今日は横殴りの雪が降ったり止んだり…荒れ模様の大晦日です。
外は灰色。
リビングの窓から見える佐世保港は、海も空も同じ灰色で境目がわからないほど。
その中に濃い灰色の軍艦が浮かんでいます。
手前のマンションの茶色の壁が、雪が降っていることを教えてくれます。
あの灰色の海の面にも、真白な雪が落ちては消えているはず…
私の部屋の窓からは、冬でも緑の烏帽子岳が見えるのですが、
その烏帽子岳も今は灰色の世界に包まれています。
書斎の窓からは、小高い山の中腹まで続く住宅地やまっすぐ延びた国道が見えますが、
こちらも白黒写真を見ているようで、車の列のランプだけが有彩色の景色です。
年の瀬の忙しいときにのんきに外の景色など見ていていいの?
とお思いの向きもあるでしょうが・・
いいのです!
ちょっと体調をくずして休んでいます。
いえ、大したことではないので心配ご無用。
2,3日薬を飲んで温かくして、ごろごろしてれば治る病気ですから、全く問題無し!です。
今年、少しだけ頑張った私に神様がくださった休日だと思って、喜んで?休んでいます。
神様以外にも、人間様からの贈り物もたくさん頂きました。
昨日は私の○○回目の誕生日でしたから。
本、CD、楽譜、ケーキ、電話やメールやカードや祝電!etc.
(誕生日に電報をもらったのは生まれて初めてで、びっくりしました)
楽譜は、「こうばるのうた」です!
石木川を守りたい、ホタルの里川原(こうばる)と、そこに住む人の暮らしを守りたい、
そういう私たちの思いに共感してくれる作曲家と合唱団の仲間が遠くに居ます。
とてもとてもありがたいことです。
今年は石木ダムのことが常に頭から離れない一年でした。
その美しい里山を知り、純粋な人々の生き方を知り、行政の誤魔化しや横暴を知った一年でした。
そして石木ダムにとっても激動の一年だったでしょう。
事業認定申請は出されたけれど、民主党政権のもと、国の方針は大きく変わろうとしています。
来年が勝負。そんな気がします。
今年以上に、皆さんと力を合わせて頑張りたいと思う年の瀬です。
誕生日には関係ないけれど、
有明海の海苔を作っている「しのさん」からはたくさんの海苔が送られてきました。
こちらも県や国の悪政に苦しめられている被害者です。
諫早湾の水門が閉ざされてから、有明海の海はどんどん死に近づき、
魚も貝も海苔も被害は深刻になるばかりです。
それでも、しのさんはいつも前向きです。
「つい最近まで例年の6割程度しか生産量が上がらず非常に心配しておりましたが、自然界の摂理、
海苔の生命力を信じて海苔を育てています。
お正月を過ぎると残り3ヶ月の生産期間となりますが、楽しみながらやっていきたいと思います」
とのメールが届きました。
しのさんの言葉にはいつもこちらの方が元気をもらいます。
もう一つ、海の向こうから、素敵なメールが届きました。
皆さんは「Hibakusha, Our Life to Live」という映画をご存知ですか?
たぶん、ほとんどの方が首を横に振っていらっしゃるでしょう。
それもそのはず。まだ完成したばかりです。
が、予告編は、youtubeで見られます。
http://www.youtube.com/watch?v=IMB3Kpxt3Jo
これはアメリカ人ディレクターDavid Rothauserデビッド・ロスハウザー氏の作品で、
そのご本人からのメールだったので、本当にびっくりしました。
この映画はまもなく国連前で最初の上映がなされますが、その後アメリカ国内での上映になるのでしょう。
そして、今年の8月、広島と長崎でこの映画を上映したいとロスハウザー監督は願っています。
その計画が広島では進んでいるけれど、長崎では受け入れ先さえ見つかっていないというのです。
何とか協力してもらえないか、という依頼のメールでした。
そんなメールが、なぜ見ず知らずの私に届いたかというと…長くなるので省略しますが、
カナダの友人や、「ピースウォークfrom沖縄」長崎実行委員会の仲間や、佐世保や東京の友人など、
いろんな人との繋がりが織りなした縁です。
そのどれか一つが欠けていても生まれなかった縁です。
それを思うと不思議な気がします。
とにかく私は、この映画が長崎で上映されるように願って、ゆっくりと今日動き始めました。
さて、映画の概要にはこう書かれています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
この映画は、広島、長崎で被爆した日本人、そして韓国人、中国系の人々のドキュメンタリーである。
一時間の番組の中で、世界を渡り歩く音楽家中西えいじ氏の日常を追う。写真や思い出、人間関係を通して、中西氏の人生の軌跡をたどる。番組の最後まで、他の登場する人々とともに被爆者であることは明かされない。
ギターとフォークソングを教えている7歳の少女、ようこさんと中西さんが番組の始めに登場し、少しずつ被爆者が出てくる。
平和慰霊祭が中盤に入り、目を覆うような悲惨な写真から感じられる戸惑いを通して、平和な今日と原爆が落とされた広島、長崎に目を向けられる。ここで初めて日本人と同様に被爆したアメリカ、韓国、中国などの外国人がいたことを知る。被爆者は核廃絶を訴え、他には核保有の正当化を主張しつつも、平和を祈る人々もいる。
命の大切さを表現しているような音楽や踊りには、核に脅かされることのない世の中を作ろうする真摯な取り組みが感じられる。 番組の最後は、ようこさんが平和公園で中西さんのギターを一生懸命覚えようとする姿が写し込まれている。
この映画は被爆者の魂のもと、平和を願う世界の人々との共感とともに、人生を尊ぶものである。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
昼間から書き始めたブログですが、途中中断してたので、今は夜。
もうすぐ新年です。
もうとっくに雪は止んでます。
空には満月。
皆さん、一年間お付き合い下さって本当にありがとう。
来る年もどうぞよろしく。
新年を祝う船の汽笛が聞こえます。
外は灰色。
リビングの窓から見える佐世保港は、海も空も同じ灰色で境目がわからないほど。
その中に濃い灰色の軍艦が浮かんでいます。
手前のマンションの茶色の壁が、雪が降っていることを教えてくれます。
あの灰色の海の面にも、真白な雪が落ちては消えているはず…
私の部屋の窓からは、冬でも緑の烏帽子岳が見えるのですが、
その烏帽子岳も今は灰色の世界に包まれています。
書斎の窓からは、小高い山の中腹まで続く住宅地やまっすぐ延びた国道が見えますが、
こちらも白黒写真を見ているようで、車の列のランプだけが有彩色の景色です。
年の瀬の忙しいときにのんきに外の景色など見ていていいの?
とお思いの向きもあるでしょうが・・
いいのです!
ちょっと体調をくずして休んでいます。
いえ、大したことではないので心配ご無用。
2,3日薬を飲んで温かくして、ごろごろしてれば治る病気ですから、全く問題無し!です。
今年、少しだけ頑張った私に神様がくださった休日だと思って、喜んで?休んでいます。
神様以外にも、人間様からの贈り物もたくさん頂きました。
昨日は私の○○回目の誕生日でしたから。
本、CD、楽譜、ケーキ、電話やメールやカードや祝電!etc.
(誕生日に電報をもらったのは生まれて初めてで、びっくりしました)
楽譜は、「こうばるのうた」です!
石木川を守りたい、ホタルの里川原(こうばる)と、そこに住む人の暮らしを守りたい、
そういう私たちの思いに共感してくれる作曲家と合唱団の仲間が遠くに居ます。
とてもとてもありがたいことです。
今年は石木ダムのことが常に頭から離れない一年でした。
その美しい里山を知り、純粋な人々の生き方を知り、行政の誤魔化しや横暴を知った一年でした。
そして石木ダムにとっても激動の一年だったでしょう。
事業認定申請は出されたけれど、民主党政権のもと、国の方針は大きく変わろうとしています。
来年が勝負。そんな気がします。
今年以上に、皆さんと力を合わせて頑張りたいと思う年の瀬です。
誕生日には関係ないけれど、
有明海の海苔を作っている「しのさん」からはたくさんの海苔が送られてきました。
こちらも県や国の悪政に苦しめられている被害者です。
諫早湾の水門が閉ざされてから、有明海の海はどんどん死に近づき、
魚も貝も海苔も被害は深刻になるばかりです。
それでも、しのさんはいつも前向きです。
「つい最近まで例年の6割程度しか生産量が上がらず非常に心配しておりましたが、自然界の摂理、
海苔の生命力を信じて海苔を育てています。
お正月を過ぎると残り3ヶ月の生産期間となりますが、楽しみながらやっていきたいと思います」
とのメールが届きました。
しのさんの言葉にはいつもこちらの方が元気をもらいます。
もう一つ、海の向こうから、素敵なメールが届きました。
皆さんは「Hibakusha, Our Life to Live」という映画をご存知ですか?
たぶん、ほとんどの方が首を横に振っていらっしゃるでしょう。
それもそのはず。まだ完成したばかりです。
が、予告編は、youtubeで見られます。
http://www.youtube.com/watch?v=IMB3Kpxt3Jo
これはアメリカ人ディレクターDavid Rothauserデビッド・ロスハウザー氏の作品で、
そのご本人からのメールだったので、本当にびっくりしました。
この映画はまもなく国連前で最初の上映がなされますが、その後アメリカ国内での上映になるのでしょう。
そして、今年の8月、広島と長崎でこの映画を上映したいとロスハウザー監督は願っています。
その計画が広島では進んでいるけれど、長崎では受け入れ先さえ見つかっていないというのです。
何とか協力してもらえないか、という依頼のメールでした。
そんなメールが、なぜ見ず知らずの私に届いたかというと…長くなるので省略しますが、
カナダの友人や、「ピースウォークfrom沖縄」長崎実行委員会の仲間や、佐世保や東京の友人など、
いろんな人との繋がりが織りなした縁です。
そのどれか一つが欠けていても生まれなかった縁です。
それを思うと不思議な気がします。
とにかく私は、この映画が長崎で上映されるように願って、ゆっくりと今日動き始めました。
さて、映画の概要にはこう書かれています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
この映画は、広島、長崎で被爆した日本人、そして韓国人、中国系の人々のドキュメンタリーである。
一時間の番組の中で、世界を渡り歩く音楽家中西えいじ氏の日常を追う。写真や思い出、人間関係を通して、中西氏の人生の軌跡をたどる。番組の最後まで、他の登場する人々とともに被爆者であることは明かされない。
ギターとフォークソングを教えている7歳の少女、ようこさんと中西さんが番組の始めに登場し、少しずつ被爆者が出てくる。
平和慰霊祭が中盤に入り、目を覆うような悲惨な写真から感じられる戸惑いを通して、平和な今日と原爆が落とされた広島、長崎に目を向けられる。ここで初めて日本人と同様に被爆したアメリカ、韓国、中国などの外国人がいたことを知る。被爆者は核廃絶を訴え、他には核保有の正当化を主張しつつも、平和を祈る人々もいる。
命の大切さを表現しているような音楽や踊りには、核に脅かされることのない世の中を作ろうする真摯な取り組みが感じられる。 番組の最後は、ようこさんが平和公園で中西さんのギターを一生懸命覚えようとする姿が写し込まれている。
この映画は被爆者の魂のもと、平和を願う世界の人々との共感とともに、人生を尊ぶものである。
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昼間から書き始めたブログですが、途中中断してたので、今は夜。
もうすぐ新年です。
もうとっくに雪は止んでます。
空には満月。
皆さん、一年間お付き合い下さって本当にありがとう。
来る年もどうぞよろしく。
新年を祝う船の汽笛が聞こえます。