「島津亜矢」に魅せられて

大ファンの島津亜矢さんのことを中心に、日頃思うことなどを

痛ましい事件《その1》

2006-03-29 00:06:27 | Weblog
姉歯元建築士の奥様が飛び降り自殺されたという。何がそこまで奥様を追い詰めたのか。言わずもがなである。
この数ヶ月、『アネハ』と言う言葉や文字がマスコミに登場しない日はなかったであろう。『姉歯』さんという珍しい名字であるからこその悲劇なのかもしれない。これが「鈴木さん」や「斉藤さん」なら銀行や病院で名前を呼ばれてもそんなに目立つこともないのだが・・・。

姉歯元建築士は一級建築士という国家資格を悪用したことには間違いない。大きな犯罪行為である。が、私には彼の珍しい名字が一人歩きしてしまったように思えてならない。マスコミいわく、『姉歯マンション』『姉歯ホテル』・・・。
しかしこれらを企画し、建築し、販売して大きな利益を得ていたのは姉歯さんではない。鉄骨や鉄筋の強度計算という、非常に重要ではあるが全体としてはごく一部分を、しかも半ば強要されるような形で担っていた(担わされていた)だけのように思えてならない。「(偽装計算が)出来ないのなら他所に頼むからいいよ!」
弁護するつもりはないが、ある意味彼も被害者の一人なのかもしれない。
この数ヶ月間、彼の家族とりわけ奥様の心痛はいかばかりであったか。
加えてマスコミ側に過剰な取材行為などはなかったのか。マスコミによる自身の行為、姿勢への反省や批判は今までほとんど聞いたことはないが、例えばワイドショーなどでのマイクの突きつけ方を見ていると、尋常ではないように思われる場面がたびたび見受けられる。「自分たちを何様だと思っているのか」と叫びたくなる場面も一度や二度ではなかった。建て前論を振りかざし過ぎる事がよくあると思って見ているのは私だけではあるまい。
今回、家族に対してそのようなことが行われたかどうかはわからないが、これまでの報道姿勢を見ていてふと懸念するものである。
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