Dying Message

僕が最期に伝えたかったこと……

株ブーム

2006-02-03 21:20:50 | Weblog
最近は株がブームだそうで、どう見ても経済に疎そうなアホ面の主婦まで株に手を染めている。ダンナが稼いだ金でヨメが株。結構なご身分だねぇ。
さらに驚くことに、小学生のガキまで株は浸透しているらしい。親がお金の大切さを教えるために、やらせてるんだって。

株なんて言えば少しお高く聞こえるけど、所詮、博打なんだよ。“経済の勉強になる”なんて言ったって、テメエのガキがそんな利口でないのは、顔見りゃ分かるだろうって。どうせ株価の上下を見て、それに乗っかってるだけなんだろう。そんなのオッズとにらめっこをしている我々競馬ファンと、ちっとも変わらないじゃないか。小学生のうちから子供に競馬をやらせるバカ親がどこにいるんだよって。株なら大丈夫ってのは親の幻想で、子供にしてみりゃ全く同じに決まってるんだ。

そもそもまだ右も左も分からない子供に、楽して稼ぐことを教えちゃいけないよ。そんなのは成長してゆけば、自然に分かってゆくことなんだから。子供には汗水垂らさないと、銭を稼ぐのは無理って教育をすべきなんだよ。

何故、天才と呼ばれる人が出るかと言えば、バカな一般人が比較対象として存在するからだろう。例えばエジソンだって、もし誰もが彼と同じような独創性を持っていたとしたら、埋もれてしまい、輝くことはなかったはずなんだ。
それと一緒で、人が幸せを感じられるのもその裏に苦労があるからなんだよ。“若いうちの苦労は買ってでもしろ”という言葉があるけど、これは全くその通りでね。やっぱり幸福を感じるためには、その比較対象としての不幸(苦労)も絶対に必要なんだよ。苦痛から逃げてばかりだったら、もし目の前に幸せが舞い降りても気付かずに見過ごしてしまうわけさ。その辺のことは虎舞竜の歌の詞の「何でもないようなことが幸せだったと思う」ってフレーズが端的に表してる気がするけどね。

古臭い考えだと思う人もいるだろうけど、これはやっぱり間違いないことでね。だから小学生のうちから株取引であぶく銭を掴ますなんて、もってのほかのはずなんだよ。