普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

民主党の敗因総括

2013-02-19 16:47:07 | 民主党
・参院選を意識しての中途半端の総括では民主党の将来はない?・出血覚悟の大改革を・でなければ絶滅危惧種の社民党と同じ道
人気ブログランキングへ にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題
9日に民主党の衆院選敗因総括の報道を元にして「民主党衆院選の敗因」を書きましたが民主党は十五日、衆院選惨敗を総括する党改革創生案の素案をまとめた。と言う最後的な報道がありましたので改めて民主党の案に添って私の意見を改めて書いてみたいと思います。
 と言っても民主党の広報では参照のように項目の羅列、各紙の報道も主な問題の抜粋なので、ネット上で見た読売、毎日、産経、東京の各新聞(何故か朝日の記事はどうしても見つかりませんでした。)と産経記者の阿比留瑠比さんの記事  から拾いそれに就いての私の考えを書いて見ました。 (括弧内は私の意見及び注記です。)
 それで第三極との関係など下記の民主党の項目にはありますが、前回のエンリーで触れて今回は出てない所もあります。
・主たる敗因とその一原因の政権運営
・(鳩山元首相の米軍普天間飛行場移設問題をめぐる迷走や小沢元代表の「政治とカネ」の問題、菅元首相の「消費税発言」などを踏まえ)トップによる失敗の連鎖が続いた。 (括弧内の注記は新聞によるもので、小沢さん「政治とカネ」の問題が最終案にでるかいなかは不明。出た人だから出すのか、小沢グループとの連携の線で出ないか判りませんが、若しでないとすれば敗戦の総括の大きな部分が抜けたことになります。)
・米軍普天間飛行場移設問題をめぐる迷走などの政権運営の稚拙 (私は普天間の場合運営の稚拙と言うよりは鳩山さんの暴走を止めなかった他の幹部の責任があると思います。素人の私でさえ、当時鳩山さんの「少なくとも県外」と思うしその様に頑張るが成り行きではそうならないこともあると言う逃げ道を作って置くべきと書いていたのですが。そ野後も鳩山さんの失言続き歩く口害とまで言われながら止められなかった、党の体質か組織り問題か、それとも幹部も鳩山さんと同じ考えをもっていたかを、検討すべきと思います。)
・政治主導を履き違えて官僚との意思疎通を欠いた。 (質量とも政治家に勝る官僚を使いこなすのが先決なのに、国民から選ばれた国会議員のほうが偉いのだとの驕り。内閣組織前の官僚への宣誓書提出への反発。現場の実情も良く聞かずにいきなり政治家が官僚を使おうとする素人丸出しの欠格管理者のやり方。すべて目茶苦茶。)
・年衆院選マニフェストは「立法化の見通しや予算の裏付けが不十分で実現性を欠く(選挙対策のばら蒔きと実際が上手く合わないのは当然。金がないのにそれも一律横並びの日教組の考えた方。事務局は元社会党出身者が大半と言う噂。それに小沢さんが選挙前に韓国大統領に約束した外国人参政権などマニフェストに入っていないのに、ちらちら出たり入ったり。国民がこのように政権に不安を抱き始めたのです。)
・与党でありながら政権を支えるという意識が希薄、消費税を巡る党内のバラバラ感を拡大し、さらなる政権の支持低下。(小沢一郎元代表らの離党を念頭に)党内を治めることさえできない集団に国家の舵取りを任せられないとの評価、決められない政党、統治能力のなさとの印象を残した。 (菅さんの小沢グループのいびり出しと、右から左翼の旧社会党出身者、自治労、日教組の左翼までのまぜ御飯で上手く行く筈がない、特に前者。もう一つは自民党が良く言うように大会で決まったことを反対者が従わないという小学校のクラス会に劣る運営。)
・首相の大権である解散を妨げることはできないが、時期は多くの国会議員にとって納得できないものであった。 (外野の見る所では早くても遅くても前述の理由と、「生活」と同様民主党バブルの崩壊で大量に生れた新人が落選→敗戦、それも大敗はは確実。こう言う所が選挙民と党本部が遊離しているところ。)
・閣僚人事で「適材適所の人材配置が実現しないケース」があった。 (賛成。それにしても国の緊急事態に何も知らない防衛大臣、公安からマークされている人を本部長に選ぶ、文科省に日教組出身の政務官を投入するなど余りにも無神経で酷すぎた。野党から言われる前に党内から何故声が出なかったのも反省の余地)
・権謀術数や無責任というイメージを植え付けた幹部たちの行動。(
基本的には政権獲得のための何でもありの考え方や、それに基づくばら蒔きのマニフェストがこの問題の全て。)
 私は民主党のことを思うとかっては200議席を誇った土井たか子さん時代の社会党が今や支持率が1を切る社民党を思います。
 その理由は社民党と同様に公明党や共産党と違って民主党は国民政党と思われているからです。
 そして社会党と同様に形は違いますが政権の座に就きました。
 社会党はそれから急落、今や絶滅危惧種の道を歩んでいます。
 民主党も衆院選で急落、参院選では「みんな」、維新の会が更に伸びて来るでしょう。
 丁度、社民党か下落すると同様に民主党が伸びて来たように。
 民主党の敗戦総括案も参院選を前にして個人名は消すし、表現はまるめているそうです。
 それは総括も党内の改革も中途半端に終わりそうです。
 このエントリーで引用した阿比留瑠比さんは輿石さんの批判が抜けていると書いていました。
 私も前回も労使協調型の労組を除いて、労使対決型の自治労、日教組関係者と、両労組との縁切りが最大の再生の道だと書きました。
 外野の私から見れば、思い切った出血覚悟の大改革が無ければ民主党の再生はないような気がしてならないのですが。

このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。

政治・人気ブログランキングへ

参照:民主党改革創生案(たたき台)の構成
前文
Ⅰ.政権運営の検証
1.政策(マニフェストに関する論点を含む)
2.政府における政権運営
3.党運営
4.政府と党の関係
5.国会対応
6.対外広報
Ⅱ.第46回衆院議員総選挙の検証
1.大敗した理由
2.解散時期、衆院選に向けた戦略、準備の在り方、支援体制について
3.争点
4.「第3極」との関係
5.党選対の在り方について
6.広報戦略
7.業界団体、支持団体関係
Ⅲ.党改革創生に向けた7項目の第1次提言