普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

安倍首相の所信表明演説を読む

2006-10-03 13:26:54 | 安倍内閣

安倍首相が誕生しました。

無党派を自認する私としては、首相がどの政党に属していても、どんな人でも、日本の為にがんば貰う様応援します。

【活力に満ちたオープンな経済社会の構築】
イノベーション(技術革新)の力とオープンな姿勢で経済に新たな活力を取り入れる。
アニメや音楽などの情報発信力を強化する「日本文化産業戦略」を策定。
これくらいのスケールの政策で経済社会の活性化ができそうにありません。
勝ち組と負け組が固定せず、再チャレンジ可能な社会を目指す。
パート労働者への社会保険適用を拡大、10年までにフリーターをピーク時の8割に減らし、再チャレンジ
同一労働同一賃金でないことかが社会格差の大きな原因である現実を避けています。
これは日本企業の競争力低下に繋がるからです。
ニートやフリーターなど若い人に価値観をいかに変えさせるのか、その必要性やそれに伴う問題を以下に処理するかと言う大きな問題があると思います。
http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s/d/20060829
「頑張る地方応援プログラム」を来年度スタート。
農林水産物と食品の輸出は13年までに1兆円規模を目指す。
これは経済効果よりも農村の活性化のためには有効だと思います。


【財政再建と行政改革の断行】
歳出・歳入一体改革に正面から取り組む。「成長なくして財政再建なし」の理念の下、経済成長を維持しつつ、国民負担の最小化を第一の目標に歳出削減を徹底し、ゼロベースの見直しを行う。
「成長なくして財政再建なし」の理念には環境問題とか世界経済の飽和化の問題があるので、当面の施策としてしは良いかも知れませんが、長い眼で見た検討が必要と思います。
国家公務員について、5年で1万9000人以上の純減を行う。
その前提として、国会議員数の削減が前提でしょう。
消費税は「逃げず、逃げ込まず」という姿勢で対応。
これは次期参院選対策と皆言っていますが私もそう思います。
選挙のためには一般受けしないことは言わないか、先のばしするのが今までのやり方で、それがいかに財政再建に悪影響を及ぼしているか知るべきです。


【健全で安心できる社会の実現】
年金制度を確立。社会保険庁は解体的な出直しを行う。
特に厚生年金は、国際競争に喘いでいる、企業から半分支出して貰っています。
それで企業から支出割合だけの幹部要員を受け入れさせるべきと思います。
http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s/d/20060601
医療や介護は重点を予防へ移し、健康寿命を伸ばす「新健康フロンティア戦略」を推進。
介護費用の削減は老人の健康増進が一番と思いますので、是非推進して貰いたいと思います。
少子化対策に取り組み「子育てフレンドリーな社会」を構築。
少子化の一番大きな原因は女性の価値観が変わったことにあると思います。
キャリヤーに生きる人ばかり、目立ってそれに皆流されているのが現状です。
家庭にあって家を護り、良い子を育てることにも非常に大きな意味がある事も伝えるべきです。
これを言うとまた差別と言う人もいますが、男で出来ない女性の大きな役割です。
http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s/d/20060613


【教育再生】
子どもに高い学力と規範意識を身に付ける機会を保証するため公教育を再生する。教育基本法改正案の早期成立を期す。
学級崩壊など学校で起こっている問題、家庭内の子供の暴力、社会での大人による子供への傷害事件など、皆家庭内の教育環境の劣化にあることはほぼ意見の一致することでしょう。
それで、小、中学校生徒の父兄の教育の実施を提案します。
例えば地方の教育委員会による父兄の指導や、家庭内の躾けや子供への対処方などの資料や、ドラマなどのテレビに放映をしたらどうでしょう。 
http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s/d/20060618
http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s/d/20060720
http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s/d/20060806


【主張する外交への転換】
演説の中で言われたかどうか忘れましたが、安倍さんが前々から言っている、日本独自の情報の蒐集機関を作って下さい。
米国からの所謂ガセネタで、無条件でイラク戦争を認め、憲法上にも疑義のある戦争への協力と言う重大決定をしなければならなかった轍を、今後二度と踏まないで下さい。

http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s/d/20060629
http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s/d/20060622


【結び】
国民との対話を重視。
新時代にふさわしい憲法についての議論が与野党で深められ、方向性が出てくることを願う。
憲法改正手続きに関する法律案の早期成立を期待。
21世紀の日本を、かつてアインシュタインが称賛した日本人の美徳を保ちながら、魅力あふれる、活力に満ちた国にする力が日本人にはある。
賛成です。是非今後とも頑張って下さい。