くたくたルンゲクッタ

過ぎていく時間と思い出忘備録

中央アルプスの山

2018-08-16 | 日記
8月はじめ名古屋へ行った。名古屋、岐阜は気温40度に達する記録的な暑さだった。名古屋で妹に会って、翌日車で2時間ほど走り、バスとロープウェイで一気に標高2600m以上の千畳敷駅に到着。暑くて汗だく。ここから宝剣岳(標高2,931m)まで登る元気はない。あちこちで花が咲いているが高山の植物はどれも見たことないものばかり。






ヨツバシオガマ ハマウツボ科シオガマギク属

葉は4枚が輪生し羽状に深裂。茎頂の花茎に数段に花輪をつける。


花は唇形。上唇の先は紅紫色で嘴状に長く先が垂れ下がり、下唇は大きく3裂して垂れ下がる。萼は先が5裂。




これは花後の姿。


ミヤマアキノキリンソウ(コガネギク) キク科アキノキリンソウ属

アキノキリンソウと似ている。本州中部から北海道に分布、亜高山から高山に生え、背丈30-70cm程度の多年草。 葉は互生し、上部の葉は披針形で縁は波打ち浅い鋸歯あり。


シナノオトギリ オトギリソウ科オトギリソウ属

オトギリソウにそっくり。後で調べてみるとシナノオトギリと言うらしい。


主に本州中部地方に分布、低山から高山帯の日当たりの草地に生える多年草。


萼や花弁の後ろには黒い点がある。


ミヤマゼンコ セリ科エゾノシシウド属

茎は高さ40-60cm。葉は2-5回3出羽状複葉。葉柄の基部は鞘状に膨らみ、赤みを帯びる。白の散形花序。名はノダケ(中国名前胡)と同じセリ科で、高山に生えることによる。日本の特産種で、高山帯の草原や砂礫地に生え中部地方に分布。


エゾシオガマ ハマウツボ科シオガマギク属

亜高山帯から高山帯の開けた草地に生える多年草。


花は横向きにつき、白色から白黄色のねじれた唇形花。


葉は下部で対生、上部では互生し、長さ2-6㎝の三角状披針形、重鋸歯縁。


チングルマ バラ科ダイコンソウ属

この羽毛状の白毛のある果実は何だろう。ネットで調べチングルマの花の後だと判明。




チングルマの名は稚児車の転じたものとされる。


葉は羽状複葉。花茎の先に3cmほどの白い5弁花を1つ咲かせるらしい。


クルマユリ ユリ科ユリ属

遠くに濃い朱色のユリが見えた。葉が車軸状についているからクルマユリだろうか?


すぐ近くにも咲いていた。




径5-6cmの花が1-3個が下向きにつき、赤色で内面には紫褐色の斑点がある。


葉は茎の中ごろに1-3段に車軸状につく。


ウサギギク キク科ウサギギク属

キク科の多年草。茎は20-30cmで直立し対生葉をつける。雪解けとともに展開する対生葉がウサギの耳にみえるところから名がつけられた。茎頂に直径約5cmの鮮黄色の花をつけるところからキングルマともよばれる。


コバイケイソウ ユリ科シュロソウ属

一面にユリ科植物の花後が広がっていた。多分コバイケイソウだろう。花が見たかったなあ。


タカネグンナイフウロ フウロソウ科フウロソウ属

山梨県の郡内地方で発見され、高山に生えているので高嶺郡内風露と呼ばれる。


サクライウズ キンポウゲ科トリカブト属

木曽駒ヶ岳のトリカブトは、キタザワブシの交雑種で雄しべに毛が無く、サクライウズと呼ばれる。

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