佐世保便り

2008年7月に佐世保に移住。
海あり山あり基地あり。そしてダム問題あり。
感動や素朴な疑問など誰かに伝えたくて…

長崎新聞に代わって…

2012-09-19 | 有明海・諫早干拓

当ブログの読者のお一人、「多良見の竜神さん」から投稿記事が届きました。

長崎新聞に代わって、掲載させていただきます。

一人でも多くの人に届きますよう・・

 

排水門開門を求める漁業者と中村県知事が面談をしたとの8月24日の長崎新聞の記事を読んで、

長崎新聞の「声」欄に投稿したのですが、ボツになりました。

皆さんに読んで貰いたいので、このブログに投稿させて頂きます。

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  「何を今更言う」

諫早湾潮受け堤防排水門の開門を求める漁業者が、初めて中村知事と面談したとの本紙の記事を読んだ。

知事は漁業者のことを地元民とは認めていないのかと、てっきり私は考えていたのだが、そうではなかったらしい。

 漁業者らは、干拓事業の完成前から漁業不振にあえぎ、絶望して自殺者も出る様な苦境に追い込まれた。

これまでの積もる思いを激しく知事にぶつけたが、どうやら知事の胸には届かなかったようだ。

 知事は、漁業不振の原因は複合的要因があるとの従来の主張を繰り返した。

福岡高裁の判決が述べるとおり、真の原因を探るためにこそ開門調査が必要なのに、なぜかたくなに開門に反対するのだろうか。

 知事曰く、「開門することで一番心配しているのは漁業被害」。

何を今更言っているのやら。

 調整池の水位をマイナス1mに保つため、日常的に開門して、調整池のどぶ水を有明海に垂れ流しているのは周知の事実。

だからこそ漁業被害が発生しているのではないか。

一刻も早く調整池に潮水を入れて、調整池の水質を改善する以外に解決策は存在しない。

 

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諫早湾の問題も、石木ダムの問題も、全く同じですね。

現実から目をそらし、未来のことを考えようとしない県の体質。

ただ目先のこと、身近な利害関係に縛られて…真実の姿を見ようとしない。

 

いつか自然からの大きなしっぺ返しが来るでしょう。

その時気づいても、もう遅いのに…

 

 

 

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