くたくたルンゲクッタ

過ぎていく時間と思い出忘備録

ハゼノキの果実

2018-10-25 | 日記
ハゼノキ ウルシ科ウルシ属

ハゼノキが紅葉し始めた。雌雄異株の高木で樹高は10mほど。




たくさんの果実を付けている。


ハゼノキは成長が早い。以前この果実を拾ってきてプランターの培養土に埋めておいたら春先に一斉に芽が出た。そのうちの2本だけを大きな鉢に移して育てたところ2年ほどで2m以上になって果実を付けた。ベランダではそれ以上育てらずに処分してしまった。




果実の表面はツルツル。光沢があり無毛。果皮の下に白い中果皮がありこれは脂肪を含み鳥類が高カロリーの餌として好んで摂取する。中果皮の下に飴色で強い光沢を持つ核がある。


葉。奇数羽状複葉で9-15枚の小葉からなる。


小葉の表。表面は濃い緑色で光沢がある


小葉の裏。表裏ともに毛がない点で自生するヤマハゼと区別できる。ハゼノキは果実から木蝋を採取する資源作物として、江戸時代頃に琉球王国から持ち込まれたらしい。


冬芽は無毛。


葉痕。

ヤマハゼと比較してみよう。

ヤマハゼ ウルシ科ウルシ属

先月、林縁で見つけたヤマハゼ。ハゼノキとよく似ている。


葉表。葉軸の上面には褐色の軟毛が密生している点がハゼノキと異なる。


葉裏。毛が多い。


冬芽は裸芽で赤褐色の長毛が密生。

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