鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

劇評②~公演パンフレットは、買わない。

2010-08-26 21:07:37 | Weblog
ただ・・・ひたすら暑い・・・。


私は、劇場で、物販される所謂『公演パンフレット』は、買わない。
上演劇場や団体にもよるけれど、なにしろ、高額だし。
出演役者さんの来歴や、役柄、コメントなんかは、楽しいのだろうけれど、評論家や文化人の方のよせる『大変、よくできました。期待してます。』的な寄せ書きは、内輪褒め的で、なんだかイヤだ。
駄作?でも、つまらなくても?褒めてある。
褒め殺し・・・。
そんなモンに、高い?カネ払えるか・・・チケット代だって、安かないのに・・・。

そんな気持ちが先行して、物販には、できるだけ近づかないようにしている。

物販コーナーで、販売している戯曲本にも、イヤな思い出がある。

終演後、原作を読んでみようかと、購入した。
戯曲本というのは、一般の小説なんかよりも、薄くて値段が高い傾向にある。

さて・・・読もうかな・・・と思って、ページを開く・・・本のカバーに、口紅とおぼしき赤い跡が、くっきり。
『なんじゃい・・・コレは・・・!』
どなたかの指が、どなたかの唇に触れ、そのまま、本を手に取りページをめくったものと思われるのだけど・・・。

汚い・・・触りたくない・・・高い本なのに・・・。古書ならイザ知らず・・・。

そんなイヤな思い出があるのだ。

パンフレットに戻ろうか。
何十年か経過して、パンフレットをみて、懐かしいと思うこともあるだろうし、内輪褒めだって、思い出にもなる。
もしかすると、お宝になっていて、オークションなんかで、高価な取引ができる可能性もあるか・・・。

パンフレットを買おうというひとは、舞台に立つ役者さんのファンであり、役者さんの写真が、たくさんでているパンフレットは、お宝だろう。

でも、私は、パンフレットは、買わない。

忘れてしまうくらいなら、印象に残らないのだし、将来、こういったパンフレットが、何かの役に立つことも期待できないから(売却しようにも保存状態がよくないから、売れません・・・とかね・・・)。

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