Dying Message

僕が最期に伝えたかったこと……

皇室典範改正問題

2006-02-05 21:58:44 | Weblog
皇室典範改正が話題になっている。改正を急ぐ小泉総理だが、慎重論を唱える声も根強い。

まぁ僕は正直、天皇への忠誠心なんかないし、どうなってしまっても構わないと思ってる。もっとも今の若者はほとんどそうなんだろうけどね。親も戦後生まれで“天皇万歳”でもない世代なわけで、子供が天皇に特別な思いを抱きようがないもの。それなりに畏敬の念を抱く人もいるんだろうけど、少なくとも右翼のオッサンのような過激な奴は見かけない。

国歌だってそうだもの。小学生の頃も必ず音楽の教科書の一番後ろに載っかってたけど、歌うことは一度もなかった。初めて歌ったのは中学校に上がった頃だったと思う。そんなものに愛着もわきようがないって。ある日、女を連れてきた親父に「これがお前の新しい母さんだ」って言われるようなもんでね。それが綺麗で優しければまだいいんだけども、あいにくそうじゃない。メロディも歌詞も如何ともしがたいんだものね。

天皇に話を戻すけど、最近、この皇室典範改正を政治の思惑に巻き込むなって声がよく聞かれるね。でも天皇なんて、特に近現代はいいように利用されてきたわけだろう。まず明治維新では革新派が天皇を旗印として利用した。そのあとファシズムが興れば、軍部は天皇を利用して国の統制を図った。そして大東亜戦争後は、アメリカも円滑な占領政策のために、天皇を敢えて戦犯として裁かず利用したわけだよ。

結局、天皇なんてカカア天下の家の亭主みたいなもんでね。一国の長には違いないんだけども、実際には便利屋くらいにしか思われてないわけさ。だったらこれからはどこまでも利用されてゆくことで、その存在意義を見出すしかないんじゃないか。家の掃除から、炊事、洗濯までやったら、周りだって認めてくれるかも知れないってもんだよ。

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