くたくたルンゲクッタ

過ぎていく時間と思い出忘備録

オオアレチノギクとヒメムカシヨモギ、アメリカオニアザミ、ワルナスビの果実

2019-09-23 | 日記
オオアレチノギクとヒメムカシヨモギ



手に持った左はオオアレチノギクで右はヒメムカシヨモギ。オオアレチノギクの方が少し花期が過ぎているけれども遠目にはとても似ている。これらの名前を覚えたてのころは区別が難しかったなあ。しかもオオアレチノギクとヒメムカシヨモギは同じ場所に生えていることが多い。

オオアレチノギク キク科ムカシヨモギ属

1mほどの草丈のオオアレチノギク。




これはオオアレチノギクの花。頭花の大きさは4㎜くらいで大きくて、舌状花がほとんど見えない。

ヒメムカシヨモギ キク科ムカシヨモギ属



ヒメムカシヨモギの花は2-3㎜程度と小さいが、小さな舌状花がある。




アメリカオニアザミ キク科アザミ属

葉や茎、総苞片には鋭い棘があるアメリカオニアザミが咲いていた。どこを触っても棘が刺さりそうで子供たちは用心しなくては。




種子は綿毛で風に乗って飛んでいく。


ワルナスビ ナス科ナス属

棘だらけのワルナスビが近くに群生している。


果実ができてきれいに並んでいた。液果は直径約1.5cmの球形でそのうちに黄色に熟す。

ヒガンバナとツルボ

2019-09-23 | 日記
数日前にAXNミステリーで放映されたBBC『レ・ミゼラブル』全8話を一気に見た。子供のころ童話『ああ無情』を読んで「起重機のジャン」と呼ばれるジャン・バルジャンがとても気に入っていた。ジャン・バルジャン役のドミニク・ウェスト(Dominic West)はそのイメージにピッタリ。貧しい女ファンテーヌ役のリリー・ジェーン・コリンズ(Lily Jane Collins)とその娘コゼット役エリー・バンバー(Ellie Bamber)の若くて美しいこと。昔犯した罪を隠して生きるジャン・バルジャンと彼を執拗に追いかける警官ジャヴェールとの関係は映画「逃亡者」を想起させる。ジャン・バルジャンが自ら犠牲となり他を救う姿に警官ジャヴェールが「お前が理解できない」と言う場面は感動的で、彼は最後にセーヌ川に飛び降り自害する。

ヒガンバナ(Lycoris radiata) ヒガンバナ科ヒガンバナ属

うちの前の草むらにヒガンバナが一輪咲いた。今日は秋分の日、お彼岸だからなあ。この辺の草むらにはたくさんのヒガンバナがこれから咲くだろう。


色気の少ない季節だからこの目立つ赤がいい。


ツルボ (Barnardia japonica)  キジカクシ科ツルボ属

草むらにはピンク色の小さな美しいツルボが咲いていた。ユリ科だと思っていたらキジカクシ科だった。キジカクシ科は旧分類のユリ科から分割されたらしい。


花は下の方から咲く。


淡紅紫色の花を総状花序につけ、花被片6、雄しべ6。

センニンソウとランタナ

2019-09-16 | 日記
センニンソウ キンポウゲ科センニンソウ属

朝、家を出ると強烈な花の香が漂ってくる。家の前の遊歩道脇に真っ白な小さな花が山のように咲いていた。






近づいてみるとセンニンソウの花だった。真っ白な花がとても美しい。


葉腋から円錐花序をだす。上を向いて平開。




花弁状の萼片が4枚。


葉は長柄があり奇数羽状複葉。卵形または卵円形。

ランタナ クマツヅラ科ランタナ属

うちの前の小さな遊歩道脇にはクスノキの大木がある。その下の草むらにどこから種が来たのかランタナが生えて小さな花をつけていた。ランタナは常緑性低木。


ピンク、黄色が混じっている。花は花序の外側から内側へと咲き進む。中心部の花が黄色で回りにピンクが多いから多分黄色からピンクに変わっていくのだろう。


果実が見える。熟すと黒くなり鳥が食べて散布する。


コアオハナムグリがいた。




イチモンジセセリも蜜を吸いに来ている。


15夜の月とメドハギ

2019-09-16 | 日記
今年は9/13が中秋の名月、翌日の9/14が満月らしい。9/13夜は曇っていたが家につくと嘘のように雲が晴れて月が顔を出した。


やや左上に影がある気もするけれどほぼ満月といっていいだろう。デジカメはどうしても手振れしてしまうから倍率はこれが精いっぱい。

メドハギ マメ科ハギ属

道端に60cmくらいの伸びた枝に小さな花が見えた。手に取ってみるとメドハギだった。ハギは秋の七草のひとつ。平安朝の人たちはヤマハギやマルバハギをハギと呼んだのだろう。メドハギのこと指したとは思えないけれど中にはメドハギの花をみてあっこれもハギだと思った人もいたかもしれない。


葉は3小葉からなり、茎に密生している。


花は葉腋につき白色で旗弁に美しい紅紫色の斑点がある。


長さ6-7mm。


裏面には伏毛が密生している。

台風15号の爪痕

2019-09-16 | 日記
去る9/9の朝に関東南部に直撃した台風15号による倒木や電線の遮断によってまだまだ停電の続いている地域が残っている。気の毒としか言いようがない。以前から風倒木被害は30年~40年生のスギ・ヒノキの壮齢林を中心に発生していることが指摘されている。千葉にはその放置されたスギやヒノキの林が多すぎる。何とかならないものだろうか。


台風の過ぎたあと職場から20分ほど車で郊外に出ると道路が遮断されていた。


近づいてみるとここから先100m以上にわたってスギの倒木のため車はもちろん歩いても行けそうにない。




電線も遮断されているようだ。

スダチ? ミカン科ミカン属

別の道をたどって行くと道路脇に柑橘類が植えられていた。




大きさはスダチくらい。落ちた実をひとつ潰してみるとスダチに似た酸っぱいいい香りがする。スダチかなあ?

クズ マメ科クズ属



道路わきに濃紺紫色のクズの花が燃えるように立ち上がっていた。近づくと強烈な香りがする。昆虫などを引き付ける甘い香り。葉は3出複葉。




総状花序。この鮮やかな色がいいなあ。