党が参院選後の国会では民主党が問題のある郵政改革法案の審議期間がたっぷり取るとしたらそれは良いことだ。
・国民新党が連立に残ってもし自見さんが亀井さんのように頑張れば、外国人参政権や夫婦別姓関連法案の提出ができないことになる。
マイナス
・参院選で口蹄疫問題解決がなおざりまたは遅れるかもしれない
・沖縄問題は選挙中の論戦になるのは間違いないが、参院選から8月末までの短い間に具体的な対策の検討が遅れる可能性がある
・緊急を要する経済再建の対策がおろそかになる
・鳩山・小沢退陣でかなり政策も変わった筈だが、菅政権の策の論議がないまま選挙に入れば、国民はまた前回のように各党の公約を見て投票先を判断するしかない。 (鳩山政権のように選挙の後公約のボロが次々に出てくるかもしれない。)

[全体的な感想]
 持続的な政権交代論者としての私がこれまで書いてきて思うのは、その一翼を担うべき自民党の影の薄さです。
 「日本に取ってプラスになること」で書いたことの殆どが全てが「もし」付きです。
 これを「もし」でなくて実現させるには、そして民主党政権の方向を誤らせないためには、最大野党であり他の野党のまとめ役と言うべき、自民党の役割と責任は重いと思います。
 しかし谷垣総裁「目標40議席台」弱気と批判続出
の有り様で、参院選でさえ弱腰では、参院選後の国会審議にも余り期待できそうにもありません。
 後は菅さんとその政権と民主党の良心的な政権運営と、国民新党の自見さんの外国人参政権などに対する頑張りと、小沢さんグループが菅さんの足を引っ張らないように「静かにしている」ことを祈るしかないのでしょうか。

このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。

政治・人気ブログランキングへ

ジャンル:
ウェブログ
コメント (17)   トラックバック (4)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 日本の安全保障と私の考え | トップ | ビートたけしさんとテレ朝 »
最近の画像もっと見る

17 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
「創生日本」第1回街頭演説 (愛信)
2010-06-12 17:24:14

http://www.youtube.com/watch?v=1NJDaO3-HYs

2010年4月7日、渋谷駅ハチ公前にて、創生
日本」という政策集団の第1回街頭演説を行
いました。
会長は安倍元総理で、中川昭一前会長の頃
は真・保守政策研究会と名乗っておりました。
私は副幹事長として参加しています。
超党派の勉強会であり、保守政策をしっか
り打ち立てることが目的です。

【創生日本】4月7日街頭演説/安倍会長/古屋副会長/下村副会長/中川副会長 /山本副会長/衛藤幹事長
http://www.youtube.com/watch?v=7dFYtIs6iuk&feature=related
/山谷副幹事長/新藤副幹事長 /高木副幹事長/加藤事務局長/西田事務局次長 /稲田事務局長代理1
【動画ニュース掲示板】
http://www.aixin.jp/axbbs/kzsj/kzsj6.cgi
【動画ニュースタイトル一覧】はこちらをクリックして下さい。

ps:
隠蔽されていたようです、動画ニュースに取り上げるのが遅くなりました。 申し訳ありません。
ps:
書面で約束したことを、破棄する
これは息を吐くように嘘を吐く、朝鮮人の特質である。
このような者は日本の政治を行うべきではない。
理念なき政治 (オハイオより)
2010-06-12 20:17:03
政局的にはこういうことに間違いないのでしょうが、、。
ほぼ全主要閣僚が留任し、旧政権のナンバー2の責任者が総理になり、支持率が60%と急反転と聞くと、日本人はどうなっているんだろうと思います。政治的にはなにも変わっていないのに、なんとなく変わったように見えるだけで満足なのでしょうか。非常に幼稚な民主主義だと思います。
事務所費をごまかし、秘書のせいにする程度の政治家に、国家の戦略なんて語って欲しくもないし、聞きたくないでしょう。法人税下げなどという政党が、国家が銀行、保険業務を肥大させようとする政策自体、なんの整合性があるのでしょう。天下り根絶、公務員改革などと言いながら、郵政トップに事務次官がなるなど、どこに理念があるのでしょうか。今となっては、どこの政党でもいいんですが、少なくても最低限のマナーぐらいは持ってほしいです。
首相は日本人ナリスマシ の朝鮮人 (愛信)
2010-06-13 01:08:48

http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-911.html#comment


菅直人の実母は済州島出身の韓国人で、同
じ帰化人の小沢一朗と同じく、墓は済州島に
あり毎年訪れているとのことです。
前首相の鳩山由紀夫の、実母は韓国人で
長男として認知したようです。 
鳩山邦夫は本物の日本人です。
日本の国の首相が、日本人ナリスマシの
韓国人だなんて。 よくも、シラバクレて国民
を騙したものだ。

素性を隠すために韓を菅に改めて菅直人を
名乗っている。

【マスコミ隠蔽の掲示板】
http://www.aixin.jp/axbbs/kzsj/kzsj4.cgi
【マスコミ隠蔽のタイトル一覧】はこちらをクリックして下さい。

PS:
政治的には何も変わっていませんよ
相変わらず反日売国朝鮮テレビ局
の報道偽装の60%

現実の支持率は今日の内閣支持率
では2~3%です
http://www.jra.net/ank/online/naikaku.php
Unknown (誠に残念ながら)
2010-06-13 09:47:36
そもそも、国債発行して銀行に買わせるのは良いとしてそれが結構な額、銀行に預金として
入る、でまたそれを原資に国債を・・・とか
効率が悪すぎましょう・・・。

そういう意味じゃ亀の字は間違った事を言ってるわけじゃないです。
ただし、彼に任せれば不況時の緊急的公共事業
以外にも公共事業を入れ続けることになりましょう。
(話がそれますが、日本は長く国の無駄のおこぼれに預かる形で地方が「生かされて」きたように思います。
これを是正するのは、やぶさかではありませんが本当に無駄を無くしたいのであれば、最終的に自由競争による無慈悲なまでの競争でしか
無くならない様に感じます・・・
さて、日本人はこれを受け入れられるのでしょうか・・・)
額に汗して (33)
2010-06-13 09:57:05
受け入れられません。
受け入れる必要もないと思います。
振興銀事件 役員ら関与の疑い (愛信)
2010-06-13 12:23:33
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2010061302000052.html?ref=rank


一方、振興銀の西野達也社長は同日の記
者会見で、検査妨害への自らのかかわりを
否定した上で、木村剛前会長(48)や役員
の関与の有無について「捜査中なのでコメント
できない」と繰り返した。

小泉ー竹中イカサマ金融行政と連携して日本
金融業界に大打撃を与えた木村剛の犯罪を
暴きだして、今日の郵政民営化のイカサマを
日本国民に明らかにせよ。

【郵政民営化のイカサマ】
「乗っ取り屋」の手口は足銀国有化と同じです。
【足銀国有化の見直しの掲示板】
http://www.aixin.jp/axbbs/kzsj/kzsj3.cgi

ps:
小泉ー竹中のイカサマ金融行政に反対した平沼氏や亀井氏は日本国民の
資産をアメリカに呉れてやることは
無いと云っているのであります。
当時の竹中の言葉(動画参照)で
リーマンに渡していたならば、
リーマンショックで今はもうすで
に無くなっていた。
世界中の銀行の預かり資産の総額
を超える額の郵貯資産は日本国民
資産として守らなければ成りませ
ん。
小泉ー竹中イカサマ金融政策論者
が云う様に資産運用が重要課題で
す。
故中川一郎氏には資金運用計画の
妙案があったようですが、亀井氏
にはその方策が無いようです。
沖縄ラスベガス計画なども論外で
すが、策が無ければ無理して出動
しないことです。
愛信は池沼陰謀論厨w (Unknown)
2010-06-13 13:25:22
外資陰謀論はくだらない机上の空論
http://blog.livedoor.jp/nnnhhhkkk/archives/65377863.html


 前にもこのブログで書いた記憶があるが、金融日記に陰謀論というくだらない理屈について書いてあったので追憶の意味で書き記す。

 都市伝説1: 郵政を民営化して株を上場すると鬼畜米英に日本国民の財産を収奪される

 ネットとかでこんなことをいっている人がたまにいます。
 本ブログや僕のツイッターにもこのようなコメントが届くことがあります。
 しかし、こんなユダヤ人の陰謀並みの話なんてだれも相手にしていないと思っていたら、こんな恥ずかしいことを平気でテレビでいっていた政治家が当選したり、亀井さん、鳩山さん、小沢さんの、社会主義&独裁者によって電光石火の如く郵政の株式上場が凍結されてしまい、全く笑えない話になりつつあります。

 当たり前ですが、銀行や郵貯に預けられているお金は、銀行や郵貯から見れば顧客からの借金で金利を付けて返さなければいけません。
 銀行はこのように集めた(借りた)お金を、リスクを取ってより高い金利で企業等に貸し出して金利差でもうけるのです。
 確かに株を買い占めれば、その銀行は株主のものですが、その銀行の預金は株主じゃなくて預金者のものです。
 だいたい株を買うと預金者のお金を収奪できるなら、別に郵政が上場するのを待たずに三菱UFJとか三井住友とかみずほの株を買えばいいじゃないですか(笑)。
 逆に金融危機でヒーヒーいっていたときにシティバンクやJPモルガンの株でも買えばアメリカ国民の財産を収奪できたんではないでしょうか(爆笑)。

民 間人や民間企業が株を持つよりも、その気になれば法律を自由自在に変えられる政府が国民の財産を預かっていることの方がよほど危険なことです。

 よく「竹中はアメリカの手先で、郵貯や簡保の資産で米国債を買うために民営化させてそれを外資が買収できるようにする」みたいな信じられないアホなことを書く奴がいる。有名どころでは副島隆彦という頭の悪さ大爆発の陰謀論者などが代表例だろう。
 じゃあ三菱UFJFGがモルガンスタンレーの優先株を約1兆円分買ったのは陰謀なのかよと聞きたくもなるものだが、こういう陰謀論者のバカ理論が破綻しているのは、金融日記にも書いてあるとおり、上場しているメガバンクや地方銀行の株をTOBしてこないのが事実としてある。わざわざ郵政の上場を待つ必要性はない。
 2ちゃんねるでも郵政民営化の関連スレッドでは外資陰謀論を振りかざす世間知らずもいるが、結局のところ副島みたいなバカに洗脳されてしまっているのだろう。
 話は逸れるが、副島によれば日本の預貯金はすでに800兆円分が米国債などに変わっているという。こういう信じられない嘘っぱちを平気で書いてのけるトンデモ論者がこの世にはいるのだ。そして不幸なことに、こういう純度100%嘘とわかる出鱈目を信じてしまう人がいる。洗脳とは恐ろしいものだ。

額に汗して (33)
2010-06-13 20:11:50
第一級の学者、ブローデルは、資本主義を三つの階に分けていたように記憶します。うろ覚えですが。で、その一番上、三階を、ここでのあれこれが本物の資本主義でありそこは反市場であると述べていたような。当然私ごときには三階のあれこれなど知るすべを持ちませんが、それでも多分そうだろうなと類推できる現実は私の身の回りにもある。
陰謀論自体は取り扱いに注意しなければならない。
が、馬鹿にしたり放っておいても無くならない。
陰謀論が生まれ受け入れられる‘状況’とは?という切り口から迫る価値はあるかと思います。
Unknown (誠に残念ながら)
2010-06-13 21:09:32
陰謀論が起こる環境に、着目せよ。
というご意見はなかなか鋭く、的を得ているように思います。

 どういう状況で、人が判断力を鈍らせるか
もっと突き詰めればパニックに陥るか。
投資を生業とする者にとってはこのパニックに陥る時が
危機的状況でもあり、また稼ぎ時でもあるのが
事実であります故。

もっともこの外部環境の研究は言葉を変えると
ブログ主様の仰る、情報を収集、分析する機関を持つべしという意見にも通じるものと思います。(なので、私はこの意見には賛成です)

ただし、コレを口にした瞬間現状では、マスコミの皆々様に袋叩きに会うでしょうがね・・・

Unknown (Unknown)
2010-06-15 11:40:14
「陰謀論」の錯誤
http://sessai.cocolog-nifty.com/blog/2005/11/__222f.html

■ 政治評論の世界における「鬼子」の一つが、「陰謀論」である。「ウィキピディア」では、最も一般に知られたフリーメーソンとユダヤの「陰謀論」について、次のような紹介がされる。
  □ フリーメイソン陰謀論
 石工ギルドから発展した親睦団体フリーメイソンが、実は世界中の戦争を引き起こしていたり、政治権力を操っていたとする考え。歴史上の重要人物にフリーメイソン所属者が多いため、最も人気の高い陰謀論である。
  □ ユダヤ陰謀論
ユダヤ人が秘密結社を通じて手を結び、世界(ことに経済)に影響力を及ぼしているとするもの。昔から存在した陰謀論であり、日本ではユダヤ=フリーメイソンの陰謀が説かれることが多く、ユダヤ陰謀論を説いた本が海外で問題にされたこともあった。偽書とされる「シオン賢者の議定書(プロトコール)」が有名。
 最近の日本政治でも、こういう「陰謀論」が示される、曰く、「小泉純一郎の郵政民営化は、日本の資産を外資に譲り渡そうとしたものだ」。「小泉は、安倍晋三の擡頭を抑えようとして、解散・総選挙に打って出た」。こういう具合である。

 ところで、何故、こうした「陰謀論」が蔓延るのであろうか。それは、単に「判りやすい」からである。特に「陰謀論」に走る知識人に特徴的なのは、「自分こそが事の真相を知っている」という姿勢で物事を語ることである。人間の世界は複雑なものであるけれども、その複雑な世界の様相は、「陰謀論」に走れば一挙に簡単に説明できることがある。第一次世界大戦後のドイツでは、「ドイツの苦境の理由はユダヤ人の陰謀によるものだ」という雰囲気が、ナチスを培養した。そして、そうした「解」を見つけたという想いは、少なくない知識人には途方もない快感を与えるものなのである。
 しかしながら、凡そ政治を語る際の準則は、「『結果』から『意図』を逆算することはできない」ということである。
 マックス・ウェーバーの著書『職業としての政治』には、次のような記述がある。
 「善からは善のみが、悪からは悪のみが生まれる」という心情倫理家の議論は、人間の行為にとって決して真実ではなく、しばしばその逆が真実であり、これが見抜けないような人間は、政治のイロハもわきまえない未熟児である」。マックス・ウェーバーの議論の本質は、「人間の世界では『意図』と『結果』は乖離する」ということである。従って、現実にある「結果」が何らかの「意図」によるものだと直接に断ずることは、できないのである。
 雪斎は、政治評論の真贋を見極める最も手っ取り早く、かつ確実な方法は、その評論がそうした「陰謀論」の傾きから免れているかどうかを判断することだと思っている。そうした「陰謀論」の色彩を持つ政治評論などは、ウェーバーの言葉を借りれば、「政治のイロハもわきまえない未熟児」の議論と呼んで差し支えない。この種の政治評論は、「話半分に聞いて済ませればよい」代物なのである。
 こうした「陰謀論」は、昔日は進歩・左翼系知識人の専売特許であった。曰く、「世界平和の実現を阻んでいるのは、武器で儲ける軍需産業が強い影響力を持っているからである」。「ジョージ・ブッシュは、石油業界の意を酌んで、石油利権確保のためにイラクに攻め込んだ」。万事、この調子である。そして、今や、保守・右翼系知識人の中にも、「陰謀論」に走る御仁がいる。曰く、前にも紹介したように、「小泉の郵政民営化は、日本の資産を外資に譲り渡そうとしたものだ」。「小泉は、安倍晋三の擡頭を抑えようとして、解散・総選挙に打って出た」。よくもまあ、これだけ想像力をたくましくできるものである。雪斎は、拙ブログでの「遊び」ならばともかくとして、実際に原稿料が支払われる活字メディアでは、このような憶測と思い込みだけの文章を書く気にはならない。
 それならば、雪斎も「陰謀論」に走って、「お噺」を作ってみよう。次のようなものは、どうであろうか。
Unknown (Unknown)
2010-06-15 11:40:39
   ◇ 宰相・小泉純一郎の陰謀
 平成17年6月、総理官邸に中曽根弘文、平沼赳夫の二人が極秘に呼ばれた。小泉は中曽根に告げた。「中曽根君、今の郵政法案を参議院で否決してくれないか…」。中曽根は青ざめた表情で答えた。「否決…ですか」。小泉は、冷然と言い放った。「解散の名分を必要としているのだよ。郵政法案成立の後にも求心力を維持しようと思えば、何時かは解散をしなければならない。そのタイミングが今なのだよ…」。そして、小泉は平沼に告げた。「平沼君には、『ヒール』役を引き受けてもらおう。そして、暫く『地下』に潜ってもらう。今度の選挙では、民主党の存在感は徹底して消さなければならない」。選挙の推移は、小泉の狙い通りになった。その選挙では、小泉「構造改革派」と「造反派」の対立構図だけが強調されて、演出された。結果は、286議席獲得という空前の大勝であった。
 選挙後、「ヒール」役を演じた平沼は、当然のことながら将来の復党含みで党紀委員会から「離党勧告処分」を受けて、暫く「地下」に潜った。「本当に大事な人材は、裏に隠しておく」。その原則が平沼にも適用されたのである。
 数年の歳月が経ち、小泉が既に退陣した「永田町」では、中曽根は参議院自民党の首領としての立場を青木幹夫や片山虎之助から引き継いだ。平沼は、当初の手筈通り自民党に戻り、今は麻生太郎総理後継の一番手と目されている。そして、平沼の後には安倍晋三が「真打」として控えている。郵政政局の折、自ら「ヒール」役を引き受けて「造反派」として振る舞った中曽根と平沼の「忠誠心」は、このようにして報われたのである。ある日、今は政界からも引退し音楽(オペラ)評論家としても活動している小泉のところに、新聞記者が訪ねてきた。「あの郵政政局の時に平沼氏との間に密約があったという噂が流れているのですが…」。小泉は答えた。「ん。何の話かね…」。
       … end
 「陰謀論」で物事を考えれば、この程度の噺は、簡単に「捏造」できるのである。「陰謀論」の馬鹿馬鹿しさを体験するには、丁度良い噺である。あーあ、書いていて馬鹿馬鹿しかった。この噺を「そうかもしれない…」と思って読んだ方々は、気を付けましょう。そういう方々は、「M資金」などという与太話に騙されやすい性質かもしれない。
 そこで一首を詠んでみる。

 陰謀の 絡む噺に 実はなし 先の事など 誰も判らぬ
                              ―雪斎
額に汗して (33)
2010-06-15 13:45:57
「シオン賢者の議定書」という文書が世に出てきたのは十九世紀末です。十九世紀末に出てきたという事実に着目すべきだと思います。
竹中平蔵 (オハイオより)
2010-06-15 22:36:33
竹中改革が諸悪の根源のように言われていますが、外から見れば彼は世界で行われていることを日本でやろうとしたに過ぎないと思います。
日本の改革を希望する若者の多くからも竹中批判が多いのも驚きです。
何度も書きましたが、日本で改革などまだ起こっていないのです。マスコミの行き過ぎた改革という言葉に騙され、いまや後戻り=衰退の道をたどっています。また、あのときであればまだ傷は浅かったのに、これからはとんでもない事が待ち受けていると思います。
郵政改革は改革の本丸と小泉さんが言いましたが、郵政改革ぐらい出来ずになんで構造改革などが出来るかということです。
規制を緩和して、新しい事業を生みださずに経済の成長=雇用の回復=将来の安定はないのです。労働者派遣法の改悪など、ますます日本企業は日本を離れるでしょう。潜在失業率は14%(5%-完全失業、9%-企業内失業(雇用調整金をもらって雇用のみ継続)と言われています。政治の無策、国民の危機感のなさでまさにますます”大災厄に向かって歩く夢遊病者のようです。
Unknown (誠に残念ながら)
2010-06-16 11:56:37
オハイオ氏の仰るように、小泉、竹中両氏の施策は基本的に財政に行き詰まりを見せ始めた
先進諸国なら、ごく普通に見られる政策だと思うのです。

が、残念ながらこれが日本だと非人情的だ
切捨てだ、という流れにどうしてもなってしまうのです。

私が、何度も投資家云々を強調するのは
オハイオ氏が言ってることが正論と私も理解しています・・・

が、日本人の感性を考え合わせるとたとえ後戻りできなくともこのまま行き着くところまで
行ってみるしかないのかなあ・・・
と思えるのです(そのために何度か強調しました)

恐らく、オハイオ氏の言うようにいずれツケを
国民全体で払う時が来るでしょう。
(元来、自由競争なくして無駄なんか無くしようがなくそれを拒む以上無駄は無くしようがないのです)

ただ、それを払っても日本独自が言いと国民が
言うのであれば・・・

従うより他はないのだろうなあ・・・
最近はそう思って降ります。
額に汗して (33)
2010-06-16 12:33:37
市場自由主義者が経済を社会から切り離そうとする試みは、失敗を運命づけられている。
しかし、市場自由主義者がいったん知的影響力を失ったとしても、驚くべき回復力を示す源泉は、市場自由主義のユートピア的見解そのものにある。
社会というものは、市場の自己調整的作用の全面的な実験をしている瀬戸際で決まって後ずさりするため、市場自由主義の信奉者は、どんな失敗であっても、それが実験の構想のせいではなく、その実施に際しての政治的意志の欠如のせいであるといつでも主張することができるのだ。
したがって、市場の自己調整作用の教義は、歴史的経験により信用を失墜することはありえない。つまり市場自由主義者には、失敗しても完全な言い訳が用意されているのである。
この閉じられた円環から脱出したいな~。
日本型市場経済 (オハイオより)
2010-06-16 23:39:13
アメリカ型の市場絶対主義は日本には馴染まないと思っていますが、戦後の日本独自のシステムも立ち行かなくなっているのも事実で、この20年が象徴するようにまさに停滞し続けています。競争慣れしていない日本では、競争=情け容赦ないというように考えられがちですが、この容赦ないアメリカでもそんな殺伐とはしていません。自殺率は日本の3分の一です。
いまの日本のように全体が落ちているなかでは、弱者を救うという理想を成長なしにどうやって実現出来るのででしょう。個人の寄付ベースでも、アメリカの500分の1しかないんです、日本人は優しそうに見えますが、案外冷たい。他社に優しくは聞こえはいいですが、みんなが稼いで負担するしかないですし、稼ぐにはいい悪いではなく、このグローバル競争に入るしかないと思うんです。
あと、私は50歳ですが、このような途方もない借金を作った今の50代以上の世代は、個人資産を国に寄付する=謝金を帳消しにするぐらいの気で、老後をすごさないと子供の世代に申し訳ないとも思います。
額に汗して (33)
2010-06-17 00:24:44
自分はケインズ以後の者であると信じている経済学者が、金融緩和的な通貨管理を主張し、予算政策と保護主義という調整手段はもはや不必要と考えるなら、彼はケインズ以後というより、ケインズ以前的なのである。
早くも1933年に、ケインズは、情勢によっては自由貿易が誤りとなり得ることを認めた論文を発表している。彼は、結果的には、ヒトラー国家の投資政策の理論化をやらざるを得なかったのだ。
ヒトラー国家は、自由民主主義諸国に先立って経済学の正統教義の支配から抜け出し、『一般理論』の刊行時にはすでに350万の失業者を抱えたドイツを、失業者120万にまで回復させていた。いずれそのうち、ケインズ以前の自由主義経済学者たちの、ナチズムの興隆に対する貢献の歴史を書かなくてはならないだろう。彼らがいなかったなら、ドイツは、ヒトラーを待たずとも失業問題を解決していたはずなのだ。

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

4 トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。
民主党こども手当満額断念 (気になるニュース!)
民主党の参院選公約骨子がようやく固まる。 その内容は… まずはこども手当について、やはり満額は断念となり記述も少しあいまいな感じであ...
菅民主党内閣は国家解体の為の臨時革命政府 (訳わからん このシャバは)
←ちょっと押してね♪ ←ちょっと押してね♪ 【筆者記】 戦後始って以来の危険な本格的左翼政権、人の揚げ足取り、批判なら一人前、ただパフォーマンスだけが唯一とりえのの管直人内閣が誕生しました。 鳩山由紀夫と違い、単純に感情をあらわにする管直人は鳩山と同様に...
理念なき目先内閣 (三四郎の日々)
菅内閣は「リニューアル効果」もあって高い支持率を誇示している。先の総選挙で民主党に投票し「政権交代」を果たしたものの、「政治とカネ」や「普天間基地」で不信と迷走を繰り返す民主党政権に嫌気していた支持者が「天の助け」と飛びついた格好か。 しかしこの内閣...
反日プロ市民内閣の二枚舌…会見直後“速射砲”で被弾 (東アジア黙示録  )
君が代を歌ったこともない…本物の反日男が首相のイスに座った。「脱小沢」報道による支持率回復で小沢復活の道も開通。その中で浮上した“民主党とカネ”問題が、メディアの偏向ぶりを映し出す。