星野仙一監督(中日、阪神、楽天)が2018年1月4日、膵臓癌のため死去した。70歳だった。
ナガバヤブソテツ? オシダ科ヤブソテツ属
日当りのよい林縁の斜面で見つけたシダ。1回羽状複葉のシダでヤブソテツ属であることは明らか。左側のものは光沢があり右側のものは光沢がない。
光沢のある方はオニヤブシテツかなあ?ナガバヤブソテツもオニヤブシテツににていて羽片は7~10対と少ないからナガバヤブソテツかもしれない。
ソーラスは羽片全面に散在し、包膜は丸く中心部が黒褐色。
ヤブソテツ? オシダ科ヤブソテツ属
葉は厚い紙質で光沢は無く ソーラスは円形、全面に散在する。包膜は灰白色。 側羽片はヤブソテツは15~25対で近縁のヤマヤブソテツは10~15対と少ないらしいから、これはヤマヤブソテツかもしれないなあ。
ミツデウラボシ ウラボシ科ミツデウラボシ属
乾いた崖にミツデウラボシを見つけた。
3裂するものは少ない。
ソーラスは円形で、中肋と辺縁の中間に並んでつく。
ヤマイタチシダ オシダ科オシダ属
最下羽片の下向き第1小羽片が最も大きい。葉身は光沢がなく、暗緑色、革状草質。葉の先端に向かって滑らかに細くなっているからヤマイタチシダかなあ?まだまだ自信がもてない。
羽軸の鱗片は基部が袋状に膨らみ、小羽片の中肋にも袋状鱗片がある。
根茎は短く、斜上。葉柄基部は狭い披針形の黒色~黒褐色の鱗片で密に覆われる。
イノデ オシダ科イノデ属
日当りの悪い林縁に差し掛かってくると色々なシダが増えてくる。この写真だけでも、中央部のイノデと思われる大きなシダ以外に、中央下にはリョウメンシダ、右上にはジュウモンジシダ、右下にはイワガネソウとフモトシダが見える。ほんとに豊かな森。
葉は光沢が強く先端は尾状にならず急に尖る。
中軸や羽軸にも鱗片が密につく。
小羽片には耳がある。
ソーラスは小羽片の軸と葉縁のやや縁よりにつくからイノデだと思われる。アスカイノデの場合はソーラスはやや軸よりにつく。
葉柄基部の鱗片は幅が広く広披針形。アスカイノデの場合は鱗片は細長い。
ジュウモンジシダ オシダ科イノデ属
葉身は単羽状複葉の大きな頂羽片と、最下部に2回羽状した1対の側羽片からなるので十字形に見える。面白い形をしている。
葉表。
葉裏。ソーラスと小さな鱗片。ソーラスは羽片の羽軸寄りについている。
葉柄基部には卵形、淡褐色の鱗片がつく。
フモトシダ コバノイシカグマ科 フモトシダ属
林縁の斜面に大きな葉を垂らしているフモトシダ。
羽片基部の上側が突出していて、裂片の縁にあるソーラスが表からもはっきり分かる。
中軸や羽軸の腹面には黄褐色の短毛がある。葉の両面などにも毛があり、全体に毛が多い。ソーラスは裂片の縁に寄ってつく。包膜はポケット状、長毛がある。
イワガネソウ ホウライシダ科イワガネゼンマイ属
薄暗い林縁で笹の葉のようなイワガネソウを見つけた。イワガネソウかイワガネゼンマイか確認しなければならない。
ソーラスは葉脈に沿って線形、網目状に結合し、縁近くまで広がるが縁まで達しない。イワガネゼンマイは葉脈が離れた後隣と結合することはなく縁まで達する。
イワガネソウのはさきは次第に細くなるのに対して、イワガネゼンマイの葉先は急に細くなる。