「島津亜矢」に魅せられて

大ファンの島津亜矢さんのことを中心に、日頃思うことなどを

『亜矢節』

2007-08-17 17:47:25 | 躍動
『島津亜矢』が唄う歌。どうして私達は彼女の歌に、そして彼女自身にこんなにのめり込んでしまうのでしょうか。

彼女が唄う歌は台詞のない普通の(?)演歌であろうが、台詞入りの名作歌謡劇場シリーズであろうが、また三波春夫さんの長編歌謡浪曲であろうが、その全てが島津亜矢の独特の世界を創り出しています。
その彼女の唄う歌はすべて、お酒やチーズやヨーグルトや各種漬け物や干物などに代表される、酵母の作用による発酵過程を経て醸成や熟成させた飛び切りの食べ物や飲み物のような「旨味」を包含していると感じているのは私だけでしょうか。

民謡にしても浪曲にしても、どうも本格的にどなたかに師事したという話はあまり聞いたことがありません。これまで様々な大先輩方の歌を唄わせていただくについてはその都度いくつかの要点を指導していただいたということはあったようです。例えば三波春夫先生や二葉百合子先生などに・・・。でもそれが師弟関係にまで及んだということが果たしてあったのかどうか。

「私の恩師は星野哲朗先生です!」というのはコンサートなどでも何度も聞いていますが、他の先生の話はあまり聞いたことがありません。これからしてもやはり亜矢ちゃんは本格的に民謡や浪曲を習っていないのではないでしょうか。

でも、と言うより、だからこそなのかも知れませんが、亜矢ちゃんの唄う民謡や浪曲は、ある固定された枠にはまらない何とも言えない新鮮さと味わいという魅力に包まれているように思うのです。
私ごときがこのように口幅ったいことを言うと、民謡界や浪曲界の方の反発を買うことになるかも知れませんが、亜矢ちゃんの素直で伸びやかな声と繊細かつ力強い歌い方は伝統芸能をも凌駕しつつあるように思えます。これぞまさしく亜矢ちゃん独特の『亜矢節』というものでしょうか。

と、ここまで書いて、これはやはり声や歌い方ということ以前に、天性の感覚、感受性を持ち合わせているからではないのかとふと思い至りました。今更の感がなきにしもあらずですが、なんと素晴らしい感性です。習ってできるものではないように思います。(習ってないからこそできるのか?)
その細やかでありまた大胆でもあり、そしてまた素直でのびのびとした感性の上に成り立つ台詞回しの見事さは名作「梅川」や「おさん」や「お蔦」や「お初」で見事に演じきられています。長編歌謡浪曲しかりです。どうしたらあのように歌の主人公になりきることができるのでしょうか。

これは確かに素人が唄うには難しすぎる領域ではあります。しかしだからこそ聞き応えがあるのですねぇ。これぞ「聞き歌」でしょう。
アイドル歌手を追っかけ回していた我が娘や息子を冷ややかな目で眺めていたこの私が、臆面もなく、そしてなんの恥ずかしげもなく亜矢ちゃんをオッカケて回る理由の一端が少しは垣間見えたような気が・・・。(^o^;
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同窓会

2007-08-06 21:56:36 | 躍動
4日の土曜日に小学校の同窓会がありました。以前参加してからもう26年ぶりです。今年は還暦を迎える区切りの年という事で、どんな60歳が集まるのかと行く前から楽しみでした。

体型が変わった者、髪の毛が白くなったり後退したりしている者、多少シワが目立つ者、そしてまた子供の頃のイメージそのままの者と、半世紀近く経つとまあバラエティーに富んだ変化を見る事が出来ます。もうそれだけでも結構楽しめます。(^o^)

近況報告の時、故郷を離れてからもう40年以上で、岡崎に住むようになって30年以上経つという話と、まだ孫はいないという話の後、「実は私、『島津亜矢』のオッカケをしております」と切り出しました。「エエーーッ?」というどよめき。(「いい歳をして」という意味だったのか?)
でも地元和歌山での催しだったので、「BS和歌山」の時の「豪商一代 紀伊国屋文左衛門」の話をしますと、さすがに地元であり、また同年代の者ばかりですからかなりの者がそれを知っていて納得してくれました。

一つ気になったコメントがありました。「島津亜矢は上手すぎるよ!」というものです。やっぱり「上手すぎる」というのはプラスマイナス両方の面があるのでしょうか。嬉しくもあり、また多少複雑な気分でもありました。

先日亡くなられた阿久悠さんの言葉ですが、「歌には『聞き歌』と『歌い歌』と『踊り歌』がある」といわれています。(中日新聞)
亜矢ちゃんの歌は決して歌いやすくはないけれど、聞いて歌に感動し、声に感動し、そして類い希なる表現力に感動して亜矢ワールドに引きづり込まれてしまうという、まさに『聞き歌』です。
「聞けば聞くほど・・・」 です。
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今の私って

2007-08-01 10:06:49 | 躍動
やっぱりねー、危惧していた通りですか。
ある亜矢友さんから今の私はこんな顔に見えるというご指摘を頂きました。
本人は努めて「キリッ!」としているつもりでしたが・・・。(--;  シュン
以後気をつけます。反省します。

(と言った尻から目尻が下がり、口が半開きになってきているのが自分でも分かるんですよねー)ああ困った。(^o^)
コメント (5)
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