「島津亜矢」に魅せられて

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安楽死・尊厳死

2006-03-25 17:47:22 | Weblog
富山県射水市の病院で「安楽死」事件(?)があったというニュースが伝えられている。
私も先日の「最近の人生観」で「安楽死」「尊厳死」にかかわる内容の書き込みをしたばかりで、非常に興味のあるニュースである。

安楽死とは、高齢や末期癌などで『助かる見込みがなく、苦痛の強い患者などを人為的に死へ導くこと』とあります。
また、「緊急避難の安楽死」の要件として
①耐え難い肉体的苦痛がある
②死期が迫っている
③苦痛緩和の方法を尽くし、他に手段がない
④生命短縮を承諾する本人の意思表示がある。
の4項目が挙げられている。

そして、患者の意思で延命治療をせず、自然に死を迎える「尊厳死」とは区別される、ということである。(今日のC新聞夕刊より)

いずれにしても患者の意思表示があれば無理な延命治療を施さなくても良いということのようだ。
終末期を迎えて本人が意思表示できない状況に陥ればどうしようもないので、不意の事故などにも備えて本人の意思表示を家族にきちんとした形(書面など)で伝えておかねばならないと言うことだろうか。

このような考え方はもちろんそれぞれの年齢によっても違ってくるだろう。私の年代になるとそこまで割り切れる人も多くなるかもしれないが、若い人ではそうもいかない。いずれ医学の進歩で治る日が来るかもしれないという期待も捨てきれないし、家族の感情としても割り切れないだろう。

法的解釈の細部に迫ってくると私にはお手上げだけれど、いずれにしても私は『人為的に生かされた』状態で命を永らえたくないというのが本音だ。意識がなくなったり、あっても耐えがたい肉体的苦痛が長引いたりした時には、人工呼吸器や点滴をそっと外してほしい。
細かく言うと心臓のペースメーカーや酸素吸入呼吸装置などはまったくその範疇ではない。それらは「生命」もさることながら、「生活」を維持していく為の補助装置であるからだ。

建て前論として、県警は殺人容疑で捜査を始めたという。そして裁判になればたぶん有罪判決が下るのだろう。しかし私は、本音の部分でその医師を支持したい。そういう「本来の人間の生命というものにやさしい」考えを持った医師に最期を看取っていただければ満足である。
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