鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

葉月末日/東南アジアの料理

2023-08-31 23:44:05 | 食・料理

8月の終わり・・・。

満月。湿気の多い夏の月。

ひかりは、強いのに、紗がかかったような春の朧月のようで。

地球と一番距離の近いスーパームーン、8月二度目のブルームーン。

 

 

今年の八月は、素麺と蕎麦、パスタ・・・といった麺類ばかり食べていたような気がする。

それから、タイカレー。

去年の8月は、ご飯を炊いて食べていたような記録もある。

麺類は、後片付けが、簡単で、食器も少なくて、鍋もほぼひとつくらい洗えばいいので、楽と言えば、楽。

パスタが多くなったのは、通販の半額セールで、生パスタを買ったので。

もちもちして美味しい。

 

タイカレーは、暑い時に、熱くて辛い料理は、食欲をそそる。

タイカレーペーストとか、具材を炒めて、スープを加えれば出来上がり。

茄子や鶏肉、ピーマン、マッシュルーム或いは椎茸の具材と生姜、ニンニクなど追加して、ご飯か、素麺と合わせてたべると、暑さで、弱体化した食欲が、戻って来て、夏を乗り切るのに、適した料理なんだと思う。

猛暑の日には、暑い国の料理を食べるのが正解なんだろう。

もっとも、茗荷・生姜・葱・大葉といった薬味とそして、細い極上の素麺を、茹で揚げ、丁寧に水洗いし、氷で締めて、上質な鰹節と昆布で、とっためんつゆで、サラリ・・・と食べるのも、また夏の楽しみでもあろうか・・・。

ああ、もうコレだけで・・・この冷たさと、出汁のうまみと、薬味の刺激・・・ほんと、他には何も要らない・・・とか思ってしまう。

(もっとも、コレだけだと栄養的にちょっと・・・なので・・・)

 

私は、ベトナムやタイ料理が、好きらしく、ココナッツミルクを使った料理も抵抗がない。

母の孫育児の友達だったタイの女性が、母に・・・と言って、グリーン・カレーを作って来てくれたことがあって、母は、もちろん、タイ料理は、食べられないので、私が代わりにいただいた。

やはり自国の料理には、日本人があまり使わないようなコブ蜜柑の葉っぱとか・・・?なかなかに辛く、そしてほのかに甘い。

ベトナムの辛くて酸っぱいトム・ヤム・クンも好きで、お米の粉の麺で、食べるスープは、美味しいと思う。

・・・それくらいしか知らないけれど、東京から離れたこの地でも、東南アジアの料理の食材を手に入れることができるようになったのは、ここ20年くらい?の間だろうか・・・???

それにつけても・・・。

60歳を過ぎて、タイ人の友達ができる母を、なんだか、尊敬してしまうかも・・・とか、思う。

 


晩夏の月・スーパームーン&ブルームーン

2023-08-30 23:04:35 | 自然・気象

体温を超える暑さ・・・まだまだ続きそう?

 

昨夜は、よく眠れなかった。

うとうとしても、すぐ目が覚めてしまって。

 

パンドラのハコ・・・開けちまったかも・・・とか。

母が亡くなって、処分しなければ・・・と思っていた家計簿兼日記、雑記帳、写真・・・。

転居に伴い、取敢えず、パッキングしておける状態にと思って、開けたけれど。

やはり、パンドラのハコだった。

それでも、少しでもカサを減らすため、漢方薬名や料理のレシピ、通販でほしい物、人生相談のスクラップ、健康情報・・・などのノートは、処分した。

・・・と言う訳で、いろいろと考えこんでしまい、よく眠れず、朝から、また整理を始めたけれども、すぐに疲労してしまって、うとうとと寝込んでしまったりした。

 

本当に、トリアエズ・・・段ボール箱にパッキングして、移転したら、また徐々に処分しようと思う。

 

 

明日は、8月最終日。

午前10時頃、満月になるそうで。

今日は、満月迄、あと少し・・・の月。

今月2回目のブルームーンで、地球からの距離が一番近くなるスーパームーンらしい。

 

前回のスーパームーン&ブルームーンは、2018年だったけれど、この年は、拙宅のベランダに、キイロスズメバチが、二度も営巣をして、蜂駆除業者さんに撤去してもらって、費用が、5万円くらい掛った。

 

一度目は、メロンくらいの大きさで、巣盤は、3層くらい。

 

二度目も、気が付いたときには、やはりメロンくらいになっていた。

 

既に、巣のまわりには、スズメバチが常駐していて、入り口である穴もできていて、何よりも、スズメバチの生態については、全く無知であったから、どうすることもできなかったのだけれど、今年は、テニスボールくらいの大きさで、巣盤の周りは、まだ半円くらいで、巣盤が見えていたから、なんとか、自分で、駆除できたのだった(5年前に買った蜂駆除用スプレー剤もまるまる1本未開封で、残っていたので、役に立ってよかった)。

・・・拙宅にスズメバチが営巣する年は、猛暑続きだったような?気がする。

そして、奇しくも、スーパームーン&ブルームーンの年でもあったのは、偶然なのかな?


猛禽類の飛び行く国道

2023-08-29 21:35:54 | 自然・気象

最高気温37度。体温超えの猛暑日続く。

 

午前中、移転に必要な荷物パッキング用にダンボール箱を購入。

いかんせん、チカラに乏しいので、ギリギリで、運べる容量の小さなサイズを買い求める。

午後から、移転先へ。

先日は、豪雨にあったけれど、今日は、雨に祟られることもなく。

 

国道バイパスは、田園風景が続くし、上空には、猛禽類が、風に乗って飛翔する様は、本当に楽しい。

野鳥の種類が分かるといいんだけれど。

鳶だろうか?ノスリかな??

殆ど、羽ばたかず、グライダーのように風と遊んでいるかのようにみえる。

暑くないのかな?

 

道路沿いに立つ道路照明灯の上には、定番のドバトとカラス。

・・・暑くないのかな?

 

今日は、鷺(さぎ)を見かけなかった。

稲穂の丈が、だいぶ高くなってきて、紛れてしまったのかも。

 

移転先の家によく来るのは、ドバト(二階ベランダに巣を作られそうになって撤去)。

庭先に、よく遊びにきていた(ハトにとっちゃ、遊んでいるのではないのかも?)。

 

今日は、綺麗なツマグロヒョウモン(蝶)が、ひらひらと玄関付近に舞っていた。

柚子の木から生まれたアゲハ蝶は、何処へいったのかな・・・とか、思いながら。

 

それでも、片道50分のドライブは、楽しいけれど、往復2時間は、ちょっと疲れる。

 


晩夏

2023-08-28 21:45:01 | Weblog

くもりがちながら、最高気温35度。

それでも、階下ではエアコンを使わずとも、涼風吹き込むのは、もう夏も終わりに近いからなのか・・・と思っていたけれども、天気予報では、9月になっても、残暑厳しき折・・・。

 

午後から、階下の収納庫に仕舞ってあった母の遺品であるノート類・家計簿類・手紙と葉書、写真の整理。

移転先に持っていくものと処分するものとを分別する。

・・・本当は、もっと早くやっておくべきだったんだけれど、大きなダンボール箱2箱に無造作に入れて、見ないふりをしていたけれど、何時までも、そういう訳にはいかなくなった。

亡くなった当時は、分別するのが辛くて、いつか・・・と思いつつ、やっとこ今頃、手を付けることになった。

亡くなった直後は、どれもこれも、捨てるに忍びず・・・だけれど、もう3年近く経ったのだから、本当に、必要なものだけ選んで(といっても、やはり未だに選べずなのだけれど、取敢えず、料理のレシピ(テレビの料理番組をメモしたものや、新聞記事の切り抜き)、健康情報(これが一番多くて、やはりテレビやラジオからの情報、新聞や健康雑誌の切り抜きなど)のスクラップ、写真は、母が写っていないものなどを、シュレッダーにかけた。

自分が服用している漢方薬の生薬名、配合グラム数、効能が、細く綺麗な文字で、書かれてあって、でも書いただけで、満足してしまい、同じ漢方薬の生薬名が、年を経て何度も書きだしてある。

書いたことさえ覚えていなかったんだろうなぁ・・・。

自分の症状の詳細、日々の記録・・・その不具合の克服が、生きる希望だったのか・・・健康になりさえすれば、死んでもいい・・・と言うような究極の・・・。

 

認知症になった母の義妹(叔母)からの半世紀以上の書簡類(母も筆まめだけれど、この叔母も律儀にお返事を下さっていて、でも、数年前は、鉛筆書きで、文字も真っすぐにかけず、あの達筆の叔母が・・・と思う)は、どうしたものか・・・やはり処分か・・・と迷うところだけれど、もう一人、女学校時代の友人(母曰く、女学校時代はソレ程、仲良くなかったらしい???)も、既に認知症になってしまってはいるのだが、その方とは、半世紀+四半世紀分の書簡もあったりで・・・。

一通り、目を通し終わったら、コレも処分だろうな・・・移転先でね・・・。

 

母の没後、コレと同じ作業をしたけれど、そのときに、残ったものだから、なかなか処分できないでいる。

中には、相当、ムカつく記録もあったりで、悩ましい晩夏の月曜日であった。

 

 


デフレ脳?インフレ脳??

2023-08-27 19:54:27 | 社会・経済

午後から、雷雨。最高気温32度。

吹き込む風が、冷たい。

季節変わり目?なのかと思えども、週間天気予報では、明日は、また猛暑日だとかで・・・。

 

いよいよ、テレビのソニー・タイマー(寿命)点灯か。

去年あたりから、テレビを点けていると、途中で、切れてしまう現象が起こっていて、ここ数か月、日に日に、点灯時間が、短縮していく。

現在は、25分つけていると、ブチっと音がして、切れる。

(転居先には、新しいテレビは届いているので、あとは引越しして、そっちに住めば済むことなのだけれども)。

昔から、貧乏性で、モノは大切に使う・・・ということを徹底的に、教育され続けていたので、ここ30数年続いたデフレ(モノの価値が安価で、カネの方に価値がある状態)の使い捨て的な考え方には、どうにも馴染めないでいた。

だから、現在使っている家電なんかは、転居先に移動しようかと思っていたのだけれど・・・。

最近、家電に関しては、ちょっと考えが変わった。

現在の住居にあるエアコンは、今年で、5年目。当初は、コレを取り外して持って行くつもりだった。

けれども・・・5年目(転居決断をした時点では4年目だったけれど)というのは微妙で、エアコンなんかは、移動のさいに、ガスが抜けて、目的地で、設置しても、使えない・・・などということもあったり・・・と聞いているし、新型の方が、省エネになるから、安価なものを5~8年で、買い替えた方が電気代を抑えられるというのが、現在の常識?のようである。

冷蔵庫なども大型のものだと電気料金がかかるし、これらの家電の移動費用を考えると、新品を買ってしまった方がいいし、なにより、ストレスもない。

洗濯機は、もう20年くらい使っていて、こちらも、省エネを考えれば・・・というより、去年の移転を決めた時点で、新しい物を購入して、移転先には、設置してある。

 

・・・確かに、昔の上質のものは、作りがしっかりしていて、服飾などは、大切に着れば、数十年以上着ることができるし、機械時計などは、定期的に、オーバーホールしてあげれば、それこそアンティークとして、持ち主の人生を共に生きることができる・・・。

そういうものと日常でつかう家電製品などを一緒くたに考えていたので、時代に合わなくても、壊れない限りは、使うようにしていたけれど、エアコンなどは、水冷だかで水が関係している以上、機械内には、黒カビなどが、発生し、エアコンをつけると、カビくさいのは、そのせいで、ソレは、身体には悪いんだろうけれど、空気清浄機能なんかもついているので、よくわからない。

私は、夏場しか、エアコンは、使わないので、冬に使うとなれば、更に、寿命が短くなるのかもしれないし。

 

何時までも古い考えに固執していては、いけないようだ。

そして、私自身も、だいぶ老朽化してきて、特に、アタマは・・・。

けれども、時代は、またインフレで、カネの価値がなくなり、モノの方が、高くなって、この先、どういう考えを指針に据えたらよいのかわからなくなってきた。

 

 


根拠のない罪悪感

2023-08-26 23:02:36 | Weblog

何時までも、蒸し暑い。

午後には、暗雲が湧くものの、雨に至らず。

 

なんだか、起き上がる気力もなくて、終日、床の上で、ウダウダすごす。

起きては、眠り、眠っては起きる・・・。

母が居たころと同じように。

 

何もせず、ダラダラしていると罪悪感で、苦しい。

何もしないことを選択しているので、いいのだ・・・と自分に言い聞かせても。

長い間の慣習や教育で・・・既に、奴隷に洗脳されているんで、休むことは、罪悪なんだ。

 

明日から、また少しづつ、移転の準備をしよう(もう1年以上も言い続けている)。

 

 


食癖

2023-08-25 21:56:10 | Weblog

まだまだ・・・暑い。

八月も下旬に突入したというのに・・・。

それでも、日暮れは、随分と早くなったなぁ。

日の出も、遅くなって来たし。

 

私は、気に入った食材を、飽きる迄、食べ続ける。

朝は、焼き菓子と珈琲・・・だったのだけれど。

最近、飽きてきた・・・というか。

その代替品が、見つからない。

特に、コレと言って、朝食用に何が食べたいか・・・と言われても、思いつかない。

 

毎日、飲んでいた珈琲も。

あまり飲みたいと思わなくなった・・・といっても、この夏は、暑かったから、暑いものは、飲みたくないし・・・ってのもあるかも。

 

ずっと、食べ続けていたオートミールも、飽きた。

大人買いして、賞味期限を、ブッちぎってしまって、イヤイヤ食べていたけれど、やっとこ食べ終わった。

 

野菜類も、毎日、食べていて、ストックしておいたけれど、突然、飽きて、ずっと冷蔵庫の中で、ダメにしてしまうこともよくある。

 

食べ続けるけれど・・・飽きる。

同じようなものばかり食べ続けるので、栄養が偏ってしまうのか、爪が、割れたり、目や唇のフチが、切れたり。なんらかのビタミンとか、ミネラルの不足なのかもしれないな。

案外、熱しやすく冷めやすいっては、西洋占星術とか、算命学の命式で、そんな傾向があるというか・・・。

一度、飽きると、まったく執着がなくなってしまうのも、そんな性質なんだろうと思っている。

 

 


残暑お見舞いの葉書/文字

2023-08-24 22:26:32 | Weblog

くもりがちでも、蒸し暑さ続く。

処暑も過ぎたというのに・・・。

 

友人から残暑お見舞いの葉書が届いた。

相変らず綺麗な文字。

小学校の頃から、書道塾に通い、叔母上が、書道教室を開いているので、今でも、月に何度か通っているとのことで。

 

毛筆は、なかなかに難しい。

私は、毛筆、ペン・・・縦書きが、真っすぐ書けないので、紙を斜めにしないと、曲がってしまう。

 

彼女の文字は、嫋やかで女性らしい優しさがあって、子供の頃が、達筆だった。

字が上手いひとは羨ましい。

 

母も字が上手かったな・・・。

 

かつての職場で、書道自慢の女性がいた。

ご本人が言うには、なんか・・・段?を持っているとのことで。

毛筆は、たぶん・・・上手いのだろう。

でも、仕事でのメモは、カナクギ流といのだろうか・・・やたら大きく、男性っぽい文字で、書道有段者?とは、どうしても思えず、内心、

『ヘタクソだな・・・。』

と思っていた(もしかすると芸術?なのかも・・・です)。

毛筆の綺麗さとペンや鉛筆文字の上手さって、別物なのかな・・・と未だによくわからない。

今度、彼女に会ったら、聞いてみよう。

 

そのひとの容姿、みてくれと、文字は、一致するのか、否か・・・。

 

カナクギ流の通常のペン文字を書く女性は、見た目大人し気で、対同性に対しては、知性を感じることも多かった。

けれども、対異性だと・・・ちょっとしな垂れかかった話し方になっていて、驚いたことがある。

『いゃ~~~あん。』

と言っているのを聞いて、見かけたことがある。

・・・案外、裏表の激しいひとだったのかもしれない。

 

医者や弁護士などの知的な職業につくひとで、字の綺麗な人は、あまりいない・・・と聞いたことがあって、私が、入院加療していたときに、書いてもらった診断書は、コレって、大人の字???とか思った。

・・・なんだか、読めないかも・・・。

頭のよいひとは、文字なんか、わかればいい・・・って感覚なのかもしれない。

 

頭?が良いのか悪いのかは、不明だけれど、相方も、カナクギ流のダイナミック?な文字を書く。

文書化の仕事を頼まれて、ベタ打ちなんかやっていても、文字が読めない。

相方は、ヘンとツクリの間が、離れていて、推察するに、ああこの字か・・・と判別するのにちょっと時間が掛かるし、慣れないと読めないし、何の字を書いたのか・・・って聞くと、書いた本人が分からなくなっていたりする。

やはり、万人に読めてこそ、共通の字ってもんだろう・・・と思う。

かく言う私も、悪筆と言えば、悪筆だったりする。

 

 


虹のある街

2023-08-23 23:08:32 | 音楽

晴れ・曇り・土砂降り・・・今日も空は忙しく、相変らず、蒸し暑い。

 

お昼前より、県央移転先へ荷物搬入。

国道バイパスを走行。

沸き立つ入道雲。

綺麗な青い空。

北上するにしたがって、暗雲が行く手に迫る。

(なんだか、映画でもみているような気分になる国道からみる夏の空で)

ボツ!ボツ!っと大粒の雨が、フロントガラスに当たって来て、前も見えないくらいの土砂降りに。

速度80キロ出していて、こりゃ、ヤバイかも・・・アクセルを緩めて減速、ワイパー最速。

この国道は、80キロで走行車線を走っていても、追い越し車線から、猛スピードで、追い越される。

この道路で、速度違反で捕まったことはないし、オービスに引っ掛かったこともないのだけれど。

 

現居室の中を整理して、転居先に持っていくものはパッキングして、要らないものは、捨てる・・・のが、上手くできない。

処分しようと思っていた16年前のウォーク・マンは、電池切れで、スイッチも入らないものが2機。

もうひとつは、パソコンにつなぐとなんとか充電できて、再生可能だったから、車のFMラジオに繋いで、当時聞いていた曲を再生。

 

GLASS VALLEYの『虹のある街』

奇しくも、昨日、この曲を聴きながら、車を運転していたら、県東部の上空に、雨柱と虹が見えた。

虹か・・・。

 

『虹のある街』は、知り合って一緒に暮らしていた女性が、別の男性と恋に落ちて、別れたあと、彼女と暮らした虹のある街を歌ったものだけれど、

♪二人の記憶も消えて、見知らぬ街角で、偶然出会ったら、また恋をするのかな・・・

 

まだ年若いカップルだったんだろうな。

出会いから別れた日の翌日迄の物語。

 

・・・来世・・・また巡りあっても・・・。

(16年前にこの曲を聴いたときには、まだ少しばかり純粋さも残っていたから、年若いカップルの純粋な物語だと思って聞いていたけれど、劫を経るとどうにも、この二人の幸せは、続かないんじゃなかろうか・・・と思ったりする。女が別の男を好きになったから別れてって、涙流しても、それは、たぶん、嘘泣きなんだろうし、早いトコ、新しい恋人の元へ行きたいだけだろうから、記憶が消えて、まためぐり合っても、たぶん、一方通行だろうな・・・とか・・・)

 

でも、やっぱ好きなんだ。GLASS VALLEY・・・。

随分と・・・随分と月日が、流れてしまったけれど。

 

 


映画:SAND LAND

2023-08-22 23:05:38 | 演劇・映画

くもりがちでも、まだまだ蒸し暑さ続く。

突然のにわか雨。

県央から東部を眺むると、竜巻のような雨柱が、数本。

うっすらと虹出現。

 

 

午前中、隣市・シネコンで、映画:SAND LAND を鑑賞。

かのドラゴン・ボール、ドクタースランプ・アラレちゃんなど、独特の作画で、長期連載で、人気を得ている鳥山明さんの原作をアニメーション化。

悪魔の王子・ベルゼブブと街の保安官・ラオ、王子の従者・シーフと3人で、水が枯れた砂漠のサンド・ランドで、新たなる水源を探して旅に出る冒険ファンタジー。

似たような作画で、作者の区別がつかない数多の作品のなかで、一目で、鳥山明とわかるキャラクター、マンガチックなのに、精密な機械や背景描写。

鳥山明は、超一流のクリエーターでもある。

物語は、お子様向けに仕上がっている(少年漫画?だし)けれども、物語の奥に隠されているキーワードは、かなり現代・資本主義のエグイ構造を暗示している。

世界的に、一部の富裕層のみが、独占する富と搾取される側の人間の構造図。

その構造に立ち向かうのは、悪い悪魔の王子・ベルゼブブと市民のために水を供給しようとする還暦の保安官・ラオ。

 

善悪が逆転する世の中は、まさに現代の社会の構造そのまま。

マスコミは、虚偽の報道で、国民を騙し、扇動する。国主の命令で。

何も知らされず、貧困にあえぐ国民に、追いうちを書けるように増税し、毒物まで、摂取させようとする今の国家とどこが違うのか・・・。

 

善悪逆転の世界を、コミカルで、明るく、楽しく描く・・・夏休みに相応しい作品。